2021-01-01から1年間の記事一覧
デパートの屋上には観覧車。 その景色に郷愁を感じるのは、何歳あるいは何年生まれまでか。デパートへのお出掛けはレジャーのひとつで、お買い物を楽しむエンターテイメント空間でレジャー施設だったから、”小さなお客さま”向けのミニ遊園地まで揃ってた。 …
クリスマスプディング作りの始まりは、パン粉を作るところから。 まずはパンを乾燥させて、細かく砕いてパン粉にする。ついでにレーズン(今年はサルタナレーズンにしてみた)などのドライフルーツをラム酒に浸してやわらかく戻し、簡単に出来るデザートだか…
育ちのいい良家のおぼっちゃま。おぼっちゃまだから相応に交友関係が広く、たびたび会食に招かれる機会のある紳士の心得あるいは特技として、シェフのプライドを傷つけずにコース料理を残す。というのはアリかもしれない。 会食の機会が増える、例えば年末年…
12月9日の時点ではまだ地面が見えていて、まったく積雪の気配もなかった大通り公園。 せっかくのホワイトイルミネーションもホワイトが欠けるとちょっと、だーいぶ残念な感じだった。12月もなかばになろうかという12月13日には、ようやく地面が隠れるほど…
鰊のオイル漬けをオイルソースごとフライパンで香ばしく焼き、鍋はだからお醤油をチョットだけ回し掛けて、大根おろしを盛ったご飯の上にトッピング。海苔や葱、あるいはカイワレなどを彩りに添えると、オイルサーディン丼をアレンジしたオイルヘリング丼の…
情報量の多寡は、音読するとよくわかる。 30分で読み終わるものは30分相当の情報量しかなく、読み終わるまでに数時間あるいは数日かかるなら、みっちりぎっしり情報が詰まっている。 文字数や頁数は同程度でも、読み下す・読み終わるまでにより時間を要する…
朝はパンにコーヒー、昼は蕎麦。夜はビールか日本酒で晩酌しながらのご飯食。 思えば高級サラリーマン・デスクワーク系の食生活は、日本の食糧自給を考える時には大変わかりやすいものだった。 手間がかかるのでそう頻繁には作れないけど、自分にとっての理…
名の知れた由緒ある大寺院でも時には移転して、創建の場所にそのままあるとは限らない。 とはいえ移転するなてありえないのは鎮守の森を持つ神社系で、そもそも自然崇拝色が強いから、土地と切り離すなんてナンセンス。 ご神体は山や滝。正確な創建はいつだ…
実は簡単だけど見た目はご馳走っぽくみえる、塩釜焼きを勤労感謝の日に作ってみた。 中身は豚かたまり肉とラム肉。焼き肉用のラムは食べやすいひと口サイズで、塩釜との接地面が多くなるせいか、しっとり焼き上がった豚かたまり肉と比べなくてもよく焼けた。…
グレートリセットとも呼ぶような、大きな転換点を経たあとでは周期的に“新しい生き方”にスポットがあたるけれど。 新しい生き方の中身はその時々で変わっても、結局それまでの常識やルールでは持続不可能な生き方だと思えば大体間違いない。持続不可能な新し…
セルビアという国の名を初めて知ったのは、その頃はまだ歴史の浅かった少女マンガ誌の中だった。 大正時代の貴公子(日本人)が想いを寄せる青年(日本人)の恋人(セルビア人)が、セルビア独立運動のために活動中というエピソードは、1980年代前半としては…
新しくなった。便利に、あるいは良くなった。そう聞いても新しいとも便利とも良いとも感じない古いものは、古いものを頼る。 という構図があると、古いもののなかに新しいものが紛れ込むようになって、新しいはずのものが古いものに取り込まれたり、あるいは…
天才はコピー対象じゃないから、コピーするなら努力で現在地点にたどり着いた方。 誰がどうみても特異で特殊だから、つい目を奪われるしコピーしたくなって、あっという間にチルドレンが増えちゃうんだけど。 だから次の攻防戦は食うか食われるかで、増えた…
ガレットやクレープを焼く時に困るのは、焼き上がったガレットやクレープの置き場所。 お湯を張って温めた鍋の上にお皿を載せ、温かいお皿で保温しながらだと最後の一枚が焼き上がるまで温かいまま。という暮らしの工夫が、ここ最近でいちばん感心した豆知識…
シングルマザーが大量に出現するのは、大きな戦いがあったあと。 シングルマザーといってもさまざまで、ひとくくりにはできないけれど。立派だったパートナーを失ったあと。その愛情は、年齢その他で釣合いの取れた新たなパートナー候補に向かうこともあれば…
モンテクリスト伯を簡潔にまとめると、“人に好かれる前途有望な青年が、奸計によって濡れ衣を着せられ牢獄に送られて、奇跡的に脱獄を果たしたあとで、陥れた相手に復讐を遂げていく”復讐譚。 復讐に乗り出すまでには相応の時間が経ち、その間に主人公エドモ…
マルクス・アウレリウス晩年の時代って、どんなものかしら? と思った時に見る『グラディエーター』で、時代を見たい時に見ているのはストーリーでもアクターでもなく時代に対する解釈。 グラディエーターに身を堕とすマキシマスが、将軍だった時に防寒と恐…
下位互換は量産品にしやすく、上位互換は量産できないから希少品となる。 ロミオとジュリエットといえば、悲恋物の代名詞。 シェイクスピア原作のオリジナルに、何らかの形で触れたことがなくても、敵同士の家に生まれた息子と娘が恋に落ち、ハッピーではな…
お金を持ってないわけではない人達が、財布のひもをピッタリ閉じるのは、払ったお金が結局は誰を豊かにしているのかわからなくなった時。 とある日の朝ご飯、前の日に作り置きしておいたお弁当。 お米は北海道産。新米が出回り始める頃だから、精米日が多少…
簡単に出来そうなレシピがあったので、自分で作ってみたら予想以上に簡単に作れた“いか飯”。使う餅米の量は驚くほど少ないのに、ちゃんとふっくら“いか飯”に形になった。 いかと餅米の重量比は、9:1か9.5:0.5くらい。 握り寿司のネタとシャリの黄金比はど…
先に見初めたのは女の子の方だった。見初められた男の子は、ただ絵を描くのが好きだった。 きれいな女の子に会えて絵が描ける。その辺りでは、一番のお金持ちとは信じられないような廃墟同然のお屋敷に、それから男の子は通い出す。 女の子でも男の子でもな…
舞台を一ヶ所に限定し、登場する人物もその場所に出入りするのが自然な人だけにすると、ファミリードラマが出来上がる。 舞台が個人宅ならある家族の肖像となり、企業にするとある企業の肖像や消長となり、業界にすると、とある業界の肖像が出来上がる。 歴…
髪も髭も伸び放題。自身が決して清潔とは言えない状態にもかかわらず、過度な潔癖症で直接モノに触れることができず、触れないから、室内は手袋代わりにしたティッシュの山だらけだった。 と、描写された奇人の大富豪像に出逢ったのは、むかーし流行ったリー…
ツールを使って拡張された現実は、拡張現実。刮目するなら、ツールを使わずに拡張された現実の方。 何でも自作してみると、何気なく口にしているものが何から出来ているのか、よくわかる。 北海道産の野菜が充実するシーズンだから、この夏もいろいろ作って…
原作では確か子どももいて、確執は子世代にも及んだ二組の男女を描いた『嵐が丘』をふっるーい映画で見てみた。 見た映画版では、子どものエピソードはカットされていた。1847年に書かれた原作を1939年に映像化すると、こういう解釈になるのか。という意味で…
監視社会で少子化が進むと、ディストピア。自由を謳歌する世界で子宝に恵まれると、ユートピア。 ティツィアーノが描いた『ヨーロッパの略奪』は、ゼウスが見初めたフェニキア王の娘を連れ去ろうとするワンシーンを描いている。ゼウスに限らず、オリンポスの…
テクノロジーファーストで、最初期から技術や機械に馴染んで親しんできた人ほど、人にしかできないことをよくご存じ。 というのが持論で、最初期から技術やマシンに馴染んでいると、人にしかできないことは人にしかできないこととして、無理な省力化や機械化…
剣に馬に銃。走る泳ぐといった、個人の身体能力の高さの証明プラス、道具を与えられた時の道具の扱いに、習熟してるかどうかが問われるのが近代。 と、考えると、なぜ“近代”五種なのかもすんなり納得する。 素手で殴り合ったり取っ組み合ったりは、士官(あ…
何かにつけて張り合う、ライバル同士な二強国の成果は断トツでぶっちぎり。 ライバルに対する対抗意識や覇権への欲が、成果を生む源なんだとよくわかる。断トツぶっちぎりで成果をあげる二国を見ていて思うのは、どれくらい(何代前から)その国の人なんだろ…
一見リスキーであってもセカンドキャリアが確立されていると、リスキーという理由で敬遠されがちな何かは、息長~く続けられる安定した何かに変わる。 昼間見るよりも、夜に見た方がよりきれいに見える。夜景がきれいなのは、都市の証し。 都市の証しだから…