クローズドなつもりのオープン・ノート

~生きるヨロコビ、地味に地道に綴ってます~

2019-10-01から1ヶ月間の記事一覧

透明なほど、新しい

公の場で、パブリックスピーカーが決して口にできないもののひとつに、進歩のためには犠牲やむなしという考え方があるけれど。犠牲が出るたびに進歩から遠去かり、暗黒時代に逆戻りしてたら一体何のための犠牲だかわかりゃしない。 影が濃くなるほどに、輝き…

繰り返し

敗戦のあとは、日本的なもののことごとくを毛嫌いするようになった。という遠いようで近い過去をよく知る人は、その知識を次の機会に生かすと思う。 大して代わり映えする景色でもないのに毎年カメラを向けるのは、もう習慣になっているから。今年も変わらず…

黄色か、赤か。

北海道の秋は、黄色か赤か。 日当たりのいい樹ほど、赤く染まってる。人の手で、人為的に均等に日が当たるように配置された場所では、ほどよく赤く色づいた樹も見掛けるものだから、北海道の秋もやっぱり赤いものだと錯覚しがち。 ところで春になればアレル…

百年経ったら、みんな忘れる

礼砲が轟き、歴史的装束姿の御前での万歳三唱。 明治も大正も昭和も平成も遠くなった後世で、その時の写真や動画を見せて「ではこれは一体いつの時代の出来事でしょうか?」と聞いてみたら、間違って明治や昭和と答える人が続出するかも。 百年経ってもその…

思考実験

冬が来る前にせっせと餌を蓄え冬眠する動物に、冬眠せずに通年で活動して餌を取るよう促しても、意味がない。 生存戦略が異なる種に、「みんな一緒」で一律の行動を促しても無理無駄無用。なのに無理無駄無用なことに熱心なのは、無理無駄無用の領域を増やし…

外敵を駆逐したあとはノービノビ

都市と自然が近いと、野生動物も都市化する。 フサフサの尻尾はくるりんと弧を描き、餌で膨らんだ頬袋はプックリ。一見無心に餌にかぶりついてるように見えるけれど、その実しっかりカメラ目線で視線の先には「動画撮影中」の「外国人旅行客」の姿。 リス、…

厳しい自然とワンセット

とっくに消え去っていてもおかしくないのに現在まで続いていると、続いているという事実が時に人を惹き付ける。 単に続いてるだけじゃなく現在まで息災でピンピンしてると、勝手に守護を買って出る人まで現れて、勝手に守護を買って出る人が絶えないと、あと…

ありふれてるようでレアな景色

数日前には雪虫っぽいものが飛びかっていた。いつ雪が降ってもおかしくないほど冷え込んできた、今日この頃。台風被害を伝えるレポーターの人は、10月半ばなのに半袖姿で、あらまぁホントに日本は南北に長いこと。 薄着でヘロヘロ出歩けた、ちょっと前が懐か…

最後のお仕事

現に損してるし、損させられている。にもかかわらず前に出たがり、リーダーになりたがるなら度し難くて、度し難いから何度でも同じことを繰り返す。 何度でも同じことを繰り返す。前に出たがりでお山の大将になりたがりを据えるのにちょうどいいのは、誰もや…

先月食べたもののふりかえり

自分のためだけに用意する。手抜きでいい時の食事は、カレーかそれともミートソースか。使い回しを考えると、だいたいこの二択。自家製の福神漬けが食べたかったので、カレーを選ぶ。 自家製なら食べられるけど市販品は口に合わなくて食べられないものは、売…

エントランス

入り口に男女の別がなく、性差を気にしなくてもよいのは思えば偉大。 入り口が一緒だと、共有する情報の幅は広がり共通理解のベースもぶ厚くなる。男だけ、あるいは女だけが知っているような情報の偏差もなくなり、どちらか片方だけが知ってればよいことが減…

正史と偽史、不実と事実

物語、お話が事実に介入するとフェイクニュースになり、事実の積み重ねである歴史に物語が介入すると、偽史になる。 という気持ちでシェイクスピアの歴史モノを手に取ってみた。文学に目覚めたというわけでは全然なくて、この人こそ印象操作の本家にして元祖…