12月9日の時点ではまだ地面が見えていて、まったく積雪の気配もなかった大通り公園。
せっかくのホワイトイルミネーションもホワイトが欠けるとちょっと、だーいぶ残念な感じだった。12月もなかばになろうかという12月13日には、ようやく地面が隠れるほどの雪が降ったけれどすぐ融けた。
17日になってようやく本格的な雪が降り、一夜にして銀世界へ。木々にはまだ葉っぱが残り、例年より暖かだったという体感を裏付けてるよう。24時間では記録的な降雪となったせいで、大通公園もあっという間に雪まみれ。フクロウも馬も寒そう。
ホワイトを背景にするとやっぱり大変にフォトジェニックで、この寒さが当分続くならホワイトクリスマスにも期待できそう。
190万人が暮らす都市にしては雪が多く、雪が降るから地下街が発達したりと他の都市にはない個性になっている。ライフスタイルによっては雨風も関係なしか影響は極小で、“雨風関係なし”という似た個性を持つ他の都市との親和性も、より高くなるのかも。かもかも。
ひと晩で銀世界に変わる。そういう環境だから、昨日まではハイヒールで歩けても、銀世界に変わるとスノーシューズが必須。
靴もコート類などの防寒着も、雨風に左右されるライフスタイルだと実用性重視で選ぶ時の基準は何といってもまずは機能で、作り手サイドに機能ファーストの人がいるとアピールするポイントも機能性や実用性で、装飾性はそのあと。
機能性や実用性をアピールする必要もないほど実用的な機能装備が当たり前で標準になると、作り手がアピールするポイントも装飾性に偏ってくるけれど。
装飾を競ううちに実用性や機能性がはがれ落ちて標準だった機能が欠けて、作り手にはもう機能ファーストの人がいないことが一目瞭然になる。
実用や機能で選ばれていたものがまったくの別モノになると、実用からも機能からも遠いものから、真っ先に選ばれるようになるのかも。
求める機能が標準になるまで機能を追求するのは、ある種の市場開拓。だから機能を追求すると大きな市場が転がり込んでくることもある反面、機能に背を向けて装飾を選ぶとシュリンクする市場に接続されることになるのかも。かもかも。