2019-03-01から1ヶ月間の記事一覧
税による再配分機能が衰えたら、かわりに起こるのは私的強奪でゆすりたかり。 これ買ってよ、買ってくれなかったらホニャララな。という押売りもどきもゆすりたかりの一種。ゆすりたかりにもはやりすたりがあって、特殊詐欺が今のトレンドでトレンドを仕掛け…
とあるテーマに興味を持った時。テキストとして選ぶのは、難しいものがいいのかそれとも簡潔かつ読みやすいものの方がいいのか。 息抜きとして選ぶんだったら、簡潔かつ読みやすいものに限る。何しろ息抜きなんだから。息抜きではなかったら、より難しいもの…
流されやすい人と、意思が強くて意思を貫く人と。どっちが魅力的かというと断然後者で、御しやすいのは流されやすくて意思の弱い人。 意思が弱くて流されやすい人たちをひとつの大きな集団にまとめ、はい皆さんご一緒にで「もうダメだ」とあちらこちらで同時…
変えられないはずの過去を、変える可能性さえあるのがデジタル革命。 紙の印刷物によって配布・拡散された過去も、デジタルでは書き換え可能。みんなで一緒にせーので変えたい過去があれば、口裏合わせるためにもみんな一緒になって手を繋ぎ、ゴールインでき…
1800年代の初頭、ウィーンで会議が踊り終わった後のフランスの片田舎で、とある青年が手にしてる本が我が闘争だったら、時代考証の面で著しく信頼に欠ける。 そこはやっぱりセント・ヘレナ日記であるべきで、ナポレオン崇拝がバレたら没落した英雄と同じく厳…
最初は政治犯。次に屯田兵がやって来て、最後は市民が加わることで開発が進展したという北海道開拓の歴史。 北海道に限らず“手つかずの広大な大地“を人の住める土地に変え、住む人を増やして生活社会インフラを整え、売買の価値があるほどに魅力的な土地に変…
降る時にはドカッと降ったけれど、平均すると平年よりは少なかったような気がする今年の雪。雪が消えるのも早かった。 アスファルトの上の雪は速やかに融けるけれど、土の上に積もった雪はしぶとい。しぶとく積もった雪は、一体いつになったら融けるのか。し…
先週の名残り雪に寒の戻りはどこへやら。日中だと10℃を超えることもあり、暖かくなった。しかーし、その代わりに砂っぽい。滑り止めとして雪の上に撒かれた砂は、雪が消えても道路に残り、残った砂が風に巻き上げられるから砂っぽい。 外から帰ってくると、…
最近読んで面白かったのは、江戸時代の統計資料をベースに往時の江戸の商家の姿を再現したもの。 統計資料をもとにしたところが面白さのポイント。平面図が立体図に変化すると、見慣れたものでも新鮮に映るのと一緒。一見退屈な数字の羅列であっても、見る目…
にんじんが嫌いな人にもにんじんを食べてもらうには、どうすればいいのか。 細かく刻んでそれとわからないようにするか、それともポタージュスープやムースあるいはキャロットケーキにして、これなら美味しく食べられるでしょ?という別の形にして食べてもら…
食事前のハラヘリどきに摘まむ甘いもの。 これがいかんのよなと思いつつも、甘いものなら何しろそのあたりに転がってるから、つい摘まむ。甘いものが生活から消え、しょっぱいものなら何しろそのあたりに転がってるようになったら、生活あるいは環境が変わっ…
信頼を失う行為にもいろいろあるけれど、子供に嘘を教えて恥じないと、信頼はたちまち失われる。ついでに嘘を教える子供を選んでいて、こんなものを有難がる子供には嘘で十分と特定の属性を持つ子供にだけおかしなことをわざと吹き込むようだと、もう救いよ…
現在の気温は1℃。ぐずついた空から霧雨のような雨が降り始め、雨は雪に変わって傘が必要なほどの名残雪が激しく降ったあと、小止みになってきた。 東京の最高気温は20℃にはなるそうで、温かくて羨ましいと思うと同時に、花粉のシャワーもふんだんかと思うと…
八百屋お七といえば、家が火事になって焼け出され、避難先で出会って恋した僧侶にもう一度会いたいがために、今度は自身が放火犯となって処刑された人。らしい。 フィクションの題材としてお馴染みで、フィクションによって細部のバージョンは異なっている。…
あの時何を食べていたのか。今となってはまったく思い出せないけれど、買い出しに行った時に見た光景と、買いそびれたものについてはよく覚えてる。 ホワイトデーを意識して作ったに違いない、可愛らしい和菓子がショーウンドウを飾ってた。平時だったら衝動…
懐かしい街をストリートビューで眺めた時。時間が止まったように大して変わってなくて、逆にびっくりした。 きっとそれなりに変わっただろうという予想は、完全に裏切られた。高校生の頃、塾に行くために使っていたバス路線。そこからの眺めが、数十年経って…
騎士も武士も、現代では決して蘇らない階級だから、安心して美化できる。 騎士道や武士道を美しく、あるいは心地よく謳い上げて心地よくなれるのも、現代においては完全無欠のフィクションだから。主君や愛を捧げた相手のために殉じる。あるいは騎士道を体現…
話し言葉ではなく書き言葉、つまり活字により親しんできた。親しんできたけれど、ひと昔前に比べれば書き言葉で書かれる内容は、ずいぶん平易になった。 いちばんわかりやすいのは、新聞。ものによっては文字が大きくなって、内容も薄くなった。高齢化と活字…
ナポレオンがセントヘレナ島に流された頃と言えば、ざっくり言って200年前。その頃に書かれた小説の中でも、天下の回りものであるお金がすべてに優先する風潮を嘆く、言わば拝金主義批判とでも言うべき記述があった。 今どきの若者はなっちゃいないとお年寄…
風邪を引いた時に食べる桃缶は、糖度が高いから栄養食であったと同時に、魔を払うあるいは邪気を退けるという、仙果としての桃の由来にあやかり健康を願ったものだったのかも。 いちフランス人の言うこと(つまり信憑性に欠ける)には、魔女狩りがあったせい…
きょうから3月。2月は逃げるで逃げ足が早かった。 ・鱒のムニエル、かぶの煮物、冷奴 ・餃子の皮で作ったラビオリ風、生ハムマリネ、レバーペースト、チーズ盛り合わせ ・トマト牛肉青じそご飯、大根とにんじんのなます、ズッキーニのおかか和え ・お弁当 …