クローズドなつもりのオープン・ノート

~生きるヨロコビ、地味に地道に綴ってます~

小麦粉やそば粉が教えてくれること

ガレットやクレープを焼く時に困るのは、焼き上がったガレットやクレープの置き場所。

 

お湯を張って温めた鍋の上にお皿を載せ、温かいお皿で保温しながらだと最後の一枚が焼き上がるまで温かいまま。という暮らしの工夫が、ここ最近でいちばん感心した豆知識。

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食べ放題のブュッフェでよく見かける、温かい料理は温かいままで出す工夫を家庭用に置き換えたら、まぁそうなるわな。という意味でも感心した。

 

ガレットを焼くためにスーパーその他で買うそば粉は、同じ重量でも小麦粉よりもずいぶんいいお値段で、小麦粉はやっぱりコスパがいい。コスパがいいと思うのは消費者サイドのものの見方で、サプライヤーからするときっとそば粉の方がコスパはいいはず。そして、コスパがいいといえばなんといってもお米で、それはやっぱり主食だから。

 

小麦粉さえあれば、蒸しパン・ケークサレにスナックケーキ、スコーンにショートブレッド、簡単な焼き菓子お腹溜まる系と、パン代わりに何かと重宝する。重宝するだけで、お米の方が守備範囲は断然広いんだけどさ。

 

バナナブレッドを焼く時にはバナナをペースト状にして使うけれど、バナナの代わりにサツマイモをペーストにして使うとスイートポテトブレッドになって、秋という季節にちょうどよし。季節感ある焼き菓子になった。

 

そば粉で焼き菓子あるいはクイックブレッド系を作ろうとしても、どうにもレパートリーは広がらなくて思い浮かばない。

 

蕎麦がきのアレンジで、すいとんやお団子風にして季節の野菜と煮込むと、急に冷え込んで寒くなった時にちょうどよかった。蕎麦打ちのハードルは高いから、家庭で食べるなら蕎麦がきや団子風の汁物になる。案外産地でもそんな風にして食べているのかも。

 

お米を炊く時に時々一緒に炊き込むもち麦や押し麦は、野菜たっぷりのスープに加えると雑炊風になって、(大して疲れないけど)疲れた胃に優しい一品が出来上がる。

 

例年より暖かい今年はもう十月も終わりとは思えないほどで、寒暖差が激しいから油断するとすぐに寒気がやってくる。寒暖差に加えて外気温と室内温度の差も激しくなる今頃は、体調を崩しやすいので体の中から温まりたい。スープ、特にポタージュが美味しい季節がまたやって来た。

 

木枯らしよりも強烈だったのは、台風かと思う強風で、何の音かわからないまま風の音で目を覚まし、あとで実は強風によるものだと知った。

 

強い風が吹いた時は、それなりに建物が建て込んでいる街中でもあんな風になるんだという経験が役に立つのは、もっと無防備な場所へ行った時。

 

無防備な場所で大自然の驚異に無防備なまま晒されると、急いで堅牢な要塞都市にでも逃げ込みたくなるものなのかも。