クローズドなつもりのオープン・ノート

~生きるヨロコビ、地味に地道に綴ってます~

2019-02-01から1ヶ月間の記事一覧

悪銭身に付かず

お金に色はないけど、悪銭という考え方はある。もらって困る、あるいはおっかないのが悪銭。出所の怪しいお金を洗浄したあとのお金も、もらって困るあるいはおっかない系のお金。祟るから。 おっかないのは、悪銭とバレた後の処理が面倒かつ大変だから。あな…

視線は上向き

上から下されたものは有難くちょうだいし、下から推戴されたものには興味関心が薄い。 ビスマルクの出身母体である、土地貴族層でプロイセンにおいて保守的な高級官僚を多数輩出したというユンカーの思考回路を単純に見れば、そんな感じ。 保守的な人には、…

人生ゲーム攻略本として、歴史を読む

半熟卵、あるいは目玉焼きがのったピザはビスマルク。 ドイツ帝国初代宰相となった、ドイツにとっての偉人ビスマルクの名前がなぜピザ、イタリアの食べ物についてるんだ???と不思議だった。ビスマルクがイタリアに友好的感情をもたれる由来は何さと考えれ…

このペンを僕に売ってください

そんな内容とは夢にも思わず見てみたところ、下品な描写の連続でびっくりした、ディカプリオ主演のお金に踊るアホウを描いた『ウルフ・オブ・ウォールストリート』。 大した学歴や職歴があるわけでもなかった人達が、ちょっとニッチな市場を見つけ、そこに殺…

舐めたらあかん

なめた真似をすればすかさず鞭が振り下ろされるのは、飴舐めた人。 舐めるには辛苦を経験するという意味もあり、なめるは無礼が動詞化したもので、相手を侮ること。飴と鞭は弾圧と譲歩でビスマルク。とはいえ敢えて曲解すれば、飴のように、つまりおやつやお…

欲望との向き合い方

ひと握りの大富豪が、世界の富の過半を握ってる。とか聞くけどさ。 庶民が目にする、あるいは庶民の目にさえ晒される大富豪の見た目は質素。TPOをわきまえて、ビジネスシーンでは敢えてそうしてるとも言えるけど、彼らよりも見た目がゴージャスな庶民はそこ…

へそまがり

かつての新聞は、インテリが作ってヤクザが売ると言われたように、時に強引な新聞セールスが嫌われていた。 読め読め、買え買えと強引に勧誘されたら誰だってイヤになる。豪華な景品で釣ってみたり、売る方にも工夫があったけれど、豪華な景品で釣れるのは景…

知らなくて当たり前

織田信長でまず思い出すのは、美濃の斎藤道三の娘が妻で、お市の方が妹だということ。ついでに森蘭丸なんてのもあったね。本能寺の変なんて、知ってて当たり前でしょ。縁戚や人間関係といったこの種の雑学は、多分テストではあんまり重要視されないこと。 重…

歴史から消えた、稀有なもの

権力の空白地帯でもない場所、権力がきっちり目を光らせているお膝元に出現する、巨大あるいは広大な建築物は、権威や権力の証。 そもそも権力と分かちがたく結びついているから、巨大あるいは広大な建築物ができあがる。 Googleさんに何気なく、特にテクニ…

ことだま

環境が悪化した地球に見切りをつけ、大富豪が宇宙めざして宇宙開発を進めた結果、地球はとり残された人々の星になるが現実化したら、まんまよくあるSFの後追い。 よくあるということはそれだけ言語化されてきたということで、思いを言葉にする人が増えたら荒…

気力たっぷり

深夜にたまたま見掛けた映画の中では、ロバート・デ・ニーロ演じる社会病質者が、若い娘さんの頬っぺたに噛り付いてた。顎じょうぶやな。。 それなりに血も飛び散って猟奇的なシーン。最初から映画を見ていて「その世界」にどっぷりハマってたら、恐怖に震え…

まつりも終わりぬ

雪まつりも終わり、次は“民族大移動”というビッグイベントを待つばかり。イベントらしいイベントが目につくわけではないから、街は平穏。なはず。 雪がひどく降ったり、寒波がやってきたりと決して恵まれた天候ではなかったのに、雪まつりは過去最高の人出だ…

持ち上げて、落とす

とらえどころがなくて難しい、時代を振り返る行為も、テーマを絞って振り返るとよりやりやすくてわかりやすい。例えばCM。 広告のモデル、それも広告そのものが話題になったような有名な広告でモデルとなった女性ばかりを追い掛けると、その時代の空気や雰囲…

自己中心的な

個人競技であっても、トップレベルにあるアスリートの勝敗をわけるのはチーム力の差。競技そのものがまだ新しくて、チームらしいチームを組むのも覚束ない場合はまた別。 賞金額が大きな個人で戦うプロスポーツは、よきコーチにトレーナーやマネージャー、そ…

美談と美談を利用した蓄財とは紙一重

かつてのベストセラー作家で今は直木賞作家。その人が二・二六事件をテーマにした作品を発表した時、巻末に参考文献として挙げられていたとある本からの引用が、引用というよりは引き写しやんと思うほど丸写しが多くて面食らった。 参考文献として挙げられて…

スキマ

真夜中なのに外が明るく感じる時は、だいたい雪がひどく降っている。街灯の明かりを雪が反射して拡散し、ひどく振るほどに白く明るく見えるんだと勝手に思ってる。 盛大に雪が降る二月 > 梅が香り、暖かくなる代わりに花粉も飛ぶ二月で、花粉より雪の方が百…

ヒエラルキー

「手作り」のラベルは、規格化された工業製品ばかりが並ぶなかにあると新鮮。 規格化して工業化したあとに生まれた、余暇を使ってできた手作り品なのか。それとも規格化も工業化もできてないけど、蓄積されたノウハウを使ってできた手作り品なのかで、見方も…

お休みはいつまで?

一日二日ならともかく、一体いつまで休むのか。 春節でアジアの株式市場はのきなみ休場中。中国とベトナムの休場期間は特に長くて、この二国は市場以外のものが国を動かしているんだとよくわかる。市場の論理が国を動かしていたら、こんなに長く休んでいられ…

先月食べたものの振り返り

人手不足解消への最短ルートは、仕事を選んでられない、選ぶ余裕のない人を増やすこと。 物欲を爆発させたあとに爆誕するのは多重債務者で、多重債務にまでなったらもう仕事なんて選んでられない。選んでられないから、人手不足な業界に人手がやってくる。必…

昔は、おっかない

流行りすたりの原因は一緒であることが多く、流行り、隆盛を呼んだものが衰退の原因となることは、ままあることなんだとか。歴史の本を書いてる人によると、そうなんだってさ。 隆盛をもたらした人は、隆盛をもたらした功によってそのまんま権力者におさまる…