クローズドなつもりのオープン・ノート

~生きるヨロコビ、地味に地道に綴ってます~

新幹線が開通したら、きっと札幌の未来もこうなるんだろう。

早咲きの桜が満開、ソメイヨシノもそろそろ開花しそうと南の方からは桜前線上昇との便りが聞こえてくる頃、札幌にはまだ雪。 といっても市内中心部でたっぷり、あるいはどっさり雪が残っている箇所はどっちかっていうと観光客向けという感じ。実用的に使われ…

たくましく女性らしく

現代で生きていくためには全然まったく必要そうでない寺社奉行という存在は、時代小説、つまりエンタメで仕入れたもの。 遠山の金さんは町奉行。町方、つまり市井で起こる事件を捜査して裁く人。対して寺社奉行は、寺社(神社仏閣)の管轄するエリアで起こっ…

思い出のポークチャップ

せまい。ツールが足りない。条件が悪いと食事作りは手抜きになりがち。 簡単にできるものと既製品を使う時の手間と費用を考えた時、既製品を使う方が合理的なのは最初から既製品への導線が引かれているから。そういう条件下で周囲を見回せば、そういう場所に…

固いものと柔らかいもの

雪まつりが終わった後にやってきたのは、暖気。 路肩の雪も融け、場所によっては大洪水で地面はビチャビチャ。地面ツルツルもビチャビチャも、歩きにくいという点ではどっちもどっち。なんだけど。雪が降り積もって一面真っ白なのはただきれいだったと、終わ…

雪まつり初日は快晴だった

節分の日はイワシだろうと、今年はイワシで押し寿司を作ってみた。 (一日置くと、酢飯もしっかり固まった。当日は、固まりきらない酢飯が崩れてしまった。。) ほんとは節分といえば、丸干し。だけど、丸干しだとアイデアが浮かばない。鯖と同じくイワシも…

続編ができるファミリーの作り方

神出鬼没で変幻自在。情人なら秒速で作れそうな男が同居人としてまず最初に選んだのは子供。 母のいない子供のために女親を求めるのはただ女漁りをするより自然で、経緯はどうあれ学齢期の子供を持つ夫婦が子供によりよい教育を求めて名門校を目指し、名門校…

花びら餅と小豆

紅白のお餅(求肥)を重ねた姿を花びらに見立て、はさむ餡は白餡。一番の特徴は甘く煮た牛蒡(ごぼう)。 (添えたのはミルクティー) お正月、というより新春に食べるお菓子”花びら餅”は、ごぼうというお節料理に欠かせない食材が使われているからよりお正…

室礼(しつらい)

隙間なく食材が詰め込まれていた冷蔵庫内の見通しがよくなると、お正月気分も薄くなる。 お正月飾り、といっても門松などの立派なものと違ってリースやちょっとした飾り物ばかり。7日まで飾るか15日まで飾るか悩ましいところ。クリスマス飾りだったら、お正…

お正月はハレの日

辰年にちなんで買ってみた、トロピカルフルーツの一種ドラゴンフルーツ。 糖度は8度ちょいだけあってさっぱりした味わい。スイカから水分を抜いてちょっとだけねっとりさせたような食感で、ややサクサク。キウイのような黒い種が散っているけれど、キウイの…

何かしら、どこかしら新しい。

大通公園から北の方を見れば、今なら”絵に描いた道庁”が見える道庁南門。 道庁南門から南方向へ向かうと、10分~15分もあれば市電通りにも狸小路にも着く。桜が満開の季節だったら寄り道や回り道して桜見物するように、イルミネーションの季節はイルミネーシ…

『ナポレオン』は当事者視点のナポレオン

世界史上のスーパースター、ナポレオン・ボナパルトを描いた史劇『ナポレオン』を見てきた。 素材はスーパースター。なのに、二時間半というスーパースターを描くには短すぎる上映時間内で、スーパースターをどう描くのかが一番の関心事。 ロザリー、あるい…

燃費よし

お正月といえば紅白の色合わせで、紅白の組合せ=めでたいだから紅白まんじゅうも縁起が良く、お祝いの席で使われる。 ブッシュドノエルにチョコレートケーキにアイスケーキ。Xmasのケーキもいろいろあるけれど、いちごのショートケーキは今でも人気。思えば…

観光客に優しい場所で観光する

ホワイトイルミネーションが始まったのに雪はなく、雪が降らない師走は師走気分も薄くて気持ちはまだ晩秋。 雪が降らないと秋が長い。秋が長くなると紅葉も長く楽しめる。今年は例年になく、北海道でも紅葉を楽しんだ人が多かったんじゃないだろうか。 マル…

ありし日の

かぼちゃのポタージュを作る時は、いつも皮まで使う。 色味は悪くなるけれど、煮物だったら皮ごと食べるから。勤労感謝の日に作るかぼちゃのポタージュは皮無しで。いつもなら使う部分を使わないとごちそうっぽく、雑味がないからいつもより美味しく感じた。…

富士は日本一の山

田子の浦にうち出でてみれば白妙のふじのたかねに雪はふりつつ 十人十色の10倍だけあって、百人一首は叙情でも叙景でも多彩。技巧を凝らしたものもあれば、素朴なものもあり、巧拙という点でも多彩。 春夏秋冬それぞれの季節に寄せて、嬉しい楽しいといった…

写真には写らない

この見事な紅葉にまたはなし。今年の猛暑も二度とごめん。 寒暖差が激しいと、紅葉はより鮮やか。 夏が過ぎても例年よりずっと暖く、秋が長い。そう思っていたらやっぱり突然冬がやってきて、いつものように寒くなった。札幌は今日が初雪、例年より十日は遅…

鮭、鮭、鮭

たまにしか食べないジャンクなものや、栄養バランスが著しく悪そうでカロリーが高そうなものは、朝に食べるに限る。 (朝からケーキ、朝からハロウィンプレート) そんな日はいつもより運動量を増やして、カロリー消費に勤しめばいいだけだから。 しみじみ美…

いつも通りの大通公園、いつも通りじゃない大通公園

例年になくしぶとく長く続いた厳しい暑さだった。記録的な猛暑に見舞われた2023年の夏のことを、一体いつまで覚えていられるのか心許ない。 いつまでも暑かったせいで、秋の訪れはゆっくり。青々としていた大通公園を彩る街路樹も、いつの間にか紅葉し始めて…

遠くに行きたい

地名としてはポピュラーでも(少なくとも北海道内では)、自分にとってはポピュラーではない場所、釧路に行ってきた。 (朝の釧路川沿い。ウォーキングするのにちょうどよかった。) サービスエリアの少ない道東道(どうとうどう)をただひたすら東へと走る…

さつまいもとプルーンを合わせてみた

さつまいもとりんごの組合せ → よく合う ◎ スイートポテトにりんご、アップルパイにさつまいも。よく合うからスイーツの組合せとしてもポピュラーで、一定の認知度もある。 さつまいもにレモン → さわやかな酸味が加わる 〇 酸味が加わると、保存性も高くな…

フランス版細雪だと思って『最高の花婿』見た

アットホームではない、ホーム(=家庭)を舞台にしたホームドラマ『最高の花婿』を見た。 フランスの地方都市で豊かに暮らす夫婦が、家庭内では移民問題に直面して右往左往する。アットホームではない家族をドラスティックかつドラマティックに描いてた。 …

小さな旅

例年なら9月も半ばを過ぎると薄手の羽織りものが欲しくなるけれど、今年はまだまだ暑い。特に、日中。とはいえいきなり涼しくor寒くなりそうで、油断がならない。 よく晴れた真夏の暑っーい日に、小樽に行ってきた。 いつもは車で行くことが多い小樽方面だ…

この夏、いちばん暑かった夏。

一般的には夏でも冷涼だと思われている札幌なのに、今年はどうしたことだか35℃を超す猛暑に何度か見舞われた。 札幌駅前の通りと大通公園が交差するあたりは、観光客でいつも賑わっているところ。いつでも人口密度が高いせいか、体感温度高めで直射日光にも…

ポテトサラダ的なるもの

保存がきくので常備するようにしている切り干し大根。 定番は、副菜にちょうどいい煮物。変化球は、水で戻したあとにサラダに使ったり、炒めてホットサラダにしたり。 定番としての煮物に舌が馴染みすぎているから、変わった食べ方はあんまり思いつけない。…

夏野菜もそろそろ終わり

日曜日は激しい雨と雷で、ひと雨来たあとはすっかり涼しくなった。 日中の日差しは晴れていればまだ強いけれど、風はヒンヤリ。8月末のいつもの涼しさで、北海道マラソン前に涼しくなるとよかったのに。例年にない暑さと湿度というバッドコンディションで、4…

青白黄色に緑

空や海。水辺の青に、山や森に林、野原の緑。雲は白く、風にゆれるタンポポや菜の花、キスゲにひまわりなどの黄色い花。 (これは、お盆を過ぎたというのに真夏日だった日に見た夏空) ステキな景色を種々取り揃えたなかから選んだ一枚は、青に白・緑に黄色…

緑のトマト

ナマズのフライを食べるのは、米南部。それが嘘か本当かは知らないけれど、ガンボスープにスパイシーな肉料理と、郷土食がより豊かなイメージがあるのは南部。 緑のトマトを見ると思い出すのは、『フライド・グリーン・トマト』という古い映画。キャシー・ベ…

シャリシャリ

スルスルつるつると喉を通っていく、麺類を筆頭に冷たくて喉越しのいいものしか食べたくなくなる。それさえ食べられなくなる。 そういや夏バテというものがあったと久しぶりに思い出した、今年の夏。連日30℃越えの暑さで、油断するとつい冷菓でお腹を膨ら…

都市を冷やす

朝6時前で既に27℃。 数字だけ見れば暑っ!と思うけれど、日中に比べれば涼しい風が吹き、風が抜ける場所があれば数字のインパクトほど暑くはなく、むしろ心地いいとさえ思う。 夏だもの。 歩くたび、体を動かすたびに汗が吹き出してくるのは当たり前。暑いだ…

引き算がごちそう

北海道産のとうもろこしが手頃な価格で出回るようになると、作りたくなるのがコーンごはん。 豆ごはんの豆の代わりに粒状にしたコーンを入れるだけ。近頃のとうもろこしは生でも甘く、お手頃価格のとうもろこしでさえ甘いんだから、ブランドものはとびきり甘…