天才はコピー対象じゃないから、コピーするなら努力で現在地点にたどり着いた方。
誰がどうみても特異で特殊だから、つい目を奪われるしコピーしたくなって、あっという間にチルドレンが増えちゃうんだけど。
だから次の攻防戦は食うか食われるかで、増えたチルドレンをどうやって食わしていくの?とチルドレンに食われてなるものかの最接近が、最も緊張を強いられるゾーンでセンシティブ。
お化けだぞぉ~という雰囲気をもっと醸し出したかったら、歯はギザギザにするとよりソレっぽい。バケラッタのO次郎風にするとジャパニーズお化け風で、そっちでも良かったかも。
大人のためのお子様ランチハロウィーンバージョンは、オムライスのお化けに野菜(カリフラワー、スナップエンドウ、ヤングコーン)のグラッセ、茶巾に絞ったパンプキンピューレとひと口鹿肉ステーキにキャンディーチーズの野菜ピック、それにカブのポタージュで。
マスキングテープがあれば、お子様ランチに必須の旗を作るのはわりと簡単で、海苔はお化けの顔を作るのにとっても便利。
キャラ弁とともに海苔は海を越えて、“キャラ弁とその派生系に必要なツール”として第二の人生を歩んでいるかも。
オムライスに野菜のグラッセ、茶巾かぼちゃにピンチョス風のひと口ステーキと、どのパーツもひとつひとつは大して難しくも手が込んでいるものでもないんだけど。パーツを揃え、揃ったパーツを組み立てている間は、料理というより工作のお時間で、料理とは別もの。
この種の作業は、工作が得意だと仕上がりももっとキレイで可愛くなるに違いないけれど、自己満足で作る分にはこんなもので十分満足。
なんてったって、ハロウィーン → そうだハロウィーン風にしようと、今日何食べようや何作ろうという献立を考える作業からの逃避で休日だから。逃避したつもりが予想外に手間がかかったので、結局は逃避になったようでなってない。そういう意味では休日のイベントとしてちょうどよかったけれど、食べ物をデコって遊ぶハードルはやっぱり高い。
高いハードルを回避して地味や地道に徹すると、閑もコストも無駄使いせずに済むけどイベント感が無くなって、すべてが地味になる。
コストを意識した途端に引っ込められるものは、そもそもギフト。ギフトだから、余裕がないとできないし出回らない。
生産が需要を上回ると、生産超過になって買い叩かれるから、需要があるうちに引っ込めて出し惜しみするのは生存戦略のひとつ。
ばら撒くタイミングと出し惜しむタイミング。緻密に計算して最適ポイントを探るのが努力型で、計算なしで出たり引っ込んだりするタイミングが最適ポイントとしてコピー対象になるのが、天才型。コピー対象にならないのは、紙一重だからかも。かもかも。