クローズドなつもりのオープン・ノート

~生きるヨロコビ、地味に地道に綴ってます~

フレンチトースト

卵1個につき牛乳は1カップ、お砂糖はほんのちょっと。バニラエッセンス(=バニラオイル)を一滴か二滴垂らすと、焼き上がった時はより甘い。 (これはフルーツや果物で飾った、休日のブランチバージョン) 固くなったバゲットや食パンに卵液をすっかり吸わ…

白黒のなかの赤や色鮮やかなもの

過去の回想シーンはすべてモノクロで、赤いコートを着て登場するのはたったひとり。可愛らしい、幼さの残るまだ小さな女の子だけ。 戦時下(WWⅡ)のドイツで軍用品を製造する会社の経営者で豊かだった実業家のオスカー・シンドラーを主人公にした『シンドラ…

ドカ雪

場所によっては、人の身長より高くそびえる雪の壁。 12月半ばまでは雪はほとんど降らず、昨年に続いて今年も雪は少な目かと思っていた頃が嘘のように、どっかり降った。 毎年のように雪は降って積もるけれど、今年は雪の壁は高いままで気温も低め。気温が低…

卵抜きでケーキを焼く方法

ケーキを焼く時に必要なものは、バターに砂糖・卵に小麦粉。ふんわりフワフワのスポンジケーキにしようと思えば卵を固く泡立てればよく、卵抜きでもケーキが作れたら画期的で、卵アレルギー持ちにとっては朗報。 『日本企業の為替リスク管理 通貨選択の合理…

山紫水明

和食は油汚れが出ない、あるいは出にくい。 年末におせち料理を作ると実感する。昔ながらのおせちといえば、炒る(田作り)・煮る(黒豆、お煮しめ、きんとん、昆布巻き)・和える(なます、数の子、たたきごぼう)で、それだけだと物足りないから肉や魚に火…

今見ても愉快

誰かを愉快にするのは難しくて、だから愉快にした人が多数になると、誰かを愉快にした何かの賞味期限も伸びるのかも。 地下鉄の駅で野蛮人に愛を叫んだ女性の告白を、伝言ゲームでその場に居合わせた人たちが地下鉄に乗り込もうとしていた男性(=野蛮人)に…

モチモチ

お正月が近くなるとそうだお餅買おうとなる、食事回りの季節行事に乗っかると献立を考えるのが楽になると思う脳。 (これはうぐいす餅) お雑煮もいいけれど、食事系として他の食材と一緒に楽しみたいときは、餅ピザや焼き餅で。 お餅に水分を足してレンジで…

バックステージ

お正月明けは、華やかだけど軽―く読める『王室外交物語』を読んで過ごした。 古代から近代、そして現代まで。王様と呼ばれる人達による、武力のようなハードに頼らないソフトパワーの効用について書かれていた。一見華やかで時には軽くも見えるけれど、実態…

スッキリさっぱり

年末年始にかけて、食べ物でいっぱいだった冷蔵庫内も小正月前にはスッキリさっぱりして見通しがよくなった。 三が日まではおせちという名の作り置きやストックで楽しようと多めに仕込んだあれやこれやのおかげで、七草どころか小正月まで楽が続き、12月に散…

風穴の開けかた

ありとあらゆるモノを、今すぐ俺・私のもとにもってこいという欲求がなくならないかぎり、ラストワンマイルの問題は解決しない。 だけどお買い得品を誰よりも早くという、経済的時間的効率性を最短で提供するツールがその性能を最大限に発揮したとき、“そん…

テロワール

新年だけあって、力こぶの入った力作雪だるま。 ひと月前は、雪が降らなさ過ぎだったなんて信じられないくらい、元日からあるいは大晦日から雪が降って積もった。 事前に作り置きもしたけれど、おせちを本格的に作り始めたのは30日から。正月、2日・3日と食…

あの夏、いちばん変だった夏

デパートの屋上には観覧車。 その景色に郷愁を感じるのは、何歳あるいは何年生まれまでか。デパートへのお出掛けはレジャーのひとつで、お買い物を楽しむエンターテイメント空間でレジャー施設だったから、”小さなお客さま”向けのミニ遊園地まで揃ってた。 …

今年のクリスマスをふりかえる

クリスマスプディング作りの始まりは、パン粉を作るところから。 まずはパンを乾燥させて、細かく砕いてパン粉にする。ついでにレーズン(今年はサルタナレーズンにしてみた)などのドライフルーツをラム酒に浸してやわらかく戻し、簡単に出来るデザートだか…

心得あるいは特技

育ちのいい良家のおぼっちゃま。おぼっちゃまだから相応に交友関係が広く、たびたび会食に招かれる機会のある紳士の心得あるいは特技として、シェフのプライドを傷つけずにコース料理を残す。というのはアリかもしれない。 会食の機会が増える、例えば年末年…

定点観測から見る変化

12月9日の時点ではまだ地面が見えていて、まったく積雪の気配もなかった大通り公園。 せっかくのホワイトイルミネーションもホワイトが欠けるとちょっと、だーいぶ残念な感じだった。12月もなかばになろうかという12月13日には、ようやく地面が隠れるほど…

いってらっしゃーい

鰊のオイル漬けをオイルソースごとフライパンで香ばしく焼き、鍋はだからお醤油をチョットだけ回し掛けて、大根おろしを盛ったご飯の上にトッピング。海苔や葱、あるいはカイワレなどを彩りに添えると、オイルサーディン丼をアレンジしたオイルヘリング丼の…

コストパフォーマンス

情報量の多寡は、音読するとよくわかる。 30分で読み終わるものは30分相当の情報量しかなく、読み終わるまでに数時間あるいは数日かかるなら、みっちりぎっしり情報が詰まっている。 文字数や頁数は同程度でも、読み下す・読み終わるまでにより時間を要する…

ライフスタイル

朝はパンにコーヒー、昼は蕎麦。夜はビールか日本酒で晩酌しながらのご飯食。 思えば高級サラリーマン・デスクワーク系の食生活は、日本の食糧自給を考える時には大変わかりやすいものだった。 手間がかかるのでそう頻繁には作れないけど、自分にとっての理…

売って利益を出すなら不動産屋

名の知れた由緒ある大寺院でも時には移転して、創建の場所にそのままあるとは限らない。 とはいえ移転するなてありえないのは鎮守の森を持つ神社系で、そもそも自然崇拝色が強いから、土地と切り離すなんてナンセンス。 ご神体は山や滝。正確な創建はいつだ…

ホリデーシーズン

実は簡単だけど見た目はご馳走っぽくみえる、塩釜焼きを勤労感謝の日に作ってみた。 中身は豚かたまり肉とラム肉。焼き肉用のラムは食べやすいひと口サイズで、塩釜との接地面が多くなるせいか、しっとり焼き上がった豚かたまり肉と比べなくてもよく焼けた。…

持続可能になったら新しい

グレートリセットとも呼ぶような、大きな転換点を経たあとでは周期的に“新しい生き方”にスポットがあたるけれど。 新しい生き方の中身はその時々で変わっても、結局それまでの常識やルールでは持続不可能な生き方だと思えば大体間違いない。持続不可能な新し…

いつかは現実になる

セルビアという国の名を初めて知ったのは、その頃はまだ歴史の浅かった少女マンガ誌の中だった。 大正時代の貴公子(日本人)が想いを寄せる青年(日本人)の恋人(セルビア人)が、セルビア独立運動のために活動中というエピソードは、1980年代前半としては…

温故知新

新しくなった。便利に、あるいは良くなった。そう聞いても新しいとも便利とも良いとも感じない古いものは、古いものを頼る。 という構図があると、古いもののなかに新しいものが紛れ込むようになって、新しいはずのものが古いものに取り込まれたり、あるいは…

お化けだぞぉ~でバケラッタ

天才はコピー対象じゃないから、コピーするなら努力で現在地点にたどり着いた方。 誰がどうみても特異で特殊だから、つい目を奪われるしコピーしたくなって、あっという間にチルドレンが増えちゃうんだけど。 だから次の攻防戦は食うか食われるかで、増えた…

小麦粉やそば粉が教えてくれること

ガレットやクレープを焼く時に困るのは、焼き上がったガレットやクレープの置き場所。 お湯を張って温めた鍋の上にお皿を載せ、温かいお皿で保温しながらだと最後の一枚が焼き上がるまで温かいまま。という暮らしの工夫が、ここ最近でいちばん感心した豆知識…

歪みやしわ寄せが明らかになるのは、大人になってから

シングルマザーが大量に出現するのは、大きな戦いがあったあと。 シングルマザーといってもさまざまで、ひとくくりにはできないけれど。立派だったパートナーを失ったあと。その愛情は、年齢その他で釣合いの取れた新たなパートナー候補に向かうこともあれば…

型を観る

モンテクリスト伯を簡潔にまとめると、“人に好かれる前途有望な青年が、奸計によって濡れ衣を着せられ牢獄に送られて、奇跡的に脱獄を果たしたあとで、陥れた相手に復讐を遂げていく”復讐譚。 復讐に乗り出すまでには相応の時間が経ち、その間に主人公エドモ…

実は地続き

マルクス・アウレリウス晩年の時代って、どんなものかしら? と思った時に見る『グラディエーター』で、時代を見たい時に見ているのはストーリーでもアクターでもなく時代に対する解釈。 グラディエーターに身を堕とすマキシマスが、将軍だった時に防寒と恐…

上位互換と下位互換

下位互換は量産品にしやすく、上位互換は量産できないから希少品となる。 ロミオとジュリエットといえば、悲恋物の代名詞。 シェイクスピア原作のオリジナルに、何らかの形で触れたことがなくても、敵同士の家に生まれた息子と娘が恋に落ち、ハッピーではな…

情報量の多いお弁当

お金を持ってないわけではない人達が、財布のひもをピッタリ閉じるのは、払ったお金が結局は誰を豊かにしているのかわからなくなった時。 とある日の朝ご飯、前の日に作り置きしておいたお弁当。 お米は北海道産。新米が出回り始める頃だから、精米日が多少…