瑞々しいフルーツが嬉しくなる季節。
春先だけでなく、今では年中ハウスものが出回っているいちごだけれど旬だと思うのは春先から初夏にかけて。
鮮やかに赤く発色したいちごのゼリーが食べたくなったので、いちごジャムゼリーを作ってみた。
鮮やかに発色させるのなら、ピューレを作ってゼリーにするという作り方もあるけれど。ピューレにするための道具、フープロやジューサーをわざわざ取り出すのも後片付けする必要もない、ジャムを作ってゼリー液でのばすという作り方にしてみた。
いちご(100g、パック半分くらい)は輪切りでもぶつ切りでも好みにカットして、砂糖は大さじ3くらい。いちごの糖度によっては少なめでも可。レモン汁小さじ1を加え、耐熱の器にラップなしでレンジに1分半かける。ジャムとして少しゆるいくらいで加熱を止める。
水200ccから大さじ1杯分の水を減らして白ワイン大さじ1とレモン汁小さじ2を加え、レンジで60℃程度(飲み物モード)に加熱してアルコール分をとばす。
ゼラチン5gを水大さじ3強(50cc)でふやかしておいたもの、白ワイン入りレモン水、いちごジャムをよく混ぜてあとは冷蔵庫で2時間以上冷やして固めるだけ。
ゼラチンの扱いは、水でふやかすかお湯でふやかすかあるいは直接振り入れるかは、ゼラチンメーカーによってや作りたいものによって指示が違うことがあるかもしれない。今回のようにフレッシュフルーツを加熱して使う場合は、熱湯ではなくひと肌程度のお湯でゼラチンをふやかして使った。
より効率的に作るのなら、250ccの水から白ワイン入りレモン水を作り、そのうち50ccでゼラチンをふやかすでもいいかもしれない。
耐熱の器が3つあればOKなのでお手軽。冷菓だから冷やせば出来上がりでほっておける。フレッシュないちごそのものをカットして加えてもいいけれど、冷やしても甘いのはいちごジャム状に加熱した方。
いちごジャムorいちごソースを作った、余ったのでゼリーを作ろうでもいいし、いちごソースかけミルクorヨーグルトゼリーも作ろうと思えばできて、いちごで3回転。
スーパーなどに並ぶジャムの棚を眺めるといちごジャムが一番多くて、やっぱりいちごのジャムは作りやすいんだろう。
フレッシュないちごそのままでは長期保存は難しく、例えば柑橘類に比べると保存性には一時的に劣るけれど、加工がよりしやすいのはいちご。ということなのかも。
ひと口にいちごと言っても、品種はよりどりみどり。北海道でさえ北海道産、ブランドもののいちごがあるくらいだから、47都道府県それぞれが各地域ごとのいちごブランドを作るのも、採算をクリアすればそう難しくないのかも。
ビタミンC豊富ないちごにやっぱりビタミン豊富でより長期保存に向いた柑橘類、それにりんごでもあれば、ビタミン源摂取もお菓子作りの幅も広がって、糧食担当者あるいは調達者の肩の荷もだーいぶ軽くなるのかも。
りんごのコンポートは季節を問わずにいつでも作るけれど、りんごのコンポートに寒天、それにアプリコットなどのドライフルーツを加えればフルーツ寒天が簡単にできる。
冷涼な北海道と違って、夏にオーブンなんて信じられないという暑い地方ではやっぱり冷たいデザートの方が作りやすい。