クローズドなつもりのオープン・ノート

~生きるヨロコビ、地味に地道に綴ってます~

2019-01-01から1年間の記事一覧

秋には早し

最高気温は20℃に届くかどうかで、半袖だとすでに肌寒い。という環境ではもはや夏の気配は微塵もないけれど、秋というにはちと気が早過ぎる。 という中途半端な季節に入るずっと前から、すでに今シーズンの秋物を店頭に並べて秋の準備に余念がなかったのも、…

小ざっぱり

大草原の小さな家に、北の国から。どちらも開拓地のお話ながら、女手があるとないとでは大違い。 大草原の小さな家には女主人がいる。そのおかげで、質素ながらテーブルコーディネートされた食卓に手抜きではない食事が並び、子供たちを筆頭に家族はみなこざ…

いつも身綺麗なのは、○○のおかげ

見られることがお仕事の人たちは、いつも身綺麗でお洋服も日々変わる。 毎日お洋服が変わっても無問題なのは衣装提供があるからで、衣装提供がある場合はちゃんと番組の最後に、衣装を提供している会社の名前が出てくる。だから毎日とっかえひっかえしてるお…

古色蒼然

アレ、古くからあるものでも由緒正しいものでも全然ないんだけど? というものを、古くからあって由緒正しげに見せる手法のひとつが“古色をつける“。新しいものなのに、わざと汚したり傷をつけたり。さもそれっぽく偽ってみても、科学鑑定にかければ底の浅い…

北海道の背骨を横から眺める

1キロ=千メートル。 テクテクフラットな場所を歩く分にはどってことない距離も、上に登ろうとすると大変。荷物を担ぎ上げようとすると、もっと大変。一人で平野を歩く分には何てことない重い荷物も、勾配がきつくなるほどに荷が重くなって人手が欲しくなる…

太平洋に突き出した出っ張りへ

北海道の北の出っ張り、日本最北端でもある宗谷岬にはもう行ってきたので、次は太平洋側の出っ張り、襟裳岬に行ってみたくなった。なので、行って来た。 宗谷岬にいたる道のりは、北海道の僻地あるいは自然豊かな場所ってこんなもんだよねという貧困な発想通…

それが何なのかは誰も知らない

ホットケーキやパンケーキよりもフレンチトーストの方が断然好きで、断然好きだから滅多にホットケーキもパンケーキも作らない。 が、クイックブレッドを作るつもりが面倒になったので、パンケーキを朝食にしてみてわかった。パンケーキ、作るの簡単。材料も…

川のある景色

海なし県はあっても川のない都道府県はなく、どの都道府県にもだいたい都市を代表する川がある。 川が流れ遠くには山が見えるという風景は、都市の普遍的な姿で、普遍的だからここではないどこか、別の国の別の都市に移っても同じような景色を見つけると、何…

未踏の地

次はどこへ行こうかと地図をじっくりとっくり眺めていると、“未踏の地“がどのあたりにあるのか、くっきりはっきりする。一覧性、大事ねー。 冷えピタシート代わりの涼し気な写真。肝が冷えると何でも涼しげ。 大勢の人の目に触れる場所に、そんな地名はつけ…

スリルがするり。

好き、嫌い。大好き。やっぱり大嫌い。恋愛あるいはイロコイのジェットコースターに乗って味わうスリルよりも、今日はリッチマン3日後には大貧民という、資産が溶けてなくなるスリルの方が、ドッキドキ。 ただスリルを味わいたいだけなら、大富豪と大貧民の…

適切な距離

自己責任で追い詰められた個人は、慈悲にすがる。 具体的な慈悲の形といえば宗教で、伝統的なものから新興のものまで。古今東西宗教と名のつくものもよりどりみどりで、バラエティ豊富。つかず離れずで宗教と適切な距離を保ちたい側は、だから過剰に個人を追…

先月食べたもののふりかえり

7月なのにラザニアを食べていた。しかも、クーラーも扇風機もなしで。オーブンを使ってケーキだって焼いていた。ひと月経つか経たずかのこととは思えないほど、暑くなって夏真っ盛り。 とはいえ夏バテするほどダメージは受けてないから、食欲不振とは無縁な…

少し不思議

いつ頃だったか、もう思い出せないほどの昔。多分インターネットも普及してなかった頃に、街でお金をバラ撒いた人が出たというニュースがあった。 新聞だったかテレビだったか。どちらかで見たのか双方で見たのか。その辺もハッキリとしないながら、どっちか…

不自然に任せると不自然

そもそも感情の振れ幅が大きな激情家で、自身でも激情を持て余すような人が好むのは、感情が揺さぶられない場所。何があっても能面のように無表情で、一見感情が欠落したかのように見えてもそれは、後天的に獲得した仮面かも。 巨大な権力持ちが、うっかり感…

楽しい人しか寄って来ない

シンプルな設計で、使ってる人からはたーのしー♪という声しか聞こえてこないようなものは、楽しいという声しか聞こえてこないように作られている。実際使ってる人はみな楽しそうで、ただ純粋に楽しんでいる。 ただ純粋にたーのしー♪という声を聞くために作っ…

語って託す

札幌にしては蒸し暑い日。きっと不快指数も今シーズンで一番高いに違いない。 あんまり蒸し暑いせいか、鳩や雀が土の中に埋まって丸くなり、じっとしながら涼をとっていた。温められた空気は上空へと昇っていくものだから、空よりも土の中の方が涼しいんだな…

お守り代わり

中間層が消滅する理由は簡単で、お金持ってない人はお金持ってる人が好きだから。 食うや食わずで持たざる人の声に耳を傾けたら、お金が欲しいあるいは仕事が欲しいという返事が返ってくる確率は跳ね上がる。欲しいのならあげましょうと、欲しかったものをく…

目的はクリアー

バンドやろうよ!と言い出すタイプは、たいてい自身が最も目立つ場所、ボーカルやセンターで活躍したいからそう言い出すもんだと思ってる。 最も目立つ場所で活躍したいから、僕・私をより輝かせてくれる仲間集めにも熱心で、前のめり。前のめりな気持ちや行…

あれ、オレ詐欺の見抜き方

巨大だったり、完成まで時間がかかっているものは、そもそも誰が「作った」と言えるんすかね。 総監督・総合プロデューサーのような立場の人が何度も入れ替わり、監督やプロデューサー的立場の人のもと、数え切れないくらい大勢の人が作業に従事した。その後…

結界の内側

21世紀でデジタル化が加速する現代では、ラテン語を学んだところで実用的な使い道はあんまりなさげ。ラテン語を学んだ成果が期待できる分野といえば、学究方面に限られる。 ところがラテン語は、フランス語やイタリア語あるいはスペイン語(だからポルトガル…

なんでもプラットフォームで考えてみる

ほとんどの日本人にとって馴染みのない、ターキッシュディライトをプリンと言い換える行為には、どう表現すればわかってもらえるかと知恵を絞った先人の苦悩や苦労がしのばれる。 一方、誰もが知ってる木の実をイチゴと言い換えたり、原典や原著にはない何か…

残雪と青空と

ぼちぼち、あるいはすでに夏休み入りしている人もいるかもしれない三連休の初日。こんな時だから、今さら4~5月の10連休を振り返る。涼しそうねー。 行って来たのは、大雪山の旭岳。紅葉の季節にも行ったことがある場所。GW前は、まだたっぷり雪が残ってい…

いつもの夏の過ごし方

嘘つきはどろぼうの始まりとはうまく言ったもので、上手な嘘には多くの人が心を動かされてたぶらかされ、大事な何かが盗まれる。大泥棒になりたかったらまずは上手に嘘がつけないと、気前のいい誰かさんの財布も締まりっぱなしで、心を盗むなんてとんでもな…

なぜとどうして

脳みそを素手でこねくり回されるような悪夢を経てもなお、悪夢の前とちっとも変わらず嬉しい!楽しい!美味しい!と感情も感覚も失くさないのは意思の賜物。残っててよかった、不味いものは不味いとちゃんと吐き出す理性。 悪夢のような経験のあとで、何を食…

どっちを見るか

何らかの疎外感を感じてる人がもしいたら、そんな時は絶対に多数派、大勢の人から支持されている側を見るようにした方がいいと思ってる。少数の人による少数のための少数の方を向いた側には、時には見れば見るほど疎外感が募るような仕掛けが潜んでいること…

鳩の身体は横に伸びる

GoogleさんにJuly 4thと尋ねてみると、花火が打ち上がる。めでたい。 花火が勝手に打ち上がる、この仕様に使われている技術は何なのか。まったく知らないけれど、結構前に同じようなものを見たことがあり、何もこんなところでこんなに凝った技を披露しなく…

内も外もなし

一点の曇りもなく100%前向きな気持ちでポジティブに取り組んだ過去のお仕事が、現在の自分を食わせている。あるいは現在の自分を助けているなら、そのお仕事はやっぱり胸の張れるお仕事だった。 逆に、200%後ろ向きな気持ちでネガティブに取り組んだ過去の…

先月食べたもののふりかえり

そもそもがカッコ悪いあるいは外聞を憚る出来事も、カッコよく言い換えるとサマになる。サマになって外聞もよくなるから、外聞の悪いことを生業にしている側は、常にカッコよく言い換える術や技を磨くんだと思ってる。 外聞の悪いこととはなーんのも関係もな…

ブランド毀損

ブランド好きな人ほどブランド毀損に熱心という仮説を個人的に持っていて、仮説に対する確信は強まるばかり。補強材料が多過ぎる。 以前観光に出掛けた場所でのこと。ほぼ隣接と言っていい位置関係の自治体それぞれの目立つ場所に、同じ業種のライバルになれ…

誇ることじゃない

進化した、あるいは新しい技術の悪用方法について、もっとも早くから深く考え抜いているのは、新しい技術の側に立ってる方。新しくない技術の方に立っている、あるいは技術のことなんて考えたこともないなんて立場の人は、善し悪しなんて考えもせずに便利に…