クローズドなつもりのオープン・ノート

~生きるヨロコビ、地味に地道に綴ってます~

2019-01-01から1年間の記事一覧

明るい方へ

女の子は、ひと足先に大人になる。永遠の小学生男児を置き去りにして。 だから、上手に大人になれないなれなくてもいい、永遠の小学生男児のような男性の集団に女性を混ぜると、上手にあるいは急速に集団そのものが大人になっていくのかも。上手に大人になれ…

お洗濯

特に美術好きじゃなくてもその名をよく知っている、超がつく有名な画家の絵は時に盗まれる。例えばフェルメール。 盗まれたあと、美術館の展示スペースはそのままポッカリ空いていて、返せ返せと声高に返還を訴えるよりも痛々しかった。盗まれてしまった哀し…

透明なほど、新しい

公の場で、パブリックスピーカーが決して口にできないもののひとつに、進歩のためには犠牲やむなしという考え方があるけれど。犠牲が出るたびに進歩から遠去かり、暗黒時代に逆戻りしてたら一体何のための犠牲だかわかりゃしない。 影が濃くなるほどに、輝き…

繰り返し

敗戦のあとは、日本的なもののことごとくを毛嫌いするようになった。という遠いようで近い過去をよく知る人は、その知識を次の機会に生かすと思う。 大して代わり映えする景色でもないのに毎年カメラを向けるのは、もう習慣になっているから。今年も変わらず…

黄色か、赤か。

北海道の秋は、黄色か赤か。 日当たりのいい樹ほど、赤く染まってる。人の手で、人為的に均等に日が当たるように配置された場所では、ほどよく赤く色づいた樹も見掛けるものだから、北海道の秋もやっぱり赤いものだと錯覚しがち。 ところで春になればアレル…

百年経ったら、みんな忘れる

礼砲が轟き、歴史的装束姿の御前での万歳三唱。 明治も大正も昭和も平成も遠くなった後世で、その時の写真や動画を見せて「ではこれは一体いつの時代の出来事でしょうか?」と聞いてみたら、間違って明治や昭和と答える人が続出するかも。 百年経ってもその…

思考実験

冬が来る前にせっせと餌を蓄え冬眠する動物に、冬眠せずに通年で活動して餌を取るよう促しても、意味がない。 生存戦略が異なる種に、「みんな一緒」で一律の行動を促しても無理無駄無用。なのに無理無駄無用なことに熱心なのは、無理無駄無用の領域を増やし…

外敵を駆逐したあとはノービノビ

都市と自然が近いと、野生動物も都市化する。 フサフサの尻尾はくるりんと弧を描き、餌で膨らんだ頬袋はプックリ。一見無心に餌にかぶりついてるように見えるけれど、その実しっかりカメラ目線で視線の先には「動画撮影中」の「外国人旅行客」の姿。 リス、…

厳しい自然とワンセット

とっくに消え去っていてもおかしくないのに現在まで続いていると、続いているという事実が時に人を惹き付ける。 単に続いてるだけじゃなく現在まで息災でピンピンしてると、勝手に守護を買って出る人まで現れて、勝手に守護を買って出る人が絶えないと、あと…

ありふれてるようでレアな景色

数日前には雪虫っぽいものが飛びかっていた。いつ雪が降ってもおかしくないほど冷え込んできた、今日この頃。台風被害を伝えるレポーターの人は、10月半ばなのに半袖姿で、あらまぁホントに日本は南北に長いこと。 薄着でヘロヘロ出歩けた、ちょっと前が懐か…

最後のお仕事

現に損してるし、損させられている。にもかかわらず前に出たがり、リーダーになりたがるなら度し難くて、度し難いから何度でも同じことを繰り返す。 何度でも同じことを繰り返す。前に出たがりでお山の大将になりたがりを据えるのにちょうどいいのは、誰もや…

先月食べたもののふりかえり

自分のためだけに用意する。手抜きでいい時の食事は、カレーかそれともミートソースか。使い回しを考えると、だいたいこの二択。自家製の福神漬けが食べたかったので、カレーを選ぶ。 自家製なら食べられるけど市販品は口に合わなくて食べられないものは、売…

エントランス

入り口に男女の別がなく、性差を気にしなくてもよいのは思えば偉大。 入り口が一緒だと、共有する情報の幅は広がり共通理解のベースもぶ厚くなる。男だけ、あるいは女だけが知っているような情報の偏差もなくなり、どちらか片方だけが知ってればよいことが減…

正史と偽史、不実と事実

物語、お話が事実に介入するとフェイクニュースになり、事実の積み重ねである歴史に物語が介入すると、偽史になる。 という気持ちでシェイクスピアの歴史モノを手に取ってみた。文学に目覚めたというわけでは全然なくて、この人こそ印象操作の本家にして元祖…

自然豊かな不自然歩道

ここは歩道のはず。なのに、どうしてこんなに歩きにくいんだと文句つけてもしょうがないのは、そこが単なる歩道ではなく「自然」歩道だから。自然が勝っている場所、あるいは自然豊かな場所が、歩きやすいわけないじゃん。 単なる歩道ではなく、自然歩道を好…

フェイクとオリジナル

フェイクかそれともオリジナルか。ニセモノを作る技術は日々向上しているらしく、おっかないったらありゃしない。 それがヒトだったら、オリジナルとコピー(あるいはクローン)を分けるのは、一緒に過去を振り返れるかどうか。細かなこともあらゆることも、…

ムダでヨユー

気付けばどんぐりコロコロで、地面にはなん種類ものどんぐりがゴロゴロ。 朝晩はすっかり寒くなり、寒くなったとはいっても市内では紅葉はまだ先。先なんだけど、すでに銀杏の実まで落ち始めていて、どんぐりと違ってこっちはあんまり嬉しくない自然からの贈…

金庫番

お酒や煙草に代表される嗜好品にも溺れず、異性に溺れることもない。 と聞くと一見面白味には欠けるけど、賭け事にだけは目がなく勝ちに異常に執着し、時にチートやいかさまを使ってでも勝とうとする。そういう性癖持ちを囲い込むのに向いてるのは賭け放題、…

持て余すともつれる

感情のもつれ、あるいは感情のしこりがもたらす経済的損失は侮れなくて、侮れないほど大きなダメージを与えられると知ってる側は、だから感情のもつれやしこりをわざと演出する。 例えば泥沼化した紛争地帯。紛争さえなければ交通の要所、あるいは豊かな観光…

センシティブ

そろそろふた昔前にはなろうかという、昔の話。 イエスかノーか。国論を二分する、センシティブなテーマにアメリカが揺れてたらしい頃。らしい頃というのは、今みたいにSNSもTwitterもなかったから、本当に全米がその話題で沸騰してたかどうかは、当時その国…

クリックしたくない

何かやどこかのランドマークになれそうな、アーティスティックなモニュメントには時々、わかったような、わからないような能書きがついている。 ほとばしる生命のきらめきを閉じ込めた、あるいは連綿と続く悠久の時の流れを表したとか何とか、そんな感じ。そ…

でっかいんだけどさ

北海道はでっかいどうという、よく知られたイメージを利用してか、“関東以北最大級”という枕詞をよく見かける北の大地。墓地だってでっかい。 こんなにだだっ広い墓地も、いずれはびっしり埋まるのか。。と、きたる未来を想像すると何とも言えない気持ちにも…

同じでも違う

同時代性は、盲信しないしできない。 例えば、それまでスルーされてきた誰かや何かの待遇改善に着手して実際に功があった人に対して、同時代にあって待遇改善の恩恵を十分以上に受けた側から非難するのは難しい。 待遇が改善されて、暮らし向きも劇的によく…

用法用量

手品の種明かしができるのは、マジックを披露する側にいたから。 ただ、マジックを見てるだけ。すごいマジックだったよと振れて回るだけで種明かしはできず知らなかったら、いくら名のある手品師の名前を継いだところで、みんながビックリするような手品もマ…

セット売り

あっち向いてホイ。 あるいは、ならえ右あるいは左でそのつど律儀に右向いたり左向いたりする人は、単に風向きを読んでるだけ。右にならえと言われた時に、右にあるいは左にならえと言われても、そもそもどういうアクションでしたっけ???と、まごつくよう…

お試し

試しにお店出してみたら、よくわかる。大した儲けは期待できず、宣伝効果と言ったってきっと微々たるもの。お店出してなくても、それくらいは想像がつく。なのにランニングコストを問題にもしないような態度で、毎年同じ場所で同じお店がシレっと顔を出して…

季節限定

大根は大根にしか見えず、かぐわしい花にも優美な白鳥に見えたりすることもない。 大根にしか見えないのに、その正体は実は優美な白鳥が大根の真似をしてるだけなんだったら、びっくりする。ついでに、大根の真似がとっても上手な白鳥が、どの辺りに生息して…

先月たべたものの振り返り

ただテクテク散歩してるだけで、こんがり日に焼けた。今年の夏は、暑い時はべらぼうに暑かった。。 葉っぱも実も、当たり前だけど日によく当たる方が早く赤くなる。人も一緒で、目標となる人などもう目の前にはおらず、他人から目標とされるような人ほど上を…

素顔のままで

誰が見ても文句のつけようのない美人あるいはハンサムな人の容姿は、だいたい似たものになってくる。 バランスがいいものは美しい。左右対称あるいはパーツの配置が幾何学的で誰が見ても美しいと感じるある法則に則って配置されていると、どうしたってきれい…

身も蓋もない

その面(ツラ)を貸せ。あるいはその面(ツラ)を僕・私に使わせろとばかりに、面(ツラ)の皮が引っ張られてひきつるような感覚を覚えたら、どこかでアレルゲンに触ったかな?とまずは疑う。 自然豊かな場所を気ままにブーラブラの対価は、時に身体の不調を…