クローズドなつもりのオープン・ノート

~生きるヨロコビ、地味に地道に綴ってます~

楽しい人しか寄って来ない

シンプルな設計で、使ってる人からはたーのしー♪という声しか聞こえてこないようなものは、楽しいという声しか聞こえてこないように作られている。実際使ってる人はみな楽しそうで、ただ純粋に楽しんでいる。

 

ただ純粋にたーのしー♪という声を聞くために作ったものだから、そもそも楽しくない人は寄って来れないようになっているし、楽しくない人が寄って来ても続かないようになっている。

 

たーのしー♪で始めたことも、いつか必ず楽しくない時がやってくる。そんな時でも、ただ純粋にたーのしー♪を貯めこんだ、たーのしー♪貯金がたっぷりあれば踏ん張れる。ただ純粋にたーのしー♪という声を聞くためだけに作られたものは、楽しくない時期を乗り越えた先人からの贈り物で先人自身への贈り物。

 

長く一つのことに取り組んでいる人は、楽しく続けられる仕組みをきっとどこかに仕込んでる。自分へのご褒美もそのひとつ。

 

忘れちゃいけない大事なことは、今は夏休みで夏真っ盛りで、たーのしー♪貯金がたっぷり貯めこめる時期だってこと。たーのしー♪貯金をたっぷり貯めこめるシーズンを逃すと、たーのしー♪もたちまち尽きて、楽しくないことが増えるだけ。

 

見渡す限り一面の緑。人工物が極端に少なく大自然を身近に感じながら、ハンモックに揺られてお昼寝。という光景は、北海道とは縁の薄い人が抱く一般的あるいは初歩的な北海道のイメージ。

 

自然豊かな景色がウリの場所に、街中でも普通に見るようなものが増えたら台無し。はるばるやって来る意味がない。

 

背の高い建物。例えばタワーマンションをちょいと横倒しにしてコンパスに見立て、円を描いてみる。円を描いた範囲に建物が密集していたら、その一帯を再開発するコストはきっと、背の高い建物を建てるよりも高くつく。

 

建物が密集したエリアで背の高い建物が次々に建つのは、その方がコストが安くつくからで、人口が密集するほどに都市開発費用は高くつき、面ではなくて点になる。人口が少なくさらに言えば更地ばかりだと、都市開発はやりやすく開発しがいもあり、点ではなく面となる。

 

面は点と違って孤立しにくく、ひとつひとつが目立ちにくいから、何かを隠すにも都合よさげ。

 

地面の値段がお高い場所だったら高層の建物が建つような費用を、タダ同然の広大な土地が広がる過疎地にぶち込んで一帯を開発したら、隠れ家がたくさんできる。

 

秘密基地や隠れ家を作るのも、たーのしー♪貯金のひとつで亜種。用がない人には面白さが伝わらないけれど、必要とする人にとってはただ楽しいだけで、意味のない行為を意味のある行為よりも上位に置くような人が好みそうな贅沢品のひとつ。ついでに、夏休みのご褒美としてもピッタリ。