クローズドなつもりのオープン・ノート

~生きるヨロコビ、地味に地道に綴ってます~

50年ぶりの大雪と言われると、つい外に出てしまう

クリスマス・イブにはあん肝食べようと、ウキウキしてる。別にあん肝ぐらいいつでも食べられるけど、普段しないことをするからいいのさ。

 

50年ぶりの大雪に見舞われた札幌市内は、さながらスキー場のよう。

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 路肩には、人の背丈を越える雪の壁ができていて、200万人近い人が暮らす大都市とは、とても思えない景色になっている。

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ロシアや北欧も、今年の冬は雪が多いそうで。この雪とんでもねーよな。。というお天気の話題を共有できるのは、日本国内探すより、国外出た方が早そう。

 

あまりにも大雪過ぎて、もうイルミネーションを楽しむ余裕もなし。連休&年の瀬で、あらゆる“除雪力”が足りてない。消防力なんて言葉があるのなら、除雪力だってあったっていいんじゃね、と勝手にそう名付けてみる。

 

大雪の日は、屋根なし駐車場に車を停めてしまうと、雪に慣れてない人ほど真っ青になれる。スタックしてしまったら、駐車場から出られず泣きたくなっても、もう遅い。急いでいても、急がば回れで安易に駐車しちゃダメ絶対なのさ。きっとJAFも来ない。

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(これは、大雪になる前の景色。さして変わらないように見えるのは、写真だから)

気付けばクリスマスももうすぐそこで、クリスマスツリーを晒しても変じゃないのも、明後日まで。サッポロファクトリーのツリーは大層きれいだとわかってはいても、そこまでカバーできず。ってか、そもそも足が向かないエリアなのでしょうがない。

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商業施設やホテルのおかげで、ハレの気分も体感度で5割増し。観光客に混ざってウキウキしてる。キラッキラ効果のおかげで、めでたさしかない。

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(どちらも、大雪が降る前の景色)

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道端にできた穴に足を取られ、今シーズン初コケしたけれど、ふかふかの新雪のおかげで大したダメージにはならず。

 

積雪量が多いと、踏み固められた場所と、そうでない場所との落差が激しく凸凹になっている。雪まみれにはなったけど、そもそも薄っすら雪だるま状態で歩いていたので問題もなし。

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地下鉄からも市電からもビミョーに距離がある場所に用があると、途中で遭難してもおかしくない気分に襲われる。札幌の、わりかし繁華街でさえそうなるんだから、さして高い建物が密集してるわけでもない郊外やその他になると、遭難気分ももっといや増すに違いない。

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地下街で見かける人たちはみな軽装で、近距離に住む人ばかりが集まってきてるのか。50年ぶりの大雪にも負けない、鍛えられたロコの人たちなのか。そのあたりが謎さ。

 

最終日で大安だったせいか、宝くじ売り場には長蛇の列ができていた。学期や年度の変わり目の定期券売り場みたいで、何事かと思ったよ。

 

宝くじを買うために列に並ぶ人は、公営カジノが出来てもそっちには行かなさそう。当たらぬも八卦を承知で、ただ“夢を見る”ために宝くじを買いそう。

 

神頼みにすがるために長蛇の列を作る、小金も時間もある人たちのすぐそばに、人手が足りなくて大変忙しそうな商業施設があると、変顔になれる。

 

明日は、クリスマスらしくないイブを過ごす予定。

 

お休みなさーい。

2016年に映画館で見た映画の振り返り

今年ももう残り10日ほど。あと2~3回は映画見に行きそうだけど、とりあえず今年見た映画の振り返り。

 

今年映画館で見た新作映画は28本。加えて旧作1本とシネマ歌舞伎を3本見てる。思ったより少ない。映画を見る手段として動画配信がすっかり定着してしまったので、話題作であればあるほど動画で見ればいいか。。とスルーしがち。そんなキ・モ・チが見事に反映されてる。

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 ・偉大なるマルグリット

 

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見てる映画はミニシアター系多し。DVD化も動画配信もスルーされそうな作品ほど、どれ見ておくかと、重い腰も上がりがち。『ヤクザと憲法』なんて、その最たるもの。ミニシアター系の映画館が健在な地の利、大いに関係してる。

 

どちらかというと、マイナーな映画を見てる方とはいえ、今年見た中で一番好きなのは『ルーム』。やっぱりみんなが見て面白いものは、間違いなく面白い。『ルーム』は、実際にあった犯罪をベースに、犯罪被害者を描いた作品。

 

もっと面白おかしく、犯罪被害者の傷をさらにえぐるような作品だって作れそうなところをあえて、“彼女や彼にはこう見えていたかも”というまったく別の、温かく見守るような視点で描いたところが好き。どう描いても事実が関係者を傷つけるものならば、その傷を最小限にとどめようという善性が、全面に出ているからいい。

 

マイノリティという属性は、本人がもうイラネと思ったところで引っぺがすことができるものじゃない。無理くり背負わされた人生の重荷を、ほんのちょっと軽くするような後味のいい作品で、後味の良さたっぷりなところが、よい作品のよい作品たる所以なんだな、と納得できる。

 

誰だって発信者になれる今となっては、心にひっかき傷なんて、誰にだって作れる。誰にだって作れるものは、創造性のかけらもオリジナリティもない。ひっかき傷ばっかりの世の中で、傷を癒すようなハートウォーミングな作品こそを、愛でていきたいなと思う。

 

 あんまり話題にはならなかったけど、『ドリームホーム99%を操る男たち』も、不動産ビジネスの非情さがたっぷりで、見応えがあって面白かった。

 

ベストワンに選ぶことは決してないけれど、ロマンチックコメディの系譜に連なる作品、『最高の花婿』や『ロイヤル・ナイト』は、息抜きにもってこい。

 

創作の苦しみなんて微塵も感じさせない、見た人すべてがハッピーになれる、ポジティブさが炸裂したハッピーエンドな作品は馬鹿っぽくもあるけど、やっぱり偉大。クリスマスも近いのにあっちでもこっちでも血生臭いことばかりで、どう考えても愛が足りてないんだから。

 

日本未公開の作品も動画配信で見ることがきたり、シネマ歌舞伎で舞台作品を見ることができたり。映画館で見るものも、新作映画に限らなくなってきた。

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流行りすたりに左右されず、来年もマイペースで好きなものを愛でていく。

 

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お休みなさーい。

大枚払う気にはなれないから、映画で見るくらいでちょうどよし。『ノーマ東京』見てきた

フランスにミシュランがあれば、イギリスにはベストレストランあり。

 

どちらも美食家あるいは食の専門家による、レストランの格付け機関みたいなもの。S&Pムーディーズも、それぞれの格付けには一家言あるように、ミシュランもベストレストランも各々がベストと思うレストランを選出している。そのリストは一部かぶったりかぶらなかったり。

 

実際は本、雑誌のようなので、“このマンガがすごい”の美食部門が、イメージに最も近いのかも。毎年選出してるところも、よく似てる。

 

『Noma』は、世界ベストレストランで1位、ナンバーワンに4度も選ばれた、デンマークにあるレストラン。若き天才シェフ、レネ・レゼピ率いるNomaのおかげで、デンマークの食に関するブランドイメージも、飛躍的に向上したとか。『二郎は鮨の夢を見る』で、寿司のブランドイメージが飛躍的に向上したのと、よく似てる。

 

『ノーマ東京 世界一のレストランが日本にやって来た』は、2015年1月、Nomaが東京のマンダリンオリエンタルホテルに期間限定でオープンした時の、一部始終を追ったドキュメンタリー。ベストレストランを率いる天才シェフは、言ってみればトップアーティストで、トップアーティストの海外公演が成功するか否かの舞台裏を追ったものと思えば、大体間違いない。


12/10公開『ノーマ東京 世界一のレストランが日本にやって来た』予告編

デンマークというホームを離れ、言葉も通じず食材も異なるアウェーの地東京で、果たしてホームのような成果、素晴らしいハーモニーをスタッフとともに奏でられるのかどうかが見どころ。

 

レネ・レゼピはまだ30代で、Nomaのスタッフもみな若い。“チームNoma”とでも呼びたいようなフラットな組織で、仲も良さげ。Nomaで働くために、地球の裏側からやって来たようなスタッフもいて、スラブ系が目立つけどチームは多国籍。

 

レストランが舞台で、食に関心がある人向けなのはまず間違いない。ついでに、レネ・レゼピという異才の元に集った有象無象の若者たちが、最高のチームめざして奮闘する物語として見ても面白い。

 

Nomaが映画化されるのは、実は『ノーマ東京 世界一のレストランが日本にやって来た』で二度目。初めての映画化作品『ノーマ、世界を変える料理』も同じくドキュメンタリーで、そちらはレネ・レゼピの成長と挫折にスポットをあてていた。

 『ノーマ東京』ではスタッフの成長と、チームを率いるレネ・レゼピのリーダーとしての成熟にスポットがあてられている。

 

レネに先んじて東京入りしたスタッフは、レネ抜きで、オリジナルメニューの開発に取り組む羽目になる。

 

期間限定とはいえ、海外支店のオープン準備を任された先遣隊。待遇は申し分なし。待遇のせいにはできないほど恵まれた、でもやっぱり言葉も慣習も違うアウェーな場所での、ストレスフルな日々が、映し出される。適度に息抜きするスタッフも居れば、「プライベートは空っぽ」と言い切るスタッフも居て、その違いは後に、目に見える形で表れてくる。

 

ホームであるデンマークと、同じことをやっているだけでは、わざわざ東京にまで来た意味がない。

 

東京に来た意味を見出そうと、食材求めて日本各地を歩き回る“チームNoma”。時には木の枝や葉っぱまで味見して、未だかつて見たことのない、素晴らしい何かを見つけだそうとする。見た目は今どきの若者なのに、求道者という言葉がぴったり。飛び切り真面目でストイックなんだ。

 

世界最高峰、あるいは世界の最先端にいるという自負が、彼らを駆り立てるのか。そこまで夢中になれる彼らが、眩しくて羨ましい。

 

若くして成功したレネ・レゼピは、実は苦労人。マケドニアからの移民で、差別や偏見に晒されながら、成功を掴んだ人。そのせいか、指導は厳しいけれど、スタッフの扱いには愛がある。才に奢ることなく、腰低めで感じがいい。

 

感じの良さは接客態度にも表れていて、革新的かつ前衛的な料理を出すお店にもかかわらず、デンマークのお店はとっても居心地が良さそうだった。アウェーの地東京でもレネは、居心地の良さを演出するために、腐心する。

 

東京のマンダリンオリエンタルホテルは、のびのび広々緑豊かなデンマークのお店と違い、とっても狭い。窓の外には無機質な高層ビル群が立ち並び、“今どこに居ていつの季節の料理なのか”を大事にする、レネやスタッフ達をとことん試す。

 

東京に試されながら、レネ達が作り上げた料理の数々は、とっても前衛的で革新的。イノベーションに溢れすぎていて、どこからどう見ても前衛アート。

 

あまりにもアート寄りで、美味しそうと表現するには、日本人のアイデンティティーが邪魔になり過ぎた。新鮮な海老をハーブでマリネして、蟻をトッピングした“Ants on a Shrimp”とか、それたんぱく質onたんぱく質ですやん。。蟻、食わねーし。

 

蜆の殻を手剥きするのはすんごい手間がかかっているけど、それやったら蜆エキスという旨味も一緒に流出してますけど、その辺どないなんというツッコミも、革新に対する冒涜なんだな、きっと。

 

食材はグローバルになっても、そこから日本固有の文脈はすっぽり抜けた気になるのも、きっと気の回し過ぎ。

 

現代ニッポンは、食の平均値が高過ぎるほど高い。ピンからキリまで美味しいものがある中で、高級レストランや名高いレストランは、お腹いっぱいになるためだけでなく、それ以上の何かを経験するために訪れる場所になっている。

 

その意味では、マンダリンオリエンタルでのNomaは、飛び切りの経験ができたことは間違いなし。7万円以上したらしいけど、きっとお値段とは釣り合ってる。

 

ご飯食べてハンバーガー食べて餃子食べてカレー食べてパスタ食べてマカロン食べてピロシキ食べて豚キムチ食べてパッタイ食べてフォー食べてる、割りと平均的な日本人。ルーツは米・味噌・醤油にあるけれど、食生活は普通にグローバル化してる。

 

“チームNoma”は、多国籍なバックグラウンドを持つメンバーが、デンマークというルーツにこだわりを持つリーダーに率いられたチーム。ルーツはデンマークにあっても、アウェーな地、東京でも成功をおさめたように、ホームを離れても勝負できることを証明してみせた。

 

ルーツをとことん追求しつつ、ルーツにこだわりを持たない人の方がより楽しめる、グローバルな料理の世界を切り開いている。こういうの、グローカルって言うんでしょ。

 

ホームを守りつつアウェーでも攻めていく、Nomaのフットワークは飛び切り軽い。今はメキシコ辺りを攻めてるらしい。多国籍なスタッフを率いて、世界各地の食文化をマスターしつつ、Nomaはどこに向かうのか。

 

お座敷がかかったらその地まで出向いて期間限定で営業するスタイルは、デパートの物産展にも似て、日本人にはお馴染み。向こうからわざわざ来てくれたものには、親近感も抱きやすくてファンにもなりやすい。

 

カジュアルだけど最高峰。成功よりも成長に貪欲で、彼らは新時代を築いていく。新しい何かが始まっている、という息吹きが感じられる作品でした。

 

大枚はたいて食べたいかと聞かれると、ぶんぶん首振ってお断りしたいような料理が並ぶだけに、映画で見るくらいでちょうど良かった。

 

お休みなさーい。

牛きのこせんべい鍋

思い出したようにレシピの書き起こし。ワンストップで振り返りができる備忘録があったら、とっても便利なのさ。

 

焼肉のタレを味付けに使った鍋。きのこと牛肉だけでもじゅうぶん美味しいけれど、そこに南部煎餅もぶち込んで、せんべい汁風にしてみた。ふにゃふにゃになった、南部煎餅の食感が美味しくて物珍しいから好きさ。

 

【材料】

  • きのこ(えのき、しめじ、舞茸、しいたけ、なめこ等お好みで)約600g 
  • 牛肉(切り落とし) 200g 
  • ねぎ 1/2本 
  • 南部煎餅(砂糖が入ってないもの) 1パック 
  • 焼肉のタレ 大さじ3 
  • 顆粒中華スープの素 小さじ2 
  • 水 カップ3

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下ごしらえしたきのこに、ごま油大さじ1と塩小さじ1/2をまぶす。火を通すときのこからも水分がたっぷり出てくるので、ちょっと多いかな?と心配になるくらいきのこたっぷりでもダイジョーブ。

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 食べやすい大きさに切った牛肉に、焼肉のタレをもみ込む。今日はジンギスカンのタレを使用。ジンギスカンのタレと焼肉のタレ、どの辺に違いがあるのかよくわかりませーん。

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斜めに切ったねぎをきのこの上に散らし、その上にタレをもみ込んだ牛肉を、ちょんちょんちょんと、3~4か所に分散して置く。顆粒スープの素と水カップ3を加えて火にかける。

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鍋が沸騰し、肉に火が通ったら、食べやすいよう適当に割った南部煎餅を加えてさらに煮込む。汁気が足りないようだったら、適宜水やスープの素、あるいはしょうゆなどを加えて味を調える。

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あとは、南部煎餅がふにゃふにゃになるまで煮込むだけ。土鍋を使うと、よりよし。

 

今回使った南部煎餅はゴマ入りだけど(それしかなかった)、ほんとはプレーンな方が美味しい。南部煎餅といっても色々種類があるけれど、必ず砂糖が入ってない、甘くないものを選ぶのがポイント。砂糖が入った南部煎餅で作る煎餅汁は、相当イマイチ。

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完成。写真には写ってないけど、仕上げに黒胡椒を振って食べる。

 

南部煎餅の代わりに餅でも可。焼肉のタレ、そうしょっちゅう家で焼肉なんてしないから、冷蔵庫で持て余し気味。持て余し気味の焼肉のタレを消化するのにも、ちょうどいいレシピ。

 

煎餅が炭水化物で、ご飯がわりになるので、結構お腹が膨れる。あとは冷奴くらいしか、入らない。家人は、嬉し気に赤ワインと合わせてご機嫌になっている。肉使ってるし、まぁそれなりに合うんでしょう。

 

元々はこちらのレシピを参考にしてる。ログインしてレシピ検索するより、自分のブログを検索した方が早いのさ。

www.kyounoryouri.jp

 

それまで犯罪とは認識されてなかった行為を、犯罪として裁く道筋つけるのは難儀、あるいは大難産よね。が、途中からしか見てないドラマ『東京裁判』の感想。

 

殺人に暴力。平時だと犯罪になるものが、戦時中という非常時であれば、犯罪にはならない不条理。戦争ってそういうものでしょとはいうけれど、法的根拠は果たしてどこにあるのか。

 

紀元前や戦国時代ならいざ知らず、平時はガチガチに法で縛られる法治国家VS法治国家の争いであれば、非常時にも法的根拠を求めて何がおかしいのか。不文律を法と照らし合わせ、適法か違法かを判断していく前例のない作業は、ただひたすら骨が折れそうで、それでいて人類全体を前に進める尊い作業にも見えた。

 

そういうもんでしょで立ちどまってたら、見かけは先に進んでいても、進歩なし。

 

“希望は戦争”は、あらゆる意味でモテない人(異性にも、その他仕事や人間関係にも恵まれない人)が、平時は階級やカーストに隔てられた相手を遠慮なくぶん殴る方便で戯言。というコンセンサスの普及が、平和への第一歩かも。かもかも。

 

お休みなさーい。

 

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クリスマスツリー集めは続くよ、クリスマス過ぎるまで

偽警官による現金奪取事件、3億円事件の記憶も遠くになりにけりな今だから、通用した手口かも。

 

現金がデータとなったらもっと遠くになりそうで、特殊詐欺を封じ込めたと思ったら出てきた、雨後の筍ちっく。懲りないねぇ。

 

当たり前すぎて気付かなかった、JR札幌駅前のクリスマスツリー。

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今の季節、ローカルテレビ局ではすっかりお馴染みかもしれないけれど、基本ローカルテレビの番組もローカル新聞も見ない読まない人にとっては、お馴染みじゃない。

 

改めて見ると、玄関口にふさわしくキレイだね。

 

こちらは一般的なツリーとはちょっと違うけど、流れるような流線形がとにかく印象的な、日本生命札幌ビル内のツリー風なオブジェ。

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Sparkle Christmasのテーマにふさわしく、キラッキラ。キラッキラだけど落ち着いていて、ビルの雰囲気にもぴったり。札幌の中でもリトル・トーキョーな雰囲気がひと際濃厚で、札幌ロコな人が考える、どこか取り澄ましてクールな東京のイメージにもぴったりさ。

 

そして、大通公園に戻る。

 

雪が降る前の、平常時のイルミネーション。

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大雪が降ったあとの、どないもこないもどーしようもない感じのイルミネーション。

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やや雪は溶けたものの、やっぱりにっちもさっちもいかない感じのイルミネーション。

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乱暴に扱ったら壊れそうなくらい繊細なブツだから、きっと雪を払うのも簡単じゃないんだろう。自然に雪が溶けるのを、ただ待ってる感じだった。昨日はやや気温も上がり、雪の代わりに小雨がパラついていたから、今頃はもう少しましになってるかもね。

 

かまくらか、雪に浮かぶ浮き玉か。この手のイルミネーションがやっぱり一番好き。ほっこり。

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太平洋戦争勃発で、赤穂浪士の討ち入りで。師も走るという12月は、血生臭い出来事にも彩られてきた。

 

10月はたそがれの国だったら、12月は冥途の国か。死と生がひと際濃厚に漂う時、なんと表現すればぴったりくるのか。クリスマスは苦しみますは、やけにぴったりくるんだけどさ。

 

東京裁判のドラマを途中から見ている。一般人が当時の意思決定者たちのドラマを見ても何だかな。と、思っていたけれど。大衆こそ王様な時代には、大衆が王様の考えを学んで、自分だったらこうは考えない・行動しないと、ゲームメイカーな気分に浸るのも大事という皮肉かな。

 

好き嫌いを突き詰めたら、倫理観の違いに行き着いて、倫理観の違いを突き詰めたら、美醜に対する感覚の違いに行き着く。何がきれいで何が汚いのか。美醜に対する感覚の違いとか言ったって、要はそういうこと。

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(かわいいから、何回でも使い回す)

お休みなさーい。

雪景色を見に小樽へ

新千歳空港で一夜を過ごす羽目になった人がいたり、記録的大雪のおかげで至るところが混乱してた。交通ダイヤも乱れまくりで、いい事なんかなーんもないように見える大雪だけど、こんな時にしかできないことをしたい。

 

というわけで、雪景色だから映える小樽へ行ってきた。

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いつもは海が見たい。。とポエミーなことを思いついたら、即車でGOなところを、今回は電車を使う。気付けばもうニューカマーとは言えないくらい、北海道暮らしも長くなったけど、雪道の運転だけはまだ怖い。JRが運行してるのを確かめて、電車の人となる。

 

札幌~小樽間は、快速で30分~45分くらい。電車が動いてさえいれば、バスより電車の方が何倍も早くて時間に正確。大雪になると軽く一車線が潰れてしまうので、大渋滞するのが、冬の北海道道路事情。おまけに道路状況も悪いので、通常よりノロノロ運転。フラストレーションが溜まること、請け合いさ。

 

大量輸送が可能な鉄道こそ、ほんとは雪国に必要そうだけど、そもそも大量には輸送してへんがなと言われたら返す言葉も見つからないから、困ったもんだね。

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車窓から見える海辺の景色に、車内の外国人観光客からワンダホー、ビューティホーの声が上がるも、札幌~小樽間でさえ風光明媚な箇所はほんのわずか。

 

取り敢えず小樽駅に到着する。

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(ガラス細工の雪だるま達が、お出迎え。かーわいい。)

いかにも小樽っぽい景色ってどこだ?と思いながら、三角市場などに寄り道。車で来た時には、カーナビにすべておまかせ。いつもピンポイントで目的地にたどり着いているので、頭の中に地図が書けない。

 

ちょい日が暮れるまで、商店街などをブーラブラ。想像していた小樽とは、ナニカが違うとしっくりこないまま、運河方面に歩き出す。

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おおこれよ、これ。いかにも“雪景色の小樽”な光景に、マイナス2℃の寒気も忘れて気分が高揚。

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しっかり防寒してるので、歩き回ってる間は、寒さもさほど気にならず。

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(浮き玉のクリスマスツリー)

イルミネーションと浮き玉のクリスマスツリーと。見るべきものといえば、その辺りか。運河沿いや倉庫街のお店は、いつの季節も変わらず観光客でいっぱいで、自撮り棒の所持率も高し。

 

一生に一度しか来れなかったら、何もかもが物珍しいかも知れないけれど、こちらは来ようと思えばいつでも来られる身。今さら物珍しいお店もないので、ひと休みできる場所を探して移動する。

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小樽といえば、純喫茶。札幌よりも狭い範囲に純喫茶がいくつも見つかるので、便利っちゃ便利。ひと通り見てしまったら、後はどうしましょうと次回行くお店に悩むけど、今んところその心配もなし。

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(超有名店の「光」。店内もすごいけど、喫茶店とは思えないトイレの印象が強過ぎる)

花園銀座商店街にある、「館ブランシェ」の喫茶室へ。

 戦前に喫茶店として創業し、昭和42年に洋菓子店としてスタートしたという、半世紀は経とうかというお店。喫茶室の中も、老舗らしくゴージャス。純喫茶のお約束として、シャンデリアが煌めいている。ステンドグラス&赤いベルベッド生地のソファーもお約束。

 

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ココア生地のスポンジケーキに生クリームで、「モンブラン」。多分こちらのお店で一番有名なケーキ。見た目通りのてらいのない味で、安心感しか感じない。

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舌噛みそうな名前で最先端のケーキが出てきたら、むしろびっくり(@_@)して腰抜かす。懐かしさを感じるために入るようなお店だから、懐かしさを感じないものが出てきたら、イヤなのさ。

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シュークリームも、懐かしさいっぱいのお味。皮といい中のカスタードクリームといい、初めて自分でシュークリームを作った時のことを思い出した。柔らかいシュー生地は、高等技術なのさ。

 

このシュークリームにも、朝ドラ「マッサン」が愛したとなっていたけど、花園銀座にあるお店それぞれが、「マッサン」推しもはなはだしい。ご当地の有名人贔屓は微笑ましいやね。

 

クリスマス仕様となった、和菓子屋さんのショーウインドー。和菓子になったサンタさんが、ラブリー。

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半身揚げで有名な「なると」の本店。(注:この店は花園銀座商店街から離れている)どのメニューも懐かしさいっぱいで、寿司もいいけど、次回はここでご飯を食べるのもいいかも。かもかも。

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光って見えないけど、スズラン型の街灯にもツララが下がってる。

 

どこぞのドラマや映画のワンシーンにでも使えそうな、横丁。ウェットな人間関係が好きな人が好みそうで、ええやん。

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提灯とクリスマスツリーというミスマッチ。行き過ぎたローカライズって感じで、こちらも微笑ましい。札幌からほんの少し足を伸ばしただけで、たっぷり非日常が味わえて満足。

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こちらは、雪に埋もれそうな大通公園(札幌)のイルミネーション。見るだけだったら、雪景色も悪くない。

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とってもイヤなものをたくさん見た後で、それでもなお”人や社会の醜さ”を追い求めてしまう気持ちがまったくわからない。こっちはきれいなものしか、見たくないさ。

 

お休みなさーい。

大雪が降った後の大通公園

真夜中なのに、窓の外がほの明るいと感じた時は、たいてい吹雪と決まってる。降りしきる真っ白な雪のカーテンに、街灯が乱反射でもしているせいか、明るくなるんだ。

 

吹雪となった週末だけど、喫緊かつ火急の用があったので、いそいそとお出かけ。翌日の朝食に予定していたフレンチトーストを作るには、牛乳が足りなかったのさ。あら大変。

 

外に出ると、街中なのにカマクラがいくつも出現していた。車の上にこんもりと降り積もってできたカマクラだったり、吹き溜まりとなったせいだったり。一夜にして景色が激変すると、ただ笑うしかない。

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 突然の大雪には今でもワクワクするくらい、観光客気分で暮らしてる。

 

除雪が追い付かず、歩道にも雪がこんもりで、歩道もずいぶんスリムに。踏み固められてもいないので、歩きにくいったらありゃしない。歩きにくいのを確かめにきたから、それでいいんだけどさ。

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歩きにくいけど、地下鉄の駅まで我慢すれば、何てことはない。観光客気分がムクムクとわき起こり、つい大通公園まで行ってしまう。牛乳買いに行くついでに大きく寄り道。

 

LEDの上に積もった雪は、果たして速やかに溶けるのか。雪景色の中のイルミネーションは幻想的だけど、点灯したのかどうかは知らね。吹雪の夜に出歩く元気は、さすがになかった。

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ビフォー・アフター。大部分が雪に埋もれてしまってる。

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ゆるキャラが愛想を振りまいていた空間も、すっかり様変わり。

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断続的に雪が降り積もる中では、落としても落としても降り積もる新たな雪で、どうにもならなさそ。どうにかなっていたら、どうにかした人の尽力に、ただ頭が下がる。

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 大雪過ぎて、一部のスキー場もクローズになる始末。外国人観光客、特に南半球から来たような人は、満足げに写真撮っていて、気分は同類。物珍しいと思う人の方が、アクティブになるのさ。

 

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中でアートイベント的なものが行われているはずのドーム型のアトラクションも、リアルかまくらに。

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 こんなところに電話ボックスがあったのかと、普段は気に留めないものに初めて気づく。ビジネス街や繁華街のすぐ近くとはいえ、除雪が入らないこんなもの。ちなみに、あまりにも急な積雪&休日のせいか、ロードヒーティングの効きもイマイチ。ロードヒーティング仕様の道路も、中途半端に溶け残った雪でジャリジャリしてた。

 

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雪の中のクリスマスマーケットは、雰囲気も3割増し。甘くて美味しそうな匂いが漂いまくりで、雪景色の中で見つけたオアシスちっく。

 

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赤レンガテラス前広場も、ライトアップの仲間入り。こちらも、観光客の人がたくさんカメラを向けていた。

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ロシアの庶民的な食堂、スタローバヤで、街の人の声を取材した番組を見た。

 

英雄をドーピングで作り出して何が悪いと言いたげな街の人の声を紹介していて、ドーピング、ダメ絶対な米欧との違いが面白かった。トランプ大統領も歓迎していて、というよりヒラリーさんダメ絶対な感じだった。

 

米欧にはパトロンとなる企業がついていて、ドーピング、ダメ絶対とフェアな市場にフェアな企業経営とは相性よしだから、ドーピング、ダメ絶対もスローガンとして強さを持つ。

 

ところがロシアになると、フェアな市場で強さを発揮する企業もフェアな市場もまだ発展途上だから、英雄をドーピングで作り出して何が悪いという意見も強さを持ってしまう。

 

ひと昔前より豊かになったとはいえ、文化のパトロンとなれるほど強い企業は、まだまだ足りてない街の人の本音が垣間見えて、面白かった。あと、食べ物のことごとくが美味しそうだったところが印象的。多分、外国人にはまだまだ敷居が高いのが、スタローバヤ。だから、ロコの人が遠慮なく「本音」が言えるんだな、きっと。

 

クローズドな場所で見せた性根が、その人の本当の姿。対面で、口汚いことを言ったとしたら、それがその人の本音で本当の姿。

 

昇進や正社員というニンジンをぶら下げられたら何でもする人は、ベルリンの壁を越えようとした旧東ドイツの一般人に、迷いなく銃口を向けた旧西ドイツの軍人と重なるんだ。その後でどんなに美辞麗句で飾っても、その言葉は空虚。

 

あんた、人殺しやんと対面で問われた時、そんな人は一体どんな顔するんだか。良心に欠ける一方で、生活や家族や仲間や趣味への愛に勝る人は、ヘーキで人の生活を踏みにじるから始末が悪い。

 

見るからにサイコパスな人もイヤだけど、一般人の中に眠るサイコパス的なものが顔を出した時の方が、ずっーと恐ろしいし始末に負えない。

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お休みなさーい。