クローズドなつもりのオープン・ノート

~生きるヨロコビ、地味に地道に綴ってます~

定点観測

降る時にはドカッと降ったけれど、平均すると平年よりは少なかったような気がする今年の雪。雪が消えるのも早かった。

 

アスファルトの上の雪は速やかに融けるけれど、土の上に積もった雪はしぶとい。しぶとく積もった雪は、一体いつになったら融けるのか。しばらく観察してみた。

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2月の終わりの北海道神宮内。まだ雪どっさり。どっさりだから、雪だるもまだまだ健在だった。同時期の街中、特に人通りの多い場所は、もうほとんど雪を見掛けることもなくなっていた頃。日当たりの悪い細い道なら、まだ雪も残ってたけど。

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3月の第一週の北海道神宮内。一面の雪に覆われていた場所も、ところどころで地面が顔を出すようになっていた。踏み固められていた雪が融け出す頃は、一歩踏み出すごとにずぶずぶと沈み込むので、歩きにくいったらありゃしない。歩きにくいような場所を選んで歩いているからそうなるだけで、人通りの多いメインストリートはもっと歩きやすい。

 

敷地も広い立派な神社は、壮麗というより荘厳。背後に山々を控えていることもあってより厳かな気配に満ちている。ここでおちゃらけられるのは、観光客か宗教心も薄く、神も仏も関係ねぇと嘯ける人くらいよな。

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敷地内の木々には、ヤドリギがいっぱい。道内、あるいは札幌近郊ではよく見掛ける景色。

 

3月の第二週の北海道神宮。おぉここは石段だったのかと、雪が解けだして始めて気付いた。雪に覆われてる間は、単にゆるやかなのぼり道だった。木の周りの雪も融け出していた。人通りの多い拝殿へと続く道となると、もうかなり地面が露出。

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北海道神宮から円山動物園までは、歩ける距離。ではあるけれど。この時期になると逆に、融け切らない雪のせいでひどく足元が悪くなる。真冬の方が、歩きやすいのかも。真冬に来たことはないけどさ。

 

3月の第三週の北海道神宮。まだいくらか雪は残っているとはいえ、もう残り少ない。前週と同じ木の周りも、地面の露出が激しい。

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定点観測のコツは、観測場所を決め、その周囲がどれだけ変化したかを追うことよな。

 

やっぱりヤドリギが目立つ敷地内の木々。

 

本州では桜の便りが聞こえて来るけれど、梅林の梅さえまだ咲く気配なし。梅と桜は同時期に咲くものだから、見頃はきっとGW。

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雪、融けたねぇ。

 

雪解け水が流れ込んでるせいか、敷地内を歩いていると、水音が賑やか。円山動物園に至る道も、すっかり歩きやすくなった。

 

基本的にどこまで歩いても真っ平な札幌の街中で、この辺りだけはやや起伏あり。真っ平な場所をどれほど歩き倒そうとも、筋力なんてつかない。起伏のある場所を歩いて心肺機能を高めたいものの、熊出没注意なのが悩ましいところ。

 

都市と自然が地続きだと、お互いに窮屈な思いはするもんさ。