雪まつりも終わり、次は“民族大移動”というビッグイベントを待つばかり。イベントらしいイベントが目につくわけではないから、街は平穏。なはず。
雪がひどく降ったり、寒波がやってきたりと決して恵まれた天候ではなかったのに、雪まつりは過去最高の人出だったとか。体感では平年より空いてるように感じたんだけどさ。観光客が押し寄せると一気に来場者数を押し上げるから、観光客効果は絶大。
大雪像は、夜に見るとプロジェクションマッピングに彩られてより映える。最初期の頃に比べればプロジェクションマッピングも進化して、躍動感たっぷりあるいはより色とりどりで、立派になったねぇと感心できる。
会場の端っこでは国際雪像コンクールが行われていて、雪像の製造過程もつぶさに見れるところがウリ(かどうかは、ほんとは知らね)。芸術性の高さでは会場内随一で、作ってる人たちは彫刻家か何かなのかもしれないと勝手に思ってる。
雪を丸めても、この滑らかさ。作りやすいからか、丸まっちい雪像は比較的よく見るけど、丸めたあとの滑らかさには結構違いが表れる。雪まつり鑑賞も年季が入ると、妙なところが気になるようになって、重箱の隅をつつくのさ。
雪像は、人気となったキャラクターのバロメーターでもあるから、話題になったキャラの登場率高し、チコちゃん率高し。
でもやっぱり雪像だから、雪像として作りやすいキャラクターが今でも健在。実在の人物や、限りなく実在の人物に近づけたゲームキャラを再現するのは、難易度が高い。これはホニャララでございますと看板ぶら下げてないと、わかりゃしない。
すっかりお馴染みとなった、スノーボードその他が行われるジャンプ台。見慣れるともう驚かないけど、街中でジャンプ競技が見られるのは結構すごいことだと思う。周りはビルやで。
すすきの会場では氷像が林立し、大通公園から中島公園までは、案外なんてことない距離なんだとわかる。すすきの会場はロードヒーティングが行き渡っているのか、路面の雪も極小。太陽光の下で見る氷像は、キラキラ光ってきれいだった。
ちっさいけどスケートリンク。大通公園を見下ろす場所で一服。大通公園に面しているというのは、不動産価値としてやっぱ絶大。ということをかみしめつつ飲んだのは、リボンナポリン。昔懐かしい味がする。
昔懐かしい成分がちょっとでもあると、足も伸ばすし手にも取るけど、懐かしさを微塵も感じさせないものは、別モノあるいは関係ないものとしてスルーする。新しいだけでは、どうにもならない。新しいが、マスとなって押し寄せるまでは。
追記:北方領土なんちゃらという署名コーナーがあったのも、今年の雪まつりの特徴かも。ここ数年で、そんなの初めて見た。入場者数を押し上げたものは、なにも観光客だけではなかったのかもね。かもかも。