クローズドなつもりのオープン・ノート

~生きるヨロコビ、地味に地道に綴ってます~

悪銭身に付かず

お金に色はないけど、悪銭という考え方はある。もらって困る、あるいはおっかないのが悪銭。出所の怪しいお金を洗浄したあとのお金も、もらって困るあるいはおっかない系のお金。祟るから。

 

おっかないのは、悪銭とバレた後の処理が面倒かつ大変だから。あなたからのお金は今後受け付けませんとシャットアウトすれば、陰に日向にイヤガラセされて疲弊する。あるいは、切った取引の後をどう埋めるのか。

 

その苦労を知ってる先人が、そもそも怪しい金は受け取るなとルールを定め、断りやすくしてくれた。ルールは便利なんだ。せっかく先人が作ってくれた便利なもの。無効化したのなら、不便に泣いてもしょうがない。

 

日に日に気温が上がり、日増しに雪も融けていく。

f:id:waltham70:20190228131442j:plain

名残おしい雪

こんな雪景色にお目にかかれるのも、あとわずか。雪は解けても花が咲くのはまだもう少し先。これから花が咲くまでは、一年でもっともつまらないシーズン。雪景色や夏でも冷涼かつ過ごしやすいという特色がなかったら、単なる地方都市。

f:id:waltham70:20190228131431j:plain

池の上に積もる雪、まだ池は凍ってる。

駅前通りから中島公園までは、札幌市内でももっとも雪が少ない歩道かな。ロードヒーティングという文明の賜物か、それともおもてなしの賜物か。

f:id:waltham70:20190228131456j:plain
f:id:waltham70:20190228131437j:plain
ベンチが埋まるほどの雪。

f:id:waltham70:20190228131449j:plain

踏み固められてないところを踏み抜くと、大変。

ロードヒーティングとおもてなしの掛け算で、真冬であっても歩行あるいは通行に支障のない道路は利便性が高い。利便性が高い道をよく知っているのはきっと、配送その他で現地を熟知している人たち。

 

普通の地方都市と違い、なんてったって真冬にはうんざりするほどの雪に見舞われる土地。単に建物が建っているだけでなく、その前の道路まで除雪されてるかどうかは意外と重要。生活のしやすさが劇的に変わり、雪国仕様からも自由になれる。ストリートビューで離れていても街の景色はわかるけど、除雪されるかどうかまではわからない。

 

スノーシューズに防寒用コート。あるいは雪掻き用の道具にウィンタースポーツ用のあれこれ。何かとかさばる、オフシーズンには不要なものを収納するために、基本的にはゆとりある広さなのが北海道のおうち。

 

雪が降らなければ、要らないものが多過ぎる。そのうえ、もしもに備えて防災グッズまで買い込むようになったら、ますます普段あるいは滅多に使わないものだらけになる。

 

新しく何かを買ったら、古いものは捨てる。

 

いつでもこざっぱり身綺麗に暮らすコツとわかっていても、実用的でないものの新旧交代は、見極めが難しい。実用的なものは、なにしろ実用かどうかが決め手だから機能で足切りができる。

 

新しいものに替えたらより手間がかかってしょうがない実用品なら、何のために新しくしたのかわかりゃしない。

f:id:waltham70:20190228131423j:plain

もらって困るあるいはおっかない系のお金は、祟られる前に潔く使い果たすに限り、潔く使い果たす人が同時多発であちこちに現れると、局所でバブルが起こるし起こせる。