クローズドなつもりのオープン・ノート

~生きるヨロコビ、地味に地道に綴ってます~

読書

ココロ静まり返っても、穏やかでなし

アメリカ、北朝鮮を再びテロ支援国家に指定 観測史上初、太陽系外からの小天体を確認とネイチャーに発表。オウムアムアと命名 Amazon、サイバーマンデーセールを12月8日から78時間にわたって開催 サケ・イクラ泥棒、捕まえてみたら暴力団員だったというニュ…

高名な人を別の角度から分析した『一茶の相続争い』読んだ

高名な俳人を、「遺産争い」という別の角度から眺めてみた本 小林一茶といえば、俳句の世界の超有名人。 我ときて遊べや親のない雀 めでたさも中くらいなりおらが春 雀の子そこのけそこのけお馬が通る やせ蛙負けるな一茶ここにあり 有名な句を並べると、そ…

失敗から学べることは多い『古文書返却の旅』読んだ

『古文書返却の旅 戦後史学史の一齣』という、タイトルからして取っつきにくさ満点。ちなみに、“一齣”の読み方がわからなくてグーグルさんに聞いた。“ひとこま”と読むらしい(帯にはしっかりルビが振ってあった) 古文書返却の旅―戦後史学史の一齣 (中公新書…

身近だけどよく知らない、『日本海 その深層で起こってること』

今日から9月。 ・日本代表2018年ワールドカップに出場決定 ・民進党代表に前原氏が選任 ・アメリカ中間層でオピオイド中毒が深刻化 文章を読むときには、それが一体いつ書かれたものなのか。とっても気にする。毎日大量のニュースを読んでいるけれど、今日…

ローカルスタンダードがグローバルスタンダードになるか『Suicaが世界を制覇する』読んだ

タイトルには、“アップルが日本の技術を選んだ理由”と続く。なぜアップルが、国際標準でもないSuicaをApple Payに採用し、JR東日本をビジネスパートナーに選んだのかが、よくわかった。 Suicaが世界を制覇する アップルが日本の技術を選んだ理由 (朝日新書) …

原油価格はなぜ乱高下するのか『石油を読む』読んだ

2017年2月に刊行された第三版。石油あるいは原油まわりの基礎知識とシェール革命も織り込みながら、最新の事情まで追った一冊。”石油がなくなる詐欺”にも、これを読んでおけば騙されない。 石油を読む〈第3版〉 (日経文庫) 作者: 藤和彦 出版社/メーカー: 日…

高効率で豊かになる社会で、さぁ何しましょ?『スマホでサンマが焼ける日』読んだ

タイトルの勝利で、ついお買い上げ。 (本文とは関係のない画像。でっかいイチゴやでと見せびらかしたかっただけ。) 5年前だったらエイプリールフールネタかな?と一顧だにしなかったけれど、今だったらアリだと思う『スマホでサンマが焼ける日』。 スマホ…

気候はライフスタイルと直結、『人類と気候の10万年史 過去に何が起きたのか、これから何が起こるのか』読んだ

温故知新という言葉が示す通り、古い事柄を調べることで、新しい知見が得られることもある。例えば、1万年以上にわたって通用した経験則が、これからはまったく通用しない可能性だってあることとか。 『人類と気候の10万年史 過去に何が起きたのか、これか…

百聞は一見にしかず『異邦から/へのまなざし―見られる日本・見る日本』読んだ

京都にある国際日本文化研究センター(=日文研)が設立されて、早30年。 日本の文化・歴史を研究する機関なのに、頭に「国際」とついているのは、世界の中で日本の歴史や文化をどう位置付けるのかを、研究命題としているからだとか。 創立30周年を記念して…

チーズとサイエンスのマリアージュ『チーズの科学』読んだ

10年前あるいは20年前と今の日本の家庭料理を比べた時、もっとも顕著な違いは「チーズの登場頻度」じゃないかと思ってる。特に最近人気のレシピ動画では、デザート以外でもチーズが頻出、トローリとろけて伸びてる。 すっかり日本の食卓でも身近になったチー…

稼ぐことにしか興味がない国だから滅ぼされた『ある通商国家の興亡 カルタゴの遺書』読んだ

“ハンニバル“といえば一般的にはハンニバル・レクター、ハンニバル・ザ・カニバルの方が有名だけど、カルタゴの名将ハンニバル将軍の方が断然好き。象を率いてアルプスを越え、イタリアにまで攻め入ってローマを震撼させた人。ちなみに、紀元前のお話。 すべ…

書を持って、街に出る

予報通り最高気温は23~24℃まで上昇し、初夏のように爽やかな一日だった。 とはいえ桜はこれから見頃を迎えるんだけどね。ここかしこで桜が満開になりつつあり、たいへん目の保養になる。あな嬉し。 そして、梅と桜がいっぺんに開花する。 日当たり、場所に…

『暴露の世紀 国家を揺るがすサイバーテロリズム』読んだ

ツールがあったら使ってみたくなるのは人情というもので。 アメリカの諜報機関NSAから「XKEYSCORE」というメールや通信記録の収集・探索が可能な監視ツールの提供を受けた日本側の人、使ってみようと思わなかったのかしらねぇ。。 スノーデン事件にパナマ文…

『チャットボット AIとロボットの進化が変革する未来』読んだ

Amazonの人口知能「Alexa(アレクサ)」を搭載した、echoの日本発売を心待ちにしてる。Echoは、音声を認識するチャットボットという理解で、多分いいはず。 ところでチャットボットって何なのさ???ということで、『チャットボット AIとロボットの進化が変…

ニセモノでもマスメディアになれるのか『ネットメディア覇権戦争 偽ニュースはなぜ生まれたか』読んだ

しばらくカネカネカネと、お金や決済に関する文章を詰め込みまくったので、毛色の違ったものでお口直し。『ネットメディア覇権戦争 偽ニュースはなぜ生まれたか』を読んだ。 この季節、4月にしては30年ぶりとかいう名残り雪が吹雪まくった翌日の最高気温は、…

『決済の黒船 Apple Pay』 読んだ

決済の黒船と言われましても。おサイフケータイですでに経験済みだしな。。という先入観が、大きく覆った。 その姿はよく知るおサイフケータイにそっくりだけど、中身が違う。規格や使われている技術が、そもそも違う。 ガラパゴスな日本のおサイフケータイ…

『ブロックチェーンの衝撃』読んだ

サブタイトルは、“ビットコイン、FinTechからIoTまで社会構造を覆す破壊的技術”と、ものものしい。 ブロックチェーンの衝撃 作者: ビットバンク株式会社&『ブロックチェーンの衝撃』編集委員会,馬渕邦美 出版社/メーカー: 日経BP社 発売日: 2016/06/08 メデ…

肩凝りと『箱舟の航海日誌』と

青空が広がり、足元の雪は消えつつあるとはいえ、気温はまだまだ低いので、油断ならねぇ。とはいえバンクーバーよりは暖かいようで、「勝った」と謎の優越感にひたる。 つい最近オープンした新しい商業施設、シタッテサッポロ。通りかかったついでに、気分は…

初学者にもとっても親切な、『知っておきたい情報社会の安全知識』読んだ

初学者にもとっても親切な、『知っておきたい情報社会の安全知識』読んだ。 知っておきたい 情報社会の安全知識 (岩波ジュニア新書) 作者: 坂井修一 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 2010/03/20 メディア: 新書 購入: 2人 クリック: 3回 この商品を含むブ…

戦わない者がヒーローになったら困るの誰だ?『笹まくら』を読んだ

戦争によって日常が浸食されていく、『この世界の片隅に』や、望まないまま戦場に送られた兵士を描いた『永遠の0』など、戦争を描いた作品は数知れず。古今東西戦争をテーマにしたフィクションは数あれど、その中でもマイノリティ中のマイノリティを主人公…

塩は神様に祭られたためしなし

日本の神様は甘党なのか。 宮本常一の『塩の道』読んだ。講談社学術文庫の中の一章。他に“日本人と食べもの”、“暮らしの形と美”が収録されている。 塩の道 (講談社学術文庫) 作者: 宮本常一 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 1985/03/06 メディア: 文庫 購入…

『拡張するテレビ―広告と動画とコンテンツビジネスの未来―』読んだ

“拡張するテレビ“ってどういうこと???と、タイトルに惹かれて読んでみた。今のところ、Kindle Unlimited対象商品。 拡張するテレビ ― 広告と動画とコンテンツビジネスの未来 ― (宣伝会議 実践と応用シリーズ) 作者: 境治 出版社/メーカー: 宣伝会議 発売…

低―い位置から見たウェブメディア興亡史『ウェブでメシを食うということ』読んだ

低―い位置から見たウェブメディア興亡史『ウェブでメシを食うということ』読んだ。 ウェブでメシを食うということ 作者: 中川淳一郎 出版社/メーカー: 毎日新聞出版 発売日: 2016/06/25 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 角川書店から刊行された…

ほのぼのしたい時には『日本語擬態語辞典』でにやにやする

もじゃもじゃ、ぷうぷう、つくづく。頻出とは言わないまでも、しばしば目にするこれらの擬態語を面白おかしく紹介したのが『日本語擬態語辞典』。 Instagram 本屋さんで見かけた時、おやっ?と違和感を覚えたのは、左開きだったから。辞典だけど、面白かわい…

舌噛んで死んじゃいたいと知性と優しさと

この本の影響から、一生抜け出せそうにないのが『赤頭巾ちゃん気をつけて』。 1969年に刊行された、もう少しで半世紀に手が届きそうな古い本。 赤頭巾ちゃん気をつけて 改版 (中公文庫) 作者: 庄司薫 出版社/メーカー: 中央公論新社 発売日: 2012/12/19 メデ…

『ネットフリックスの時代 配信とスマホがテレビを変える』を読んだ

テレビファーストからスマホファーストへ。暇な時間の潰し方が変わるなか、テレビ放送にかわる存在感を放つ、動画配信サービス。ネットフリックスにHuluにアマゾンプライムに。今までになかった選択肢が生まれると、世の中はどう変わるのか。ネットフリック…

ネットワークビジネスにハマる男性を描いた『ニューカルマ』を読んだ

フィクションの醍醐味のひとつに、“果てを可視化した姿”があると思ってる。 ありふれた独身サラリーマンが、ネットワークビジネスに絡み取られていく姿を描いた『ニューカルマ』。マルチにハマった男の成れの果てが垣間見れて、好奇心を満足させてくれる。同…

『細雪』と四姉妹考

着物の柄を見るのスキー。朝ドラ『あさが来た』の主人公姉妹、今はお嫁に行ってしまって質素な着物になったけど、幼少期のふたりはそれはもう素晴らしい着物を着てた。着物の柄を見るのスキーとしてはたいへん目の保養になった。 細雪 発売日: 2015/10/06 メ…

『戦争は女の顔をしていない』読んだ。

今年2015年のノーベル文学賞を受賞した、スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチの処女作『戦争は女の顏をしていない』を読んだ。正確には本棚から引っ張り出してきての再読。 戦争は女の顔をしていない 作者: スヴェトラーナアレクシエーヴィチ,三浦みどり 出…

『商店街はいま必要なのか「日本型流通」の近現代史』読んだ

商店街をタイトルに持ってきた本、たくさん並んでる。それだけ商店街に対する関心が高いと見るべきなのか。欧米とはまた違う、独自進化をとげた日本型流通の近現代を振り返りながら、小売業や流通の今を考える、『商店街はいま必要なのか「日本型流通」の近…