クローズドなつもりのオープン・ノート

~生きるヨロコビ、地味に地道に綴ってます~

読書

高効率で豊かになる社会で、さぁ何しましょ?『スマホでサンマが焼ける日』読んだ

タイトルの勝利で、ついお買い上げ。 (本文とは関係のない画像。でっかいイチゴやでと見せびらかしたかっただけ。) 5年前だったらエイプリールフールネタかな?と一顧だにしなかったけれど、今だったらアリだと思う『スマホでサンマが焼ける日』。 スマホ…

気候はライフスタイルと直結、『人類と気候の10万年史 過去に何が起きたのか、これから何が起こるのか』読んだ

温故知新という言葉が示す通り、古い事柄を調べることで、新しい知見が得られることもある。例えば、1万年以上にわたって通用した経験則が、これからはまったく通用しない可能性だってあることとか。 『人類と気候の10万年史 過去に何が起きたのか、これか…

百聞は一見にしかず『異邦から/へのまなざし―見られる日本・見る日本』読んだ

京都にある国際日本文化研究センター(=日文研)が設立されて、早30年。 日本の文化・歴史を研究する機関なのに、頭に「国際」とついているのは、世界の中で日本の歴史や文化をどう位置付けるのかを、研究命題としているからだとか。 創立30周年を記念して…

チーズとサイエンスのマリアージュ『チーズの科学』読んだ

10年前あるいは20年前と今の日本の家庭料理を比べた時、もっとも顕著な違いは「チーズの登場頻度」じゃないかと思ってる。特に最近人気のレシピ動画では、デザート以外でもチーズが頻出、トローリとろけて伸びてる。 すっかり日本の食卓でも身近になったチー…

稼ぐことにしか興味がない国だから滅ぼされた『ある通商国家の興亡 カルタゴの遺書』読んだ

“ハンニバル“といえば一般的にはハンニバル・レクター、ハンニバル・ザ・カニバルの方が有名だけど、カルタゴの名将ハンニバル将軍の方が断然好き。象を率いてアルプスを越え、イタリアにまで攻め入ってローマを震撼させた人。ちなみに、紀元前のお話。 すべ…

書を持って、街に出る

予報通り最高気温は23~24℃まで上昇し、初夏のように爽やかな一日だった。 とはいえ桜はこれから見頃を迎えるんだけどね。ここかしこで桜が満開になりつつあり、たいへん目の保養になる。あな嬉し。 そして、梅と桜がいっぺんに開花する。 日当たり、場所に…

『暴露の世紀 国家を揺るがすサイバーテロリズム』読んだ

ツールがあったら使ってみたくなるのは人情というもので。 アメリカの諜報機関NSAから「XKEYSCORE」というメールや通信記録の収集・探索が可能な監視ツールの提供を受けた日本側の人、使ってみようと思わなかったのかしらねぇ。。 スノーデン事件にパナマ文…

『チャットボット AIとロボットの進化が変革する未来』読んだ

Amazonの人口知能「Alexa(アレクサ)」を搭載した、echoの日本発売を心待ちにしてる。Echoは、音声を認識するチャットボットという理解で、多分いいはず。 ところでチャットボットって何なのさ???ということで、『チャットボット AIとロボットの進化が変…

ニセモノでもマスメディアになれるのか『ネットメディア覇権戦争 偽ニュースはなぜ生まれたか』読んだ

しばらくカネカネカネと、お金や決済に関する文章を詰め込みまくったので、毛色の違ったものでお口直し。『ネットメディア覇権戦争 偽ニュースはなぜ生まれたか』を読んだ。 この季節、4月にしては30年ぶりとかいう名残り雪が吹雪まくった翌日の最高気温は、…

『決済の黒船 Apple Pay』 読んだ

決済の黒船と言われましても。おサイフケータイですでに経験済みだしな。。という先入観が、大きく覆った。 その姿はよく知るおサイフケータイにそっくりだけど、中身が違う。規格や使われている技術が、そもそも違う。 ガラパゴスな日本のおサイフケータイ…

『ブロックチェーンの衝撃』読んだ

サブタイトルは、“ビットコイン、FinTechからIoTまで社会構造を覆す破壊的技術”と、ものものしい。 ブロックチェーンの衝撃 作者: ビットバンク株式会社&『ブロックチェーンの衝撃』編集委員会,馬渕邦美 出版社/メーカー: 日経BP社 発売日: 2016/06/08 メデ…

肩凝りと『箱舟の航海日誌』と

青空が広がり、足元の雪は消えつつあるとはいえ、気温はまだまだ低いので、油断ならねぇ。とはいえバンクーバーよりは暖かいようで、「勝った」と謎の優越感にひたる。 つい最近オープンした新しい商業施設、シタッテサッポロ。通りかかったついでに、気分は…

初学者にもとっても親切な、『知っておきたい情報社会の安全知識』読んだ

初学者にもとっても親切な、『知っておきたい情報社会の安全知識』読んだ。 知っておきたい 情報社会の安全知識 (岩波ジュニア新書) 作者: 坂井修一 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 2010/03/20 メディア: 新書 購入: 2人 クリック: 3回 この商品を含むブ…

戦わない者がヒーローになったら困るの誰だ?『笹まくら』を読んだ

戦争によって日常が浸食されていく、『この世界の片隅に』や、望まないまま戦場に送られた兵士を描いた『永遠の0』など、戦争を描いた作品は数知れず。古今東西戦争をテーマにしたフィクションは数あれど、その中でもマイノリティ中のマイノリティを主人公…

塩は神様に祭られたためしなし

日本の神様は甘党なのか。 宮本常一の『塩の道』読んだ。講談社学術文庫の中の一章。他に“日本人と食べもの”、“暮らしの形と美”が収録されている。 塩の道 (講談社学術文庫) 作者: 宮本常一 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 1985/03/06 メディア: 文庫 購入…

『拡張するテレビ―広告と動画とコンテンツビジネスの未来―』読んだ

“拡張するテレビ“ってどういうこと???と、タイトルに惹かれて読んでみた。今のところ、Kindle Unlimited対象商品。 拡張するテレビ ― 広告と動画とコンテンツビジネスの未来 ― (宣伝会議 実践と応用シリーズ) 作者: 境治 出版社/メーカー: 宣伝会議 発売…

低―い位置から見たウェブメディア興亡史『ウェブでメシを食うということ』読んだ

低―い位置から見たウェブメディア興亡史『ウェブでメシを食うということ』読んだ。 ウェブでメシを食うということ 作者: 中川淳一郎 出版社/メーカー: 毎日新聞出版 発売日: 2016/06/25 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 角川書店から刊行された…

ほのぼのしたい時には『日本語擬態語辞典』でにやにやする

もじゃもじゃ、ぷうぷう、つくづく。頻出とは言わないまでも、しばしば目にするこれらの擬態語を面白おかしく紹介したのが『日本語擬態語辞典』。 Instagram 本屋さんで見かけた時、おやっ?と違和感を覚えたのは、左開きだったから。辞典だけど、面白かわい…

舌噛んで死んじゃいたいと知性と優しさと

この本の影響から、一生抜け出せそうにないのが『赤頭巾ちゃん気をつけて』。 1969年に刊行された、もう少しで半世紀に手が届きそうな古い本。 赤頭巾ちゃん気をつけて 改版 (中公文庫) 作者: 庄司薫 出版社/メーカー: 中央公論新社 発売日: 2012/12/19 メデ…

『ネットフリックスの時代 配信とスマホがテレビを変える』を読んだ

テレビファーストからスマホファーストへ。暇な時間の潰し方が変わるなか、テレビ放送にかわる存在感を放つ、動画配信サービス。ネットフリックスにHuluにアマゾンプライムに。今までになかった選択肢が生まれると、世の中はどう変わるのか。ネットフリック…

ネットワークビジネスにハマる男性を描いた『ニューカルマ』を読んだ

フィクションの醍醐味のひとつに、“果てを可視化した姿”があると思ってる。 ありふれた独身サラリーマンが、ネットワークビジネスに絡み取られていく姿を描いた『ニューカルマ』。マルチにハマった男の成れの果てが垣間見れて、好奇心を満足させてくれる。同…

『細雪』と四姉妹考

着物の柄を見るのスキー。朝ドラ『あさが来た』の主人公姉妹、今はお嫁に行ってしまって質素な着物になったけど、幼少期のふたりはそれはもう素晴らしい着物を着てた。着物の柄を見るのスキーとしてはたいへん目の保養になった。 細雪 発売日: 2015/10/06 メ…

『戦争は女の顔をしていない』読んだ。

今年2015年のノーベル文学賞を受賞した、スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチの処女作『戦争は女の顏をしていない』を読んだ。正確には本棚から引っ張り出してきての再読。 戦争は女の顔をしていない 作者: スヴェトラーナアレクシエーヴィチ,三浦みどり 出…

『商店街はいま必要なのか「日本型流通」の近現代史』読んだ

商店街をタイトルに持ってきた本、たくさん並んでる。それだけ商店街に対する関心が高いと見るべきなのか。欧米とはまた違う、独自進化をとげた日本型流通の近現代を振り返りながら、小売業や流通の今を考える、『商店街はいま必要なのか「日本型流通」の近…

『大きらいなやつがいる君のためのリベンジマニュアル』読んだ

いじめ、なくならないっすね。 一瞬ギョッとするタイトルも、検索流入を意識してのことと思えば納得。いじめをきっかけに生まれる憎しみや恨み、心の傷との向き合い方を説いた、『大きらいなやつがいる君のためのリベンジマニュアル』を読んだ。 大きらいな…

『できれば服にお金と時間を使いたくないひとのための一生使える服選びの法則』読んだ

どこまでがサブタイトルだろうと迷う、長ーいタイトルの本『できれば服にお金と時間を使いたくないひとのための一生使える服選びの法則』を読んだ。 太字になってる箇所が、きっとこの本で最も訴えたいことに違いない。 できれば服にお金と時間を使いたくな…

今月タイトル買いした本2冊

夕方、J-WEVEを聴きながらご飯の支度。 流れてきた音楽は、『銀河英雄伝説』舞台版のテーマソング、『河村隆一 with 銀河英雄伝説 choir』。舞台では河村隆一がヤン・ウェンリーを演じるらしい。危うく包丁で指切りそうになるところだった。びっくりし…

悪事をそそのかす理由は二通り

判断力の乏しい子供にルールから逸脱した行為をそそのかす場合、その理由には2通りある。悪事をそそのかされた子供で思い出したのが、『小鳥の墓』という中編小説。上田早夕里の『魚舟・獣舟』に収録されている。 魚舟・獣舟 作者: 上田早夕里 出版社/メー…

『F1ビジネス戦記』読んだ

新しい事業やスタートアップならではの話なら、牽引役となった人から聞くのがいちばん面白い。逆に、ある事業の終焉ならではの話なら、現場で手を動かしていた人から聞くのがきっと一番面白い。 F1ビジネス戦記 ホンダ「最強」時代の真実 (集英社新書) 作者:…

『本を愛しなさい』再読

詩人の長田弘さんの訃報が流れてきた。 今月の繰り返し読む本リストに入れて読み返している最中だったので、思いがけないニュースにしんみりしてる。 氏の書くものは、小難しい言葉を極力使わずに、明文化するのが難しい事象をすっきり解きほぐしてくれる。…

『たったひとつの「真実」なんてない』を読んだ

『たったひとつの「真実」なんてない』~メディアは何を伝えているのか?~を読んだ。 事実はひとつ、真実は、その事実を見つめていた人の数だけある。交錯する複数の真実の中から、事実を見つけ出すノウハウを、テクニカルな面も交えて平易に説明してくれた…

『インターネットが普及したら、ぼくたちが原始人に戻っちゃったわけ』読んだ

インターネットが研究者などごく一部の限られた人のものから、「普通」の人のものへと変わりゆくごく初期の頃。『ワイアード』は、テクノロジーに強くてテクノロジーの登場が世の中をどう変えてゆくのかを解き明かす、「奇妙な」雑誌だった。 1990 年代…

『億男』を読んだ

久しぶりにエンタメ小説を読んだ。今年の本屋大賞にもノミネートされてる作品。リーダビリティがあって、あっという間に読み終えた。 ~借金返済のために朝から晩まで働きづめだった主人公一男は、宝くじで3億という大金を手にする。その日から始まった、お…

朝食は巌窟王

日曜日の朝食は、カナダ生まれとかいうサンドイッチ、「モンティクリスト」で。 食パンにハムとチーズをトッピングし、もう一枚のパンでサンドイッチ状態にした後で卵液にくぐらせ焼いたもの。クロックムッシュからべシャメルソースを抜いた、お手軽ホットサ…

『アカマイ 知られざるインターネットの巨人』読んだ

読みかけのまま何度も途中で挫折していた、『アカマイ 知られざるインターネットの巨人』をようやく読み終わった。 アカマイ 知られざるインターネットの巨人 (角川EPUB選書) 作者: 小川晃通 出版社/メーカー: KADOKAWA / メディアファクトリー 発売日: …

花咲慎一郎がドラマになっていた。

『カリオストロの城』に気を取られていて気付かなかったけど、 昨日から柴田よしき原作の『花咲慎一郎』シリーズがドラマになっていた。 【金曜8時のドラマ】保育探偵25時~花咲慎一郎は眠れない!!~:テレビ東京 【金曜8時のドラマ】保育探偵25時~花咲慎…

『里山資本主義 日本経済は「安心の原理」で動く』読んだ。

『里山資本主義 日本経済は「安心の原理」で動く』を読んだ。 里山資本主義 日本経済は「安心の原理」で動く (角川oneテーマ21) 作者: 藻谷浩介,NHK広島取材班 出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店 発売日: 2013/09/25 メディア: Kindle版 この商品を含…

『「メジャー」を生み出す』読んだ

『「メジャー」を生み出す マーケティングを超えるクリエイターたち』 読んだ。 「メジャー」を生みだす マーケティングを超えるクリエイターたち 角川oneテーマ21 作者: 堀田純司 出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店 発売日: 2014/12/10 メディア: Kindl…

『しんがり 山一証券 最後の12人』読んだ

クリスマス・イブに読み終わりました報告をするには、全くふさわしくない本を読み終わった。 しんがり 山一證券 最後の12人 作者: 清武英利 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2014/01/31 メディア: Kindle版 この商品を含むブログ (2件) を見る 『しんがり…

『Google vs トヨタ 「自動運転車」は始まりにすぎない』を読んだ。

『Google vs トヨタ 「自動運転車」は始まりにすぎない』を読んだ。 Google vs トヨタ 「自動運転車」は始まりにすぎない (角川EPUB選書) 作者: 泉田良輔 出版社/メーカー: KADOKAWA / 中経出版 発売日: 2014/12/10 メディア: Kindle版 この商品…

『インターネット的』を読んで。

コピーライターというより、今ではすっかり『ほぼ日刊イトイ新聞』の人で知られる糸井重里氏による、『インターネット的』を読んだ。 インターネット的 PHP文庫 作者: 糸井重里 出版社/メーカー: PHP研究所 発売日: 2014/11/21 メディア: Kindle版 この商品…

『ふしぎな国道』読んだ。

国道という、とってもありふれたものから非日常な楽しみを見出した国道マニアたち。道路趣味という奥深ーい世界の深淵は、大変興味深いものだった。面白い。地図や写真も豊富です。 本書は、日本の道路行政の問題について鋭く分析・検討し、何事か物申すよう…

『カフェと日本人』読んだ。

「もう一度、訪れてみたいカフェは、どこの何という店ですか?」 そう聞かれたら、 イノダコーヒー札幌紀伊國屋支店 タナカコーヒー先斗町店 珈琲店 北地蔵 3つのお店が浮かんだけど、残念ながらどのお店も今はもうない。 もう一度訪れてみたい、特別な場所…

口惜しいなら、不幸になっちゃダメだぞ

一気に円安もすすんだことだし、ほったらかしにしてたへそくり求めてゴソゴソしてた。1ドル80円時代に買ったドルキャッシュ、記憶よりも金額少なかった。おまけに、ドルキャッシュ以上に使い道のないユーロ札も一緒に発掘された。 Instagram 記憶なんて、…

『失われた感覚を求めて』読んだ。

東京と京都の2拠点で活動する小さな総合出版社、ミシマ社を起ち上げた同社代表の三島邦弘氏による、これまでとこれからを綴った書、『失われた感覚を求めて』を読んだ。 本を読む者として「本の未来」にも関心がある人、近ごろのベストセラーの良い読者には…

新たな物語が必要とされるとき

過去から学べることは、確かに多いんだよね。 #bird ラッセル・クロウが大変カッコよかった『グラディ・エーター』。ローマの剣闘士を描いたこの映画では、パックス・ロマーナの影で、民衆の娯楽やはけ口として、剣闘士同士のバトルが人気だったことがわかる…

読み返す

終日雨がパラついてたせいか、気温が上がらず寒い一日だった。短い夏が終わり、またもや衣替えの季節。もうサンダルも履けない。季節の移り変わり、早過ぎる。 Instagram 遠出する予定をキャンセルして、家で本を読んでた。暇つぶしにKindleにダウンロードし…

『ラブフロムボーイ』読んだ

たった一冊でも一編でも、誰かの記憶に残るものを書いたんだから、 十分じゃない。 今となってはどうやってそのレビューにたどりついたのか、もう思い出せない。「全く読んだことのないタイプ」の本を求めてネットを巡回中に、たまたま見つけたのがこのコミ…

『かもめのジョナサン 完成版』読んだ。

抽象の世界に飛び立ったカモメは、生活の夢はもう見ないのか。 40年以上も前に出版され、大ベストセラーとなった『かもめのジョナサン』。「飛ぶ」ことに誰よりもこだわった奇妙なカモメのお話は、3章までで終わってた。そこに、かつて著者自身が封印した…

『「好き嫌い」と経営』読んだ。

雨が降ってたせいで、肌寒い一日だった。勝手に夏休みの読書感想文企画をたてて実行中。今週は読書感想文多めをめざしてる。 #streetphoto 14名の経営者がその人個人の「好き嫌い」を語った、『「好き嫌い」と経営』を読んだ。 この本に登場する経営者の方…