クローズドなつもりのオープン・ノート

~生きるヨロコビ、地味に地道に綴ってます~

読書

『エリザベス女王 増補版 史上最長・最強のイギリス君主』読んだ

政治権力に対するもうひとつの権力は、王権。 エリザベス女王という世界最長の王権から見た、主に西欧世界の政治史といってもいい、『エリザベス女王 増補版 史上最長・最強のイギリス君主』*1読んだ。 2022年に亡くなったエリザベス女王の評伝は、史上…

ポートオーソリティってどんなもの?『港の世界史』を読んだ

空の玄関口は空港、海の玄関口は港。航空機(=飛行機)の歴史が始まって日が浅いせいか、空港の印象はどこに行ってもそう大差ないかもしれず、港の方がより歴史を感じられるのかも。 港という機能は同じでも、その有り様が異なるのは来歴が違うから。 港の…

飛脚が運んだ荷物はどんなもの?『飛脚は何を運んだのかー江戸街道輸送網』読んだ

文(ふみ)を運んで、荷物を運ぶ。飛脚という存在は、時代劇などを通じてイメージが先行してる。最も隆盛だった江戸時代の飛脚の姿は実際のところどうだったのか。飛脚の実像に迫った『飛脚は何を運んだのかー江戸街道輸送網』*1を読んだ。 実像に迫った時、…

料理は実用かそれとも趣味か

ざっくり料理とひとまとめにしても、その中身は実用と趣味では全く違う。 実用的な料理本、はらぺこグリズリー氏の『世界一美味しくて健康的なズボラ飯 えっ、全レシピ塩分2.5g脂質20g以下!?』*1と、趣味的な料理絵本『おせち』*2を読んだ。 はらぺこグリ…

『森と山と川でたどるドイツ史』読んだ

お菓子でたどるのは、フランス史。パスタでたどるのは、イタリア史。では、ドイツの歴史をたどるのに最適なものといえば、ビールやソーセージではなく森と山と川。 自然=景観からたどったドイツ史の本『森と山と川でたどるドイツ史』を読んだ。ドイツがドイ…

ドーナツにはミルクかコーヒーが、正しいペアリング

好悪は別として、ドーナツという食べ物を知ってる人は多く、知らない方が珍しい。 アップルパイにアイスクリーム、そしてドーナツ。アメリカのお菓子で思いつくのはまずその辺り。特にドーナツは、おやつにもなるけど朝食にもなるという点で、日本のあんぱん…

災いを防ぎたい、と思う気持ちから始まる

関東大震災*が発生したのは、お昼どき。 正午になろうかという頃で、昼食準備のために火を使っている家庭が多く加えて当時は密集した木造住宅ばかり。だから火災による死傷者、建物焼失が多かったんだと、これはその季節がやって来るといろいろなメディアで…

日本を代表する人物が見た世界、『豊田章男』を読んだ

トヨタといえば、日本を代表する会社。そのトヨタの創業家出身社長で創業者の孫となれば、徳川将軍家に例えれば家光か。 夏で夏休みだから、偉人伝を読むような気持ちで片山修著『豊田章男』kindle版ver.1.0を読んでみた。近過去のベストセラー。豊田家とし…

他人事で済ませたい、改易・転封。

リラ冷えというには寒過ぎる、さっぽろライラックまつり最終日、日中の気温は10℃~11℃。寒過ぎっ。 改易・転封・断絶。時代劇や時代小説にでも慣れ親しんでいる人ならともかく。知識として用語はよく知っていても、その影響力や効果については未知数。 気合…

財閥というヒーローが居た時代

京都は東山の麓、南禅寺界隈はホニャララ家ゆかりの立派な邸宅が散見されるエリア。 財閥として著名なお宅、今は美術館や博物館や、松下電器創業者ゆかりの邸宅、今は企業迎賓館っぽい建物などなど。ある時代を代表する成功者のお屋敷のある場所。 『財閥の…

楽天パンダとドン・キホーテのペンギン

楽天はパンダで、ドンキはペンギン。入口は親しみやすく敷居も低いけれど奥は深く、ひとつ扉を開けたら簡単に異世界へ飛んで行きそう。 気軽に読める読み物、異世界ではなくリアルにひも付いたビジネスのお話をと思ったので、『進撃のドンキ 知られざる巨大…

山を登る電車について書かれた、『箱根の山に挑んだ鉄路』読んだ

お正月に観るスポーツ中継は、ラグビーかサッカーかそれとも駅伝か。 箱根といえばお正月の駅伝が名物。大会参加者関係者に観客と、大勢の人が集まる(または集められる)のも、大量輸送手段があるから。 首都圏から箱根をめざしたとき、首都圏在住者じゃな…

選んで、選ばれる。

1974年から現代まで。この五十年間でアメリカ大統領に就任したのは、9人。一方その間日本の総理大臣に就任したのは26人。 大統領にフォーカスした現代アメリカ(政治)史、『大統領たちの五〇年史 フォードからバイデンまで』を読んだ。 颯爽と登場し早世し…

りんごでお菓子を作りながら、『アップフェルラント物語』を思う

まだまだ緑が目立った大通公園や中島公園の紅葉も、ここ数日でちょっとは進んだんじゃないかと思う、神無月ももう下旬。 これは先週の中島公園。イチョウはまだ青々。 八百万の神様が出雲に集うから、出雲では神在月。出雲以外では神無月で、出雲に行くなら…

『飛ぶ教室』が空を飛ぶとき

先の大戦と言ったとき、たいていの日本人なら第二次世界大戦だと思うだろう。 では単に先の戦争と言ったとき、言葉使いに慎重かつ厳格な人なら、海外派兵もあれば犠牲者も出した湾岸戦争?それとも直接関与はないけれど、海外で直近に起こっている戦争なの?…

ワンオペ

采配を振るうのに一人で充分なスペースを、一人で切り盛りする。 ワンオペを個人的に解釈すればそんな感じ。指図する人間が二人居ては狭すぎて、相当息の合ったコンビでもないと効率が落ちて、効率など上がらない。 飲食店開業に特に興味がなくても、一人で…

クオリティ

従業員と原材料。この2つに困らなければ、事業は続けられる。従業員に原材料、どちらの質も高ければ、ただ長く続けるだけでなく質の高い事業が営める。 たくさんの本が並ぶ書店のなかでも、誰もが知るゆるやかにカーブしたMのマークはよく目立ち、マクドナ…

ふざけんなクソジジイにクソババァ!!!と感じる人間性

図書館になら置いてあるような、見るからに大きくて分厚い大型本は、知識や知見をより多く伝えようとしたからあのサイズであの容れ物になっている。 視覚に訴えるよう中身には図表~ビジュアル資料~も含まれていて、頁数たっぷりだから何しろ重い。重くて嵩…

卵抜きでケーキを焼く方法

ケーキを焼く時に必要なものは、バターに砂糖・卵に小麦粉。ふんわりフワフワのスポンジケーキにしようと思えば卵を固く泡立てればよく、卵抜きでもケーキが作れたら画期的で、卵アレルギー持ちにとっては朗報。 『日本企業の為替リスク管理 通貨選択の合理…

バックステージ

お正月明けは、華やかだけど軽―く読める『王室外交物語』を読んで過ごした。 古代から近代、そして現代まで。王様と呼ばれる人達による、武力のようなハードに頼らないソフトパワーの効用について書かれていた。一見華やかで時には軽くも見えるけれど、実態…

風穴の開けかた

ありとあらゆるモノを、今すぐ俺・私のもとにもってこいという欲求がなくならないかぎり、ラストワンマイルの問題は解決しない。 だけどお買い得品を誰よりも早くという、経済的時間的効率性を最短で提供するツールがその性能を最大限に発揮したとき、“そん…

歴史から消えた、稀有なもの

権力の空白地帯でもない場所、権力がきっちり目を光らせているお膝元に出現する、巨大あるいは広大な建築物は、権威や権力の証。 そもそも権力と分かちがたく結びついているから、巨大あるいは広大な建築物ができあがる。 Googleさんに何気なく、特にテクニ…

近代化への橋渡し

インド全土に高速ブロードバンド網が整備されると、インドも先進国の仲間入り。もう新興国とは呼べなくなるかも。 インドの主要産業についての知見なんて持ち合わせてないけれど、IT人材を筆頭に高度知的労働者は外貨を稼いでインドに新しい富をもたらした。…

主人公にするなら、もっと他に魅力的な人物が居そうなものを。。

4人分が標準だったレシピの分量が、2人前になったのはさていつだったか。当たり前は、いつの間にかこっそり当たり前じゃなくなってる。これが標準と大きな声で言い触らされている頃がピークで、あとは下り坂。 桜咲く。 クィスリングといえば売国奴のこと…

使い勝手が信頼につながる

来月から給料は仮想通貨払いな。と、言われたら暴れる。安全資産と言われる金(きん)で支払うと言われてもイヤだ。 本日のおやつ。 例えば邦貨にして給料30万円分の仮想通貨を給与支払い日に受け取ったとして、現実には支払手段として普及していない仮想通…

愛情と敬意>好奇心

誰もが表現できる時代だからこそ「個」の気配が消えた、長文であっても読みやすく、個性らしい個性が感じられないことが逆に個性になっている。そんな文章に、価値があるように思える今日この頃。 煮りんごのケーキ。 自分で書くものは、到底そのレベルには…

文学者が考えた、お金についての異色の本『エンデの遺言 根源からお金を問うこと』読んだ

お金お金、お金お金、お金お金~♪という某マネー番組のテーマソングが、至極しっくりくる仮想通貨バブルが盛り上がってはじけそうな今日この頃。 現金や金塊のように、実体のあるリアルマネーとはまた違う。紙幣や硬貨といった実体もなければ信用の裏付けも…

それは献身に値するものか、よーく考えよう

アメリカで過去最大規模の税制改革法案成立、法人税率21%に引き下げ 天皇誕生日、皇居を一般参賀で訪れた人の数は平成に入って最多となる フィギュアスケート女子の宮原知子、全日本選手権を制し、ピョンチャンオリンピックへ 法人税率の引き下げを受けて、…

足りないものを足す

タイム誌、2017年の顔としてセクハラを告発した“沈黙を破った人たち”を選出 トランプ大統領、エルサレムをイスラエルの首都と認める 東京駅前に歩行者空間が誕生。丸の内広場がオープン 次から次へと著名人によるセクハラが、遠い過去まで遡って暴かれるさま…

平穏と退屈

竜王戦で勝利、羽生善治棋聖が永世7冠の偉業を達成 マルタ島の女性ジャーナリスト殺害事件で、容疑者10人逮捕 反政府組織との内戦が続くイエメンで、前大統領殺害される 今後100年は現れそうもない、「不世出の天才」と同時代に生きることは、単なる鑑賞者に…