クローズドなつもりのオープン・ノート

~生きるヨロコビ、地味に地道に綴ってます~

レビュー

『決済の黒船 Apple Pay』 読んだ

決済の黒船と言われましても。おサイフケータイですでに経験済みだしな。。という先入観が、大きく覆った。 その姿はよく知るおサイフケータイにそっくりだけど、中身が違う。規格や使われている技術が、そもそも違う。 ガラパゴスな日本のおサイフケータイ…

『ブロックチェーンの衝撃』読んだ

サブタイトルは、“ビットコイン、FinTechからIoTまで社会構造を覆す破壊的技術”と、ものものしい。 ブロックチェーンの衝撃 作者: ビットバンク株式会社&『ブロックチェーンの衝撃』編集委員会,馬渕邦美 出版社/メーカー: 日経BP社 発売日: 2016/06/08 メデ…

ブレイク・ライヴリーのファッション・ブック的映画、『アデライン100年の恋』見た

よそではそろそろ桜が咲こうかという時期なのに、なごり雪がしつこく降る。ほんと、いつまでもしつこくてうーんざり。 ブレイク・ライヴリーが最初から最後まで美しい『アデライン100年の恋』見た。 いつまでも若く美しいままの女性アデラインを、ブレイク・…

いつまでたっても戦争が終わらない戦士が可哀想すぎる『マン・ダウン 戦士の約束』見てきた

3月になると、年度末の予算消化工事や予算消化出張のように、一挙に映画の公開本数が増える。わりとマメに上映予定をチェックしてるのに、まったくノーマークの映画がひょっこり顔を出す。 『マン・ダウン 戦士の約束』も、まったくノーマークな戦場を舞台と…

ディズニーなのに王子様の出番なし、『モアナと伝説の海』見てきた

思わずハミングしたくなる、ステキな曲がいっぱいの『モアナと伝説の海』見てきた。見たのは字幕版。 映画『モアナと伝説の海』日本版予告編 歌って踊る、海洋冒険ファンタジーにして、“嫌々”バディもの。見終わった後は、背筋が伸びて前向きになれて、心が…

『グランド・イリュージョン』と豆のポタージュと

花粉飛び交う関東の陽気か、3月とはいえ小雪が舞う北の国か。羨むべきはいったいどちらか、花粉も雪もカンケーない南国にでも高飛びしたい。 舞い散る小雪のせいで、外出意欲はすみやかに減退。99%捨てるものしかないクローゼット整理は遅々として進まず、…

ケイシー・アフレックがオスカーを獲ったので『セインツ-約束の果て-』見た

ケイシー・アフレックが、アカデミー主演男優賞受賞\(^o^)/\(^o^)/\(^o^)/ お兄さんのベン・アフレックに比べると、日本人的には地味な印象のケイシー・アフレック。派手派手な作品よりも、じっくりと腰を落ち着けて鑑賞するような人間ドラマの方が、…

邦題が残念すぎる、『マネー・スキャンダル 破滅への欲望』見た

原題は『EQUITY』。株式や正当な権利、あるいは公正・公平を意味する単語で、その方がゲスっぽい邦題よりもずっと内容に即してる。 マネー・スキャンダル 破滅への欲望 (字幕版) 発売日: 2017/01/11 メディア: Amazonビデオ この商品を含むブログを見る ウォ…

西洋的ステレオタイプをぶち壊す『エム・バタフライ』見た

『ラストエンペラー』で清朝最後の皇帝溥儀を演じたジョン・ローンが、ヒロイン役。キワモノかな?と思った通りのキワモノだけど、ゲテモノになりかねないキワモノが、最後に見事な背負い投げを決めてくる。 エム・バタフライ(字幕版) 発売日: 2015/12/01 メ…

ホワイトブラウニーと『ニュースの天才』と

ラ・メゾン・ドゥ・ショコラのチョコレートボックスを、思う存分貪りたいと夢見ていた頃が、思えば一番幸せだった。どんなに好物でも過ぎたれば及ばざるごとしで、あとには胸やけが待つだけ。夢見る頃にはもう戻れない。 めんどくさい、今さらという気持ちを…

バレンタインも近いので、『バレンタインデー』見た

チョコはほとんど出てこない。 ハロウィンの時の渋谷が異常な盛り上がりをみせるように、バレンタインになるととりわけ盛り上がるのが、アメリカのロスアンゼルスなのかもしれない。かもかも。 バレンタインデー (字幕版) 発売日: 2013/11/26 メディア: Amaz…

証言は大事『アイヒマン・ショー 歴史を映した男たち』見た

テレビ史上初の記録映像シリーズとなった、アイヒマン裁判。 大物ナチス戦犯のひとりであるアドルフ・アイヒマンを、人道に対する罪で裁いたアイヒマン裁判では法廷にカメラが持ち込まれ、その一部始終が全世界に向かって放送された。 アイヒマン・ショー 歴…

壁の向こうはこんな世界だった、『東ベルリンから来た女』見た

壁を壊すための苦労や苦闘が遠くはるかなる記憶になって、今また場所を替え、壁を築くとかなんとかやかましい。あの苦労はいったい何だったんでしょうね、お父さんお母さん。 東ベルリンから来た女 [DVD] 出版社/メーカー: アルバトロス 発売日: 2013/07/03 …

邦題はひどいけど、ハッピーとポジティブがギュギュっと詰まった『パパVS新しいパパ』見た

日本の場合、二地域居住は花粉症をきっかけに広がるのかも。かもかも。花粉症シーズンだけ花粉の飛ばない地域で働くことができたら、生産性も働く人の幸福度もアップするに違いない。花粉症とは無縁になって、幸福度は確実に上昇した。 1時間に一回くらいの…

老醜に生きる往年の名女優が怖くてたまらない、『サンセット大通り』見た

今どきだと、邦画を見ずに洋画ばっかり見てる人は、変わりもんになるんだとか。趣味や好みが多様化した時代に、変わりものじゃない人って、じゃあどんな人さ?と、突き詰めて考えるのも面倒くさいので、今日も気分で好きなものを観てる。 昨日に引き続いて、…

ニコール・キッドマンが砂漠を行く、『アラビアの女王』見てきた

月の砂漠をはるばると~♪ ニコール・キッドマンが駱駝に乗って砂漠を行く。極論すれば、ただそれだけの映画とも言える、『アラビアの女王』を見てきた。サブタイトルの“愛と宿命の日々”で、察するべきだった。。 スクリーンに映し出されたタイトルのフォント…

タイトルでとっても損してる『ウエイトレス~おいしい人生のつくりかた』見た

昨夜は大統領就任式を見るために夜更かししたあと、見事にソファで寝落ち。おかげで、朝起きたら喉と頭が痛くて風邪っぽい。 歴代大統領が集結しての、4年に一度のポリティカル・エンターテイメントショーかつ政治版スーパーボウルっぽい。やっぱりあの国は…

タワーレコード繁栄の記録『オール・シングス・マスト・パス』見た

NO MUSIC NO LIFEが世界にあまねく行き渡ることで、幕を閉じることになった、大手レコードチェーン店タワーレコードを描いたドキュメンタリー、『オール・シングス・マスト・パス』を見た。Amazonプライムで。 オール・シングス・マスト・パス?(字幕版) 発売…

哀しきダークサイドストーリー『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』見てきた

Amazonプライムで半年間にDLした件数105件は、多過ぎるのか少な過ぎるのか。購入実額が瞬時にはわからないところが、ステキ設計。 今年映画館で最初に見た映画は、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』。3D字幕バージョンで見てきた。 スター・ウ…

ぶっ壊れていくナタリー・ポートマンが見ものな『ブラック・スワン』見た

ブラック・スワンというと、“金融市場での予測不可能な大惨事”を思い起こす方ではあるけれど、一般的には映画の方が有名なんだろうな。。 映画『ブラック・スワン』は、ナタリー・ポートマン主演でアカデミー主演女優賞も獲ったサイコサスペンス。古典的名作…

初学者にもとっても親切な、『知っておきたい情報社会の安全知識』読んだ

初学者にもとっても親切な、『知っておきたい情報社会の安全知識』読んだ。 知っておきたい 情報社会の安全知識 (岩波ジュニア新書) 作者: 坂井修一 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 2010/03/20 メディア: 新書 購入: 2人 クリック: 3回 この商品を含むブ…

戦わない者がヒーローになったら困るの誰だ?『笹まくら』を読んだ

戦争によって日常が浸食されていく、『この世界の片隅に』や、望まないまま戦場に送られた兵士を描いた『永遠の0』など、戦争を描いた作品は数知れず。古今東西戦争をテーマにしたフィクションは数あれど、その中でもマイノリティ中のマイノリティを主人公…

大枚払う気にはなれないから、映画で見るくらいでちょうどよし。『ノーマ東京』見てきた

フランスにミシュランがあれば、イギリスにはベストレストランあり。 どちらも美食家あるいは食の専門家による、レストランの格付け機関みたいなもの。S&Pもムーディーズも、それぞれの格付けには一家言あるように、ミシュランもベストレストランも各々がベ…

超絶オンチな実在の女性をモデルにした『マダム・フローレンス!夢見るふたり』を見てきた。

超絶オンチな実在の女性をモデルにした、最初から最後まで不協和音を奏でっぱなしのコメディー、『マダム・フローレンス!夢見るふたり』を見てきた。 メリル・ストリープ×ヒュー・グラント!映画『マダム・フローレンス! 夢見るふたり』予告編 主役のマダ…

シネマ歌舞伎『NEWシネマ歌舞伎 三人吉三』見てきた

シネマ歌舞伎で『NEWシネマ歌舞伎 三人吉三(さんにんきちさ)』見てきた。原作は河竹黙阿弥(幕末から明治の人だ!)作と古―い作品。現代風にアレンジ&ブラッシュアップすると、めっちゃカッコいいんだ。 シネマ歌舞伎『三人吉三』予告編 3時間半の舞台を…

二人が会ったからといって、何かいいことあったのか???『エルヴィスとニクソン~写真に隠された真実~』を見た

ヤクルトはそんなに好きじゃなくても、カップdeヤクルトならパクパク食べられる不思議。プリンよりも甘すぎず、ヨーグルトよりもおやつっぽいところがいい。乳酸菌が減ってようが、そんなことは無問題。美味しいは正義さ。 実話を大胆に脚色し、コメディに変…

20世紀中国のセレブ姉妹を描いた『宋家の三姉妹』見た

今日は少し暖かくなって、最高気温3℃で最低気温は-2℃。外を出歩く方が好きだけど、極寒だと出歩く気にもなれず。Amazonビデオにお世話になる季節の到来さ。 『細雪』に『海街ダイアリー』、古くは『若草物語』と、同時代を生きながらも違う生き方を選ぶ姉妹…

塩は神様に祭られたためしなし

日本の神様は甘党なのか。 宮本常一の『塩の道』読んだ。講談社学術文庫の中の一章。他に“日本人と食べもの”、“暮らしの形と美”が収録されている。 塩の道 (講談社学術文庫) 作者: 宮本常一 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 1985/03/06 メディア: 文庫 購入…

マグノリアの花たちのブラックアメリカンバージョン『スティール・マグノリア』見た

『マグノリアの花たち』という1989年公開の古―い映画がありまして。1989年だから、昭和64年にして平成元年。あぁ昭和が遠い。。 マグノリアの花たち (字幕版) 発売日: 2013/11/26 メディア: Amazonビデオ この商品を含むブログを見る 『プリティ・ウーマン』…

コメディエンヌとしても貫禄じゅうぶんなクィーン・ラティファ

日米で、その知名度に大きな差がある女優の筆頭、クィーン・ラティファ。勝手にそう思ってる。もともとは歌手なんだけど、コメディエンヌとしても才能あり。 180㎝近い長身で、横幅もたっぷり。よーく見ると美人で整った顔立ちなんだけど、よく見ないとその…