クローズドなつもりのオープン・ノート

~生きるヨロコビ、地味に地道に綴ってます~

コピー&ペースト

今朝はずいぶん冷えると思ったら、目覚めた時点で氷点下。−5℃や−8℃で北日本はどこも冷えっ冷え。

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南北に長くて山がち海がちあるいはまったいらと、地理的条件や気象条件も大きく異なる日本で、どこもかしこもまったく同じになった方が気持ち悪い。

 

東京のコピーとしてのリトルトーキョーをそれなりの都市に複数作ったあとは、中核都市のコピーをその周縁にまた複数作る。という風に、都市機能を順次コピー&ペーストしていったら東京にも余白が生まれ、生まれた余白にはどこかの国際級都市をコピーする。と、ゲームみたいに簡単にいけばいいんだけどさ。

 

人口規模あるいは産業構成が似たような街だと、移住するにもさせるにも抵抗がない。

 

そのままでは変わらない人たちも、環境が変われば否応なく環境に応じて変わるしかない。環境が変化すれば否応なくライフスタイルも変わり、変化したライフスタイルに応じた新しいOSが都市に標準装備されるようになる。

 

新しいOSを都市にインストールしたくてたまらない人たちは、だから環境に手を付ける。

 

ぎっちぎちですでに余白が失われた土地に余白を作り、作った余白には今までにはなかった何かを持ってくる。観光という視点で考えたら、どこに行っても同じ景色はマイナスにしかならないけれど、どこに行っても似たような景色や都市機能でどこでもだいたい同じ職種が慢性人手不足なら、migrantな人にとってはより都合がいい。働く場所も住む場所も見つけやすいから。

 

瞬間風速を大きくしたかったら、ひと声かけるだけで気軽に呼び寄せられる、その時もっとも美味しい果実を美味しくいただくのが好きな人たちに頼るに限る。けれど景気がいいと、migrantな人たちも安定を手にして身軽というわけにはいかず、笛吹けども踊らずになる。

 

景気がよくなって誰も踊ってくれなかったら、ハーメルンの笛吹き商売もあがったり。ハーメルンの笛吹き商売は、視界不良で足元も不安定な時こそ稼ぎどきだから。

 

視界不良で足元も不安定な時こそ稼ぎどきな人が、不安を煽る商売じゃ食っていけないと商売替えするくらいなら、世間にとってはいいこと。景気がいい、何よりの証拠になるから。景気がいい、目に見える証拠とするために、無理やり宗旨替え商売替えさせられてたら粉飾だけどさ。

 

欲しいものは何でも作ってきた人なら、必要なものもどこかから調達するでしょ。

 

一度失くした信用は、取り返すのがより大変になるから、現代における大罪筆頭は、ブランド毀損に決定。