二週間ほどで終わると思っていた花粉症。グズグズと鼻詰まることすでに一か月におよび、そろそろ5月も終わる。5月の方が先に終わるなんて、ほんと夢にも思わなかったわ。
起き抜けはモーニングアタックで症状が特にひどくなるから、朝食を見ると体調のよしあしが如実にわかる。モリモリ食べてる時は、体調のいい時。少食な時は、ダメな時。おやつみたいなもので済ましてる時もあるので、おやつタイムとの違いがわかりゃしねぇ。
- しらす丼、ホウレン草としめじのおろし和え、トマト入りもずく酢、味噌汁
- トマトソースのフィットチーネ、チキンソテー、スープ
- 鶏ひき肉のきんぴら炒め、アスパラのごま和え、ポテトサラダ、トマトスープ
- マグロの南蛮漬け、白菜のごま和え、鶏ひき肉のきんぴら炒め
- チンゲン菜と鶏むね肉のオイスターソース煮、きんぴらの玉子とじ
- 鯖のカレーソテー、ズッキーニのマリネ、小松菜とエノキのマスタード和え、味噌汁
- タラの頬肉の南蛮漬け、ズッキーニのマリネ、鯖サンド、チーズ
振り返ってみてはじめてわかる。あら?先週は外食なしだった?その代わりに週末はウチメシワイン(古いのは自覚してる)で、ワインのおともと思えば夜にサンドウィッチでもまぁいいかと。
基本的に、趣味で料理をしてる方。そのわりには手抜き気味なのは、予算の問題ややる気の問題もあってとゴニョゴニョ。。
趣味が必要に勝っているので、使いたいものを使って作りたいものを作ってる。
北の国まで来ればビワもいちじくも高級フルーツで、メロンの方が安いくらい。完熟したいちじくを、冷たく冷やしてガブリと生のまま食べるのが好きだったけれど、今それをやろうと思うとかなりの贅沢。(特上)ビワは3個で千円くらいするしな。マンゴーの方が安いくらいという、流通の不思議。
そんな時に、缶詰のいちじくを見つけたのでついお取り寄せ。ついでに、金柑の缶詰も珍しかったのでお取り寄せ。いちじくの方は、生のものとはまた違った食感で、同じシリーズから出ている若桃のような固めの食感で、紅茶シロップ漬け。
紅茶寒天と合わせてみたけれど、最初はきれいな紅茶色だった寒天も、固まる最中に濁っていった。なるほど。ゼラチンで固める方が、きれいな紅茶色が保てるんだな。
定番として定着しそうな気がいまいちしなかったいちじく缶だけど、金柑の缶詰はお正月用にもよさげなので、そのまま定番化して欲しい。量的には物足りないけれど、季節外れに食べるんだったらこんなもんでしょ。
趣味で料理をするから、調味料も原材料までじっくり吟味する。例えば、みりん。近頃は国産米&非醸造アルコール使用のものの方が珍しくなって、恐らく需要がないんだろう。
みりん風調味料もあれば、麺つゆもある。そうして、家庭の味が均一化していくんだな。
エンタメにまぶして道徳を広く薄く広めるように、基本調味料に“後世まで残したいもの”を紛れ込ませて、広く薄く普及に努める方が合理的だと思ってるんだけど。昔読んだ『フードトラップ』では、食品と化学の垣根は限りなく低く、一線を越えるともう、メーカーサイドでも消費者サイドでも、どうしようもないジレンマに陥ってた。
メーカーも消費者も効率ファーストになると、良心的であろうとしても良心を保つのが難しくなるというジレンマ。断ち切ろうとしたら、産業であることをやめるくらいしか解が残されてないっぽかったな、と思い出す。
ついでに有島武郎の農場では、歳月を経て農家の戸数は増えても、商品作物はちっとも育たなかったという事実がなかなかに味わい深い。良心と言う畑からは、そもそも大量の収穫は期待できず、多数決になったらリベラルは不利。
リベラルという語には多分に「気前のよさ」も含まれて、幸福な王子状態を続けられる人はそもそも珍しいから、フィクションとして成り立っている。無い袖は振れんとなったらオシマイなのが普通の人で、普通じゃなく気前がいい人は、筋金入りのリベラル。筋金入りだから、ごまかしもきかない。かもね。
お休みなさーい。