本格的に寒くなってきたので、ポタージュスープが嬉しい季節。
にんじん、かぼちゃ、カブ、じゃがいも、さつまいも、玉ねぎ、ビーツ。色々な野菜でポタージュスープを作ってきたけれど、冬に美味しい野菜といえば、白菜。白菜とネギといえば、鍋には欠かせない食材。
その白菜とネギで、ポタージュスープを作ってみた。出来たのは、白いポタージュスープ。
(タイムを飾ってみた。葉先も使っているのでやや緑。白い部分だけ使うと、より白い仕上がりに)
ざく切りにした白菜と小口切りにしたネギをバターで炒め、水とブイヨンキューブを加え、ハーブソルトなどで味を整えたあとは柔らかくなるまで煮る。あとはブレンダーでペースト状にすれば、白菜のポタージュの出来上がり。
白菜1/8にネギ半分で、2カップ分はできる(←加えた水の量は2カップ半ほど)。白菜1/4くらい、あっという間に消費できる。白菜の白い部分は煮ると甘くなり、甘味のある野菜なら大体どんな野菜でもポタージュスープにすれば美味しくなるだろうと思ってる。
牛乳や生クリームを加えてもいいけれど、白菜とスープだけでも充分に美味しい。シンプルに季節の野菜のうま味を味わいたかったら、シンプルにポタージュで味わう方が好み。和食でいう”すり流し”は、こんな感じなんだろう。
市販のブイヨンキューブの代わりに、鶏肉や豚肉などをゆでた茹で汁や、あるいは魚介のゆで汁などを使うとよりオリジナルな仕上がり。肉類の茹で汁か魚介の茹で汁かは、こぶだしかかつおだしか、それとも煮干しだしかのようなもの。
手に入りやすく安価かつ好みのもので作ると”わが家””わが地域”の味になって、一般的にどこでも手に入りやすいものを使うと、一般的な味になるんだろう。
白菜の一般的な食べ方といえば、まずは漬け物か鍋。朝ごはんは和食派でもなければ、朝から白菜は多分あんまり食べない。サラダ、という手段はあるけれど。ポタージュにすると朝から体も温まり、かつ汁物なので胃もたれもしにくい。
生野菜は生のままだと一見量はすごく多いように見えても、火を通してしまえばあっという間に量が減る。
この種の食材は、量が少な過ぎると消費のスピードに追い付かず、多過ぎると消費できずに余らしてしまう。自然と在庫管理に敏感になるから、本来生鮮食品の取り扱いが多い店舗ほど、在庫管理にも長けているはず。生鮮食品を消費地に運ぶ側は、どこが上手で上手でないかもよく知ってるはずで、その差が店舗にも現れるはず。