クローズドなつもりのオープン・ノート

~生きるヨロコビ、地味に地道に綴ってます~

オリーブとオイルサーディン

小口切りにしたネギをオリーブオイルで香りが立つまで炒め、洗ったお米と種抜きオリーブを加え、お米を炊くときの水と同じ分量のスープ(固形スープをお湯で溶いたもの)を加えてひと混ぜ。缶詰のオイルサーディンをそのまま加えて炊くと、オリーブとオイルサーディンのピラフの出来上がり。仕上げに黒胡椒をパラパラ。

f:id:waltham70:20220321180135j:image

味付けは、ほぼオイルサーディンとスープだけ。オイルサーディンもオリーブも、パンやあるいはピザと相性のいい食材だから、きっとご飯との相性もいいだろうと思いついて作ってみたら狙い通りで、家呑みのいいお供になった。アンチョビを加えると、よりお店っぽい味になるかも。

 

オリーブオイルは常備品。オイルサーディンもオリーブもストックを心がけている準常備品だから、何かと出番も多くなりがち。

 

ハチミツ梅を、プラムやドライプルーンのようなものだと思って豚肉の煮込み料理に使ってみたら美味しかった。オリーブの果肉もそういやザーサイの食感とちょっと似てるから、ザーサイ代わりに使えそう。あるいは高菜っぽくもなりそうだから、高菜の代わりに使うと和食(しょうゆ)や中華(オイスターソース)にも応用がききそうと、思い付きが広がっていく。

 

暑さ寒さも彼岸までとはいうものの、日中の気温は5℃にも満たず、今日も時おり名残雪が舞っていた。

 

転入出が本格化するせいか除雪にも気合が入り、通行量の多い場所から雪は姿を消しつつあるなか見つけた名残の雪だるま。

 

ラストスノーマンスタンディングかと思ったけれど、連休中にこれが今シーズン最後とあちこちでラストスノーマンが追加されたかも。雪だるまを作るにも、今頃の雪だと作るのも大変そう。

f:id:waltham70:20220321180148j:image

フワフワやフカフカのパウダースノーを固めて造形するよりも、氷塊のような雪の塊を切り出して造形する方が、造形はしやすいのかも。今シーズンも雪だるまをたくさん見たけれど、ひと目見てモノが違うとわかるようなものは、きっとそもそも作り方が違うんだろう。

 

今現在、彫刻科を持つ美大や芸大が日本にいくつ残っているのか知らないけれど。掌に収まるサイズやちょっと置きするサイズのものは作る機会が増えても、見上げるようなサイズのものを作る機会はそう滅多にあるものではないのかも。

 

新しいものを作る機会が減っていって、メインのお仕事は補修やメンテナンス。というありようになるのが伝統的と言われる分野の現在地点のような気がする。

 

何しろ伝統的な彫刻作品、偉人や功績のあった人を讃えた彫像が、誰にでも見える場所、例えば公園のような場所に新規で置かれる機会がそもそも少なくなってきているに違いないから。

 

顕彰したい人たちにとっては偉大な功績でも、100%全力肯定はありえず必ずどこかから非難の声が挙がる。非難の声さえ出なくなるのはすっかり歴史上の出来事になった頃で、すでに歴史となった人物を担ぎ出すのは担ぎ出す地に何らかの”箔”をつけたい時で、ホニャララ周年といったわかりやすく歴史を重ねた時に、その種のものがひょっこり顔を出すのかも。

 

何らかの決着がついた、歴史の評価が定まったから担ぎ出されたと考えるよりも、何らかの箔をつけたい時にちょうどいいからちゃっかり担ぎ出す。

 

「ちゃっかり」という日本語や態度は翻訳しにくいものだけど、特定の条件下、文化や環境では日本に限ったものではなく意外とグローバルで、そういう気質があると知っているのといないのとでは、きっと世の中の見方や捉え方が違う。