クローズドなつもりのオープン・ノート

~生きるヨロコビ、地味に地道に綴ってます~

メロン、焼いてみた

夕張メロンに代表される赤肉メロンが、スーパーでも買えるフルーツとしてレギュラー入りする頃かそのちょっと前は、摘果メロン(すぐりメロンという名で売られていることも)の出番。


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(赤肉メロンを連想させる、花の色)

メロンと違ってフルーツというより野菜だから、野菜の一種としてピクルスや漬け物を作ったり、きゅうりやズッキーニのように肉(タンパク質)と合わせて使ってる。

 

きゅうりやズッキーニあるいは瓜のように淡白だから、その色合いやビジュアルを生かして焼き野菜にしてみた。

 

摘果メロンは輪切り、穴にはミニトマトを乗っけて。

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ラムステーキのような肉料理の付け合せにもちょうどよかったけれど、今回はハンバーグの上にトッピング。粒マスタードのクリームソースでアスパラやクレソンと合わせてみたけれど、彩りよくあるいは見栄えに気を使うとエンゲル係数は右肩上がり。

 

常に何種類もメニューの用意があるお店とは違うから、いつもある材料で目新しい感が出せると嬉しい。

 

穴があるなら、そこに詰めればいいじゃない?

 

というわけでできたかどうかは知らないけれど、パイナップルの穴にさくらんぼ(アメリカンチェリーのコンポート)をつめて焼き上げたアッサイドダウンケーキ。底に敷き詰めたフルーツがひっくり返すとトップ、表面になるからさかさまでアッサイドダウンケーキ。

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黄桃やアンズバージョンも見たことがあるけれど、パイナップルにさくらんぼ(あるいはドレンチェリー)バージョンが最も馴染みがあって古いはず。

 

古いといっても何しろ缶詰フルーツを使っているだけに、スイーツとしてはフランス菓子やイタリア菓子、あるいはドイツやウィーン菓子ほどきっと古くない。

 

材料があるなら、お菓子にしちゃえばいいじゃない?

 

というわけで生まれてきたような気もとってもするアッサイドダウンケーキは、パウンドケーキの一種でデザインが面白い。

 

小さめの焼き型15センチサイズで焼いたので、円が2個に半円2個しか作れなかったけれど。もう少し焼き型のサイズが大きくなるとデザインの幅も広がって、作るの、楽しい!系のお菓子になる。

 

生クリーム(orバタークリーム)で絞り出した、芸術的なまでに美しいデコレーションや新鮮な季節のフルーツがなくても、その気になればデザインで遊べて十分に装飾的。装飾的だけど、シンプルなケーキそのものの美味しさ=卵やバターの素材の良さを引き立てる、引き算の発想で作るスイーツという気もするから、古くからあるスイーツとは別カテゴリーなんだと思う。

 

ポプラの綿毛がほわほわと舞い、舞ってる様を見ているだけならファンタジックでもあるけれど。6月に入ると、大通公園の噴水はどこも通水し始めた。祭り、盛り上げるぞ!という気合いいっぱいだったYOSAKOIに続くさっぽろ祭りで、初夏というより一気に夏っぽい。


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