クローズドなつもりのオープン・ノート

~生きるヨロコビ、地味に地道に綴ってます~

ここひと月のあいだに摂取した、たんぱく質が教えてくれること

買ってきた帆立をソテーして、葱にもやしにコーンをトッピングして作った味噌ラーメン。見た目だけは、ちゃんとしたお店で食べるものと大して変わらない。

 

中身もちゃんとしたお店で食べるものと遜色のないレベルにしようとすると、どうしてそうなるのかがサッパリで、見た目をソレっぽくするのはいちばん簡単。

 

基本に忠実でシンプルなものを、毎日コンスタントに美味しく仕上げるのはやっぱり大変。

 

ここ一ヶ月のあいだに食べた動物性たんぱく質は、鶏肉が1437gで2658円、豚肉が2166gで5400円、牛肉が588gで2672円、合いびきミンチが300gで437円、合計4491gで10567円。

 

先月に比べると肉系たんぱく質の消費量は若干増えたものの消費金額は減り、単価の低いレバー類が貢献してる。

 

鶏肉 < 豚肉 < 牛肉という単価の序列に変化はなく、レバーやひき肉の単価は鶏肉と同程度か鶏肉と豚肉の中間くらい。という当たり前の事実が確認できた。国産かそうでないか。産地のブランドによって、あるいはブランドかそうでないかで、事実は人によって違う。

 

魚はグラムではなくひと切れふた切れ、あるいは一尾といった単位で買うので、重量をカウントあるいは把握できないところが悩ましく、消費額は5596円。前月の半分だから、品種が多いだけに好き嫌いが左右するところ、多し。

 

豆腐や油揚げといった植物性たんぱく質は安定の安心価格で、肉系たんぱく質と比べると実に慎ましい。慎ましいから、食費の調整弁としてこよなく重宝する。安定した安心価格群の食品が姿を消して調整弁を失うと、調整が効かなくなる。あるいは、調整がより難しくなる。

 

だから、食生活が様変わりして調整弁となる食品群が他に見つかるまでは、きっと今のまま。

 

思い起こせば、大豆ミートも十年ひと昔以上前に製品化されたものを食べたことがあるから、食はやっぱり保守。

 

豆腐のままでもよさそうなものを、わざわざ大豆ミートに加工するのは、安定の安心価格であっても単価引き上げの一環と思えば納得で、一度ローコストのイメージが定着すると、イメージチェンジが難しくなる。

 

一丁千円の豆腐は、一瞬高いと思う。だけどご馳走感を求めた時に買う、同じ重量の肉系たんぱく質を思えば割高感も失せて、納得する。買ったことないけど。というより、目にしたことさえないけど。納得すると、高価格帯のものであっても手が伸びやすくなる。

 

お得感に著しく傾き過ぎたバランスを、元に戻す。あるいはお得感以外のベクトルに向けたかったら納得感で、納得しないものにはやっぱり手が伸びない。納得するまでなんて、待ってられない時は焦燥感の出番で、お得感と納得と焦燥の間をグルグル輪舞することに疲れると、固定や統制に向かってしまうのかも。

 

肉でも魚でも。近頃は味噌漬けという手段を覚え、保存性が高まるうえに、柔らかくなって食べやすく、お得感も納得感もあるから重宝してる。