クローズドなつもりのオープン・ノート

~生きるヨロコビ、地味に地道に綴ってます~

ここ一ヶ月ほどのあいだに食べたものが、教えてくれること

ここ一ヶ月ほどのあいだに食べたものが、教えてくれること。それは、調理方法がわかっている、レパートリー豊富な食材だったら、大量買いも怖くないってこと。

 

肉系タンパク質の消費量は、鶏肉>挽き肉>豚肉>牛肉>ラム肉の順に多く、これで何作ろう?と悩まずに済む食材ほど登場頻度も高くなる。

 

タンパク質全体の消費金額は、魚>ハム類>豚肉>鶏肉>牛肉>ラム肉>豆腐類の順に多く、少量多品種になりがち都度買いが多くなりがちな魚類は、やっぱり割高の傾向。ハム類もやっぱり少量多品種になりがちだから割高で、できれば塊肉を使って自作したいと思いつつも、未だ果たせず。

 

主食のお米に費やした金額は、5㎏プラスアルファ(お米パック)で4526円だから、いろんなものをいろんな調理法で食べるよりも、モノポリーに徹すると食費はあっという間に安くできる。

 

ということはとっくにわかっているので、いろんなものをいろんな調理法で食べるという文化的楽しみを追求しながらコストにこだわると、一度に大量にまとめ買いして食べ尽くす。という手法にやっぱりたどり着く。肉系なら、まとめ買いも怖くはないんだけど。

 

鶏ムネ肉の肉質は、脂身が少なくてちょっとパサつき気味。という性質は、同じく脂身が少なくてパサつき気味な食感を持つ魚だったら同じように使えるはず。そう思うとレパートリーも広がって、ソテーやムニエルくらいしか思いつかなかった調理法も広がった。

 

思えばツナにはシーチキンという呼び名もあるくらいだから、鶏肉に近い使い方が出来る。例えばご飯ものに限っても、鶏肉で炊き込みご飯にピラフ、あるいは炒飯を作るようにツナでも同じように作れる。

 

ツナはパサついた食感だから鶏ムネ肉あるいは鶏挽き肉に近くなるけど、もうちょっと脂がのった魚系の食材だと鶏モモ肉のように使えるはず。その考え方をさらに応用すると、豚肉のように使える魚系の食材はとか、牛肉のように使える魚系の食材として定番化できないかとか、勝手に可能性だけが広がっていく。

 

はんぺんをステーキ(あるいはメイン食材)のように焼いて、ご飯が進みそうな甘辛麻婆味のソースをかけたものを作ってみたけれど、はんぺんをはんぺんらしくない食べ方で食べたのは、初めてだったかも。

 

これで何作ろう?と、考える余地もないほど使い道が固定化された食材の使い勝手がよくなると、使える食材のバリエーションは減っても、食卓そのもののバリエーションは減らずに済む。

 

ものすごーく難しそうに見えた異国のお料理であっても、代替食材や代替調理法が見つかると、敷居も下がって身近になる。

 

食卓に並ぶもののバリエーションを減らさないようにする努力を怠ると、使える食材のバリエーションが減った。あるいは価格面で折り合わなかったことも丸わかりで、定点観測はいつだっていろんなことを教えてくれる。