クローズドなつもりのオープン・ノート

~生きるヨロコビ、地味に地道に綴ってます~

二度手間を惜しまない

平成最後の木曜日で来週は令和最初の木曜日。さようならとこれからよろしくが交差し、予告されていたことでも慌ただしく感じるのは、10連休のせい。

 

金融機関のATMには長い列ができ、有事にはやっぱ現金を実感する。

 

都銀はメガバンクに集約され、システム統合で顧客がご不便を被ったのも今は昔。出来上がったもの同士のつぎはぎは、そう簡単にはいかないんだなと思わされたけど、クレーム避け込みのアナウンスかもしれないから真偽は知らね。

 

いずれはどこかと一緒になると、想定もせずに作り上げた複雑な迷路。思いがけず、迷路同士を繋げることになったので、専門家の人お願いしますと丸投げされたところで、専門家もお手上げ。予算や納期の縛りもきつく、旨味も少ないとやる気も減退。

 

という経験値が高まると、予算や納期の縛りもさほどきつくなく、旨味も大きいお仕事に鼻が利くようになるのかも。旨味の大きいお仕事に鼻が利く人は、効率よくお金と経験値を稼いでいく。

 

そして経験値が低く仕事を選べない系の人が、予算や納期の縛りがきつくて旨味も少ないお仕事をあてがわれがちというのは、きっと今も昔もそう変わらない。

 

ワンストップであれもこれも済んでしまうのは、使う方としては便利な反面、最初からあれもこれも増やす予定のワンストップじゃなかったら、最後に出来上がるのは迷路。迷路の中を迷って迷ってようやく自分の欲しいものにたどり着くくらいなら、迷わず最短で欲しいものにたどり着ける、迷路じゃない方が当たり前だけど使い勝手がいい。

 

迷わず使えるに慣れていると、迷って迷ってようやく何とかなるようなものはただストレス。迷って迷ってようやく何とかなるものを使えと言われるのもストレス。

 

迷路の攻略に駆り立てる人は迷路の番人で、迷う人が居ないと番人のお仕事は無くなる。

 

画竜点睛を欠くように、そこは直さないんだねと思うような欠陥をあらかじめ作っておくと、迷路の番人を置くにはちょうどいい。番人が見つからなくなったら、欠陥を直して番人不要にし、直しておきましたと報告すればいいだけ。

 

みんなができるわけではないお仕事、みんながやるようになる前のお仕事で、仕事ができると言われてる人の中には、この種のあらかじめ欠陥をわざと残しておくタイプの人が一定数居るんじゃないかと思ってる。

 

欠陥をわざと作っておき、欠陥だと指摘があったら即座に直すのも、あらかじめそのつもりの人だったら、たやすいこと。指摘があるまで欠陥を放置しても平気な精神の持主を、個人的には仕事ができる人のカテゴリーには入れないけれど、この種の二度手間を惜しまないと、仕事が出来る風に偽装するのもたやすい。

 

馬鹿げて暖かかった昨日のおかげで、桜も開花。モクレンよりも梅よりも先に、桜だけが咲き誇っていると、去年までとは違う景色でちょっと変な気もする。