クローズドなつもりのオープン・ノート

~生きるヨロコビ、地味に地道に綴ってます~

紅葉を見に豊平峡からさっぽろ湖へ

腹が立つものと言えば、当たらない天気予報。

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データの読みが甘い、あるいはなっちゃいない人が語るデータの利活用法なんて、信用ならないこと夥しい。データについて語るなら、天気予報くらい当ててみろってんだ。データの塊じゃん、あれ。

 

というわけで、GoogleホームにSiriにアレクサその他。信頼できるデータを使ってるのか否かのわかりやすい指標になりそうで、どこの天気予報が最もよく当たるかを比べてみるのは面白そう。

 

大通公園中島公園も、紅葉が始まっていて目を楽しませてくれる。見頃にはやや早い気もするけれど、北大のイチョウ並木も今週末にはライトアップされるとか。そんななか、先日は紅葉の名所である豊平峡から定山渓そしてさっぽろ湖へと行って来た。

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天気のよい週末だけあって、交通量も多目。とはいえイラつくほどの渋滞とは無縁で、豊平峡ダムに到着。豊平峡ダムへの道中もすでに色づいていて、目の保養になる。夏は緑が眩しかったところ。秋は秋で、モザイクのような紅葉がお出迎えしてくれる。気軽に行けるというところが、なによりさ。

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きれいねー。

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きれいなものを、ただきれいと思う。その感性をなくした人が語るきれいも美しいも、どれほど語彙が豊富で美辞麗句に彩られていても、ツルツルと滑って届かない。きれいなものをただきれいと感じる感性をなくした人は、代わりに情報というフィルターを通して語るから、めったやたらと情報量が多くなる。

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観光放流の最中は、頻繁に虹が出現する場所。条件が整えば出現する虹とはいえ、見れたらラッキーと素朴に思う。

 

赤が少なく黄色が目立つのは、植生ゆえか季節のせいか。赤い葉っぱもあるっちゃあるんだけどさ。

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夏にも来たので勝手知ったる気になってる場所。夏場よりも断然訪れる人の多い今頃の季節は、ダムを見下ろすレストハウスもそこそこの人出。テラスでジンギスカンが食べられるそうで、いかにも北海道らしい。景色のいい場所でジンギスカン、あるいはBBQしかも手ぶらOKだと、非日常感も高まるからいいやね。

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レストハウスに通じる、謎の乗り物。

電気バスに揺られて駐車場からダムまで往復という、ありきたりに飽きたらやってみたい、登山道を行くコース。やってみたいだけで実際にやることは多分ないけど。だってあまりにも自然がわさわさし過ぎてる。

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ウッドチップや観光用の木道が未整備な自然に勝る遊歩道は、ハイシーズンで多数の人が歩いているとわかっていても一歩を踏み出すのが恐ろしい。幼少時から、わさわさの自然に親しんできた人なら平気なんだろうけどさ。

 

もっとも自然を、そして紅葉を満喫できるのは間違いなく山道。早朝からガシガシ歩いて、見晴らしのいい適当な場所でお弁当やおにぎり食べて、紅葉を満喫したら豊平峡温泉でひとっ風呂浴びてすっきりして帰る。

 

というプランに心惹かれても、多分実行することはなく、ひ弱に車に頼る。ハイシーズンだから、地味に食べるものにも困った。雰囲気のいいお店もなくはないけど、ハイシーズンはどこも混んでる。車を停める場所にさえ困るから、気軽にテイクアできる食べ物があると重宝する。昔ながらのお店の人は、嫌がるに違いないけど。

 

テイクアウトして食べたアップルパイが美味しくて、そもそも定山渓あるいは南区周辺はくだもの狩りができる観光農園が多い場所。という来歴を知っていると、なら買ってみますかという気分も盛り上がる。観光に来たのに食べるものはコンビニフードだと、ちょっとどころか大いにわびしい。

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豊平峡ダムほどメジャーではないけれど、意外と風光明媚なさっぽろ湖は、車を停めるのにもちょうどいい。もう少し季節が早ければ、ゴンドラに乗って国際スキー場の紅葉を見ることもできたけれど、今年はもう終わっていた。

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天気がいいと、もっと見栄えがするトンネル付近の紅葉。

朝里川ダムを経由して、最後は小樽に寄り道して帰るとちょうどいい感じで一日が暮れる。

 

インバウンド観光が、今ほど注目されてなかったひと昔前ならいざ知らず。踏みとどまりはあっても国際観光地化するのは、時間の問題。国際観光地になると、有名な名所はますます有名になって地元の人間も気軽に近寄れなくなるから、空いてる今のうちにできるだけ堪能しておくに限る。

 

都市に人が集中するのは、新興国も同じ。日本と同じように、都会めざして後にした自国の田舎あるいは地方都市を振り返ることはなくても、外国の自然豊かな地方都市なら行ってみたいと思うもの。

 

外国だったら、きれいなものはただきれいと気軽に愛でられる。この美しさをいつまでもと思うなら、守るためにお前も何かしろと迫られる、あるいはプレッシャーを気にすることもない。

 

きれいなものをただきれいと言ってればいいだけだったら、もっと気軽にきれいな場所にも出掛けられて、きれいきれいと連呼もする。義務になるとイヤになるものさ。

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お休みなさーい。