一見何の変哲もない、古さが目立つこのマンション「シャトー・ル・レーヴ」。実は知る人ぞ知る、クリエーターが集まったものづくりスペースで、マイペースで営業する個性的なショップが集っている。

Space1-15 (スペース イチイチゴ)の玄関はオートロック式。行きたいショップの部屋番号をコールして、お店の人に空けてもらう。冷やかしにはハードルが高いシステム。


エレベーターの中にも、各ショップのフライヤーが。
アクセサリー、カフェ、お花屋さんに雑貨店さん、そして整体屋さんと、バリエーション豊富。
この日の目当ては『CAPSULE MONSTER(カプセルモンスター)』。



ここのお菓子、よそでは見掛けない色使い、素材使いで、毎回ここの新作ケーキを見ると、テンションが上がる。

薔薇の花びら入りマカロン生地を使った『ローズ』。チョコレートピストレ、カスタードバタークリーム、マカロン生地、そしてフランボワーズジャムと4層の味が楽しめる。美味。美味美味。美味。と、何回言っても言い足りないほど美味しい。
同じく薔薇の花びらを練り込んだ、薔薇のフィナンシェも美味しかった。そっちは写真撮るまでもなく、食べあげてしまった。
こちらのお店、面白いシステムを採用している。ここで買ったお菓子は、提携するカフェに持ち込み可。持ち込むと、ドリンクが100円引きになる。北海道の人の合理性が生きたこのシステム、なんてスバラシイ。
提携先のひとつは、このスペース イチイチゴの中に。


『書庫303』は週末限定オープンのブックカフェ。感じのよい女性オーナーの人柄を反映してか、とても落ち着ける空間。
スペース イチイチゴは、このお店やCAPSULE MONSTERのように、週末など限定営業スタイルをとってるお店が多い。規模を拡大して、別の場所でオープンしたお店もある。がんばり過ぎない感じが、居心地の良さにつながってる。
さて、CAPSULE MONSTERのもうひとつの提携先は、少し歩いた電車通り沿いにある。札幌景観資産にも選ばれている、こちらの三誠ビル。


市内に現存する鉄筋コンクリート造の事務所ビルでは最も古いらしい。窓枠がステキ。このビルの横っちょに入っていくと、歴史を感じさせるまたまたステキな床屋さんが。名前からしてステキ過ぎる。


BARBER男爵のお隣にあるのが『喫茶 つばらつばら』。


古い建物の佇まいを生かした、こちらもまたステキな空間。


コーヒーシュガーを入れたガラスボウルもアンティーク風。カフェではなく喫茶店を自称するこちらのお店で人気なのが、プリンアラモード!!!

プリンぐらい自分でも作れるけど、プリンアラモードは外で食べたいもの。その他にも喫茶店らしく、ナポリタンスパゲッティもあり。
三誠ビル内には、他にも『古本トロイカ』があり、古い雑誌などを探したい時にはちょうどよい。
大通や札幌駅前からちょっと離れると、喧騒とは無縁の静かで居心地のよいお店が多数揃っている。賑やかだけど居心地のいいお店もたくさん揃っていて、西11丁目から円山公園までは、カフェ激戦区。競争があるから、どのお店も大変素晴らしい。文化系には嬉しいエリア。

(残雪の残る大通公園。地面の上は雪が融けるのが遅い。)
いい加減カフェというカテゴリー作るかな。。お休みなさーい。