クローズドなつもりのオープン・ノート

~生きるヨロコビ、地味に地道に綴ってます~

2025年夏、海へ。

今年は令和七年。だから今年の七夕は、七年七月七日で777とたいへんめでたい感じだった。

 

笹の葉サーラサラな七夕風情を探そうとすれば、もはや食べ物でしか見つからないかも。という昨今でも、秋入学の学校を別にすればもう少しで夏休みのはず。本格的な夏休みシーズンが始まる前が、いっちゃん”夏らしい”雰囲気が味わえるかも。

 

積丹ブルーで有名な神威(カムイ)岬までは、札幌からだと車で2時間かかるかどうか。2時間といっても連休を外すなど日を選べば、そう混雑してはいないので快適。ただ快適にドライブが楽しめる。後志自動車道もいつの間にか仁木町まで開通していて、さらに遠出しやすくなった。

f:id:waltham70:20250711190840j:image

仁木町から神威岬までは、古平を経由するのが一般的。仁木のインターを出て、そのまま古平とは反対側の海をめざして車を走らせれば、日本海沿いの229号線に出る。神威岬よりも南に出て、神威岬めざして北上していくルートは古平経由よりも交通量も控えめで、より北海道の海っぺりらしいのどかな景色と海岸美が楽しめる。


f:id:waltham70:20250711190919j:image

f:id:waltham70:20250711190916j:image

f:id:waltham70:20250711190922j:image

f:id:waltham70:20250711190946j:image

f:id:waltham70:20250711190949j:image

走り回りたくなるドライブルートやサイクリングロードは、北海道にいくつもあるけれど。神威岬の好ましいところは、軽運動ができるところ。上って下ってだけでなく、周辺までテクテク歩けば、ハードではないけれど運動した!!という気分はたっぷり味わえる。神威岬から神恵内までなら、自転車で走るのもちょうどよさげ。


f:id:waltham70:20250711191055j:image

f:id:waltham70:20250711191059j:image

f:id:waltham70:20250711191102j:image

f:id:waltham70:20250711191118j:image
ただカメラをを向けただけでも、こんなに透明度が高くて青い海の写真が撮れる。すごいね、積丹ブルー。


f:id:waltham70:20250711191350j:image

f:id:waltham70:20250711191354j:image

f:id:waltham70:20250711191357j:image

f:id:waltham70:20250711191501j:image

f:id:waltham70:20250711191539j:image

f:id:waltham70:20250711191459j:image

f:id:waltham70:20250711191453j:image

ハマナスノカンゾウ。初夏の北海道らしいお花もチラホラ咲いて、早起きや大して苦労してないけど遠出した甲斐もある。


f:id:waltham70:20250711191839j:image

f:id:waltham70:20250711191837j:image

f:id:waltham70:20250711191834j:image

山の方を見れば、今の時期でも山頂には少なくなったとはいえ雪が。神威岬から古平へと向かう途中には島武意海岸があり、こちらも軽運動が楽しめるようになっている。


f:id:waltham70:20250711192141j:image

f:id:waltham70:20250711192133j:image

f:id:waltham70:20250711192138j:image

f:id:waltham70:20250711192222j:image

f:id:waltham70:20250711192225j:image

f:id:waltham70:20250711192218j:image

トンネルの先には光。胎内巡りのような、暗くて狭いトンネルを抜けた先は島武意海岸。

 

低山から山登りを始めてみるのもいいけれど。本州やその他に比べれば、やっぱり自然がより厳しい場所だから、気を付けるにこしたことはない。咲く花は季節で変わるし、足元も一部がウッドチップになっていたりと緩やかだけど変化はある。

 

仁木では、果物狩りや直売所の野菜や花に果物。海っぺりでは、ウニなどのシーフードに寿司。景色と食べ物が揃っているから、何を見るにしても食べるにしても、とりあえず満たされる。

 

道内では一番新しい道の駅、古平はたらこ推し。たらこミュージアムといってもミュージアム部分はほんの少し。ミュージアムならこっちだろうと立派な建物の方に入ってみたら、何と庁舎で道の駅とは見たところ特に接続されてるわけでもなかった。

 

古平でたらこ???と、一瞬怪訝に思うけれど、浜の方では確か水産加工場か何かが新設されたはずだから、加工品をアピールしているのかもしれない。寿司銀座と呼びたくなるような場所からはちょっと離れていて、へぇこんなところにと思うけれど。真新しい庁舎のすぐそばはちょっと高台で、ベンチに座れば遠くかすかに海が見えた。振り返れば山で、ノスタルジックな景色が今も残っていた。

 

海で山。何かを新しく作るにはそもそも適地が限られた場所だから、道の駅単体はこじんまり。移り気な観光客は次々と新しい施設や場所に興味や関心を移していく。頻繁に帰ってきて土地にお金を落としていく人は、理由のある人。

 

道の駅に、水産物やその他特産品が買える場所。あるいは何かの観光施設やホテル。その土地にお金を落とす理由のある人たちが、土地の未来の姿を変えていく。


f:id:waltham70:20250711194637j:image

f:id:waltham70:20250711194641j:image

おすすめ品だったたらっぽフライは、たらこディップのフィッシュアンドフライ。本場のものとは明らかに違っても、これはこれでフィッシュアンドチップス。日本には日本なりのフィッシュアンドチップスだってあって、場所やそこに住む人に合わせ、形を変えながら魚食の文化は続いていく。