クローズドなつもりのオープン・ノート

~生きるヨロコビ、地味に地道に綴ってます~

皮相的な暑気払い

皮相的=上っ面。涼むために水辺の近くまで行ったけれど、水そのものには入らず見て来ただけ。涼しげな景色の上っ面だけを撫でてきた。

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シンボルツリー???

ダム湖百選に水源の森百選。

 

選ぶという行為は、暇のなせる業かそれとも有意ある生産性の表れか。千は多過ぎだけど、百なら選抜された感もあり。百あっても足りないのか。。というのが率直な感想で、適正水準について無知だったら多過ぎる=無駄使いと思いがち。

 

豊平峡から定山渓レイクラインを抜け、朝里ダムに至るルートは紅葉の名所で、札幌近郊で手軽にお出掛け気分が味わえるドライブコースになっている。その先には小樽の海があり、元気があれば余市や仁木・積丹に出掛けるもよし、銭函で海水浴してから札幌に戻るもよしなルート。

 この暑さだもの。

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夏空。

札幌から気軽に出掛けられる海水浴場は、どこも芋の子を洗う状態に決まってる。街中にいるのと変わらない混雑に身を置くくらいなら、スッカスカにひと気のない場所の方が、涼しそう。

 

という予想は、大当たり。

 

そもそも緑豊かなルートで、木陰も豊富なら抜ける風も市中に比べればひんやりで心地いい。豊平峡ダム専用駐車場に車を停めたあとは、専用の電気バスに乗り換えて、豊平峡ダムへと向かう。

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モノクロで撮ってみた。納涼。

ダムまではトンネルが続き、夏場であれば絶好の肝試しスポットになれそうな箇所。昼間でもひと気が少ないから、夜ともなれば“首なしライダー”あたりの幻影に脅えながら、歩ききった奴勇者ごっこで遊べそう。そうなったら迷惑という、管理者の声も同時に聞こえてきそうだけど。

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風が抜けるせいか、炎天下であっても市中に比べればずいぶん涼しい。目の前に広がるのも、水分たっぷりな景色。パシャパシャ水遊びは叶わないけれど、水分たっぷりな景色を眺めてるだけで、気持ちはひんやり。

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観光放水中。

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虹だ。放水中はもれなくついてくると思われる。
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秋にはすべて、美しい紅葉に変わるに違いない。

豊平峡ダムのある定山湖を、ボートやカヤックあるいはSUPで水上散歩できたらさぞ気持ちよさそう。。と、妄想がはかどる。

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こんな滝もねぇ、すぐそばまで近づければいいんだけど、渓谷歩きマスターでもないと近寄れんわな。一体どこを歩けばここにたどり着けるのか、獣道???この涼し気な滝も見てるだけで、見てるだけが続くのは、都市近郊の定めか。

 

豊平峡からさっぽろ湖に移動。

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イクラインとの名付け通り、つねに水の気配を感じながらのドライブルート。渓流に降りてる人も居るっぽいけれど、野生動物との遭遇が常に気になる場所でもあり、自然とのふれあい=野生との遭遇なんだと、当たり前のことをまた思い出す。自然OK野生NGが通用する場所は、すでに自然じゃないからな。

 

最後は朝里ダムに立ち寄って、ここで水分補給。紅葉の時期は管理事務所的なものもオープンしているけれど、今はオフシーズンなのか動いているのは自動販売機のみ。国立公園を含むドライブルートだから、立ち寄れる場所が少ないのもしょうがない。飲み食いしたかったら、別の場所でどうぞってことやな。

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立ち位置=握手する相手を変えようとどうしようと、常にその人についてくるフォロワーが大勢いるのなら、その人は「人は人に従う」を体現した人。思想や主義ではなく思想や主義を体現した人に、人はついていく。

 

と、皮相=上っ面だけを見たらそう見えることを計算づくで行動することが、結局は自然のコントロールというなし難き大事業に成功するコツかもねと、自然のコントロールに挑んで成した、一大事業群眺めて思いましたよ。