クローズドなつもりのオープン・ノート

~生きるヨロコビ、地味に地道に綴ってます~

動物と子どもには適わない

曇り時々晴れ。ねばならないことに飽きたので、ほっぽり出してお出掛け。後で泣きを見るのははっきりしてるけど、その時はさめざめと泣けばいいや。(←無計画)

 

ゲージュツの秋なので、美術館へ。しかし休日、しかも連休中とあって、THE人ゴミこそが、最も目に付いたかも。東京でやるような大展覧会よりは、はるかに閑散とはしてるんだけど。

 

行ってきたのは、森と湖の国フィンランド・デザイン展。ガラス製品中心の展示会で、目当ては

iittala(イッタラ) / Birds(バード) Collection

いつかひとつは欲しい。というか、これ欲しいと思う、とっておきの一羽にめぐりあうのを待ってる。

 

実用的でシンプルな作品が多かった。ヴェネチアン・ガラスみたいに装飾過剰でゴージャスな感じはあんまりしなくって。その辺、お国柄の違いかな。

 

中にはトイッカの《トナカイの集会》みたいに、創作への情熱が迸りまくった変わり種もあったけど。バードコレクションを別にすれば、《トナカイの集会》が一番好き。ひと目見た瞬間、あっこれ飴じゃんって思った。お祭りの屋台なんかで見たる、鼈甲飴細工そっくりだった。生地が柔らかいうちに、息吹き込んで膨らませたり、捻ったり、摘まんだりして成形していって。ガラス製品全般が、飴細工と似たような制作過程だけどね。

 

ただの水が入ってるだけでも、きっとすごく美味しそうに見える、深い緑のグラスやデカンタも、めちゃシンプルなんだけどきれいだった。後は犬と豚型のウォッカ・デカンタが面白可愛かった。19世紀にもkawaii!!が好きな人いたのねーって感じで。

 

透明でキラキラしたきれいなものをいっぱい見た帰り道、リアルチョビに遭遇した。コミックから抜け出てきたかのような、ちびチョビ。シベリアンハスキーの仔犬が、うんしょよっこいしょって感じでリードに引っ張られつつ、ヨタヨタとお散歩中だった。

 

まだハムテルにもらわれる前、漆原教授の元で育てられてた頃のチョビにそっくり。めちゃ可愛くって、ハートを鷲掴み。ヨタヨタお散歩中のちびチョビをガン見してた。はっきり言って、その日見たどんな素晴らしい美術作品よりも、生きて動くチョビに心動かされたね。

 

それに、道端でタックルしてきた、ゴム毬みたいにコロコロしてて、人語以前の幼児語で、何か一生懸命話し掛けてくる推定年齢3歳くらいの幼児も。何言ってんだかさっぱりだったけど、とにかく上機嫌でHAPPYなのは伝わってきた。どうも上機嫌極まって、母親もしくはシッターさんの元から脱走中だった。無事捕獲されて、ペコペコ頭下げる女性に連行されてった。

 

丸まっちくて小さい生き物に癒された後は、ライトアップされた「黄色い葉っぱ」見てきた。予想通り、黄色く色付いた葉っぱを撮ろうとするアマチュアカメラマンでいっぱいだったけど。

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黄色い葉っぱのトンネル見て、本日の「きれいなものいっぱい見ておきましょう」な一日の締めくくり。楽天が日本シリーズ制覇してた。マー君良かったねー。

 

お休みなさーい。