クローズドなつもりのオープン・ノート

~生きるヨロコビ、地味に地道に綴ってます~

冷たい雨

現在気温を見ると、目を疑う。5℃にも届かない。。一瞬みぞれかと思う、冷たい雨が降ってるせいもあるけどさ。

 

いつ雪が降ってもおかしくない寒さ。雪虫は大群で飛び回り、車のフロントガラスに集団で飛び込んできたりするけれど、いまだ木には紅葉した葉っぱがワッサワサ。天気に恵まれさえしたら、まだまだ紅葉が楽しめるはずなのに、残念で冷たい雨。

 

いつでもどこでも、かつての百科事典並みに物知りな検索サーチのおかげで、暗記する必要はすっかりなくなった。簡単なフレーズをポイっと検索窓に放り込みさえすれば、物知りな検索窓の向こうの人が教えてくれる。

 

でも教えたがりの人、それも無料で教えたがりの人が教えてくれることだから、時として大事なことは抜け落ちていたりする。その教えを聞くために、行列ができる。誰からも教えを請われるような大家が、検索窓の向こうにいるのかといえば、そんなことはない。

 

持ってる情報や知識でお金が稼げる、誰からも教えを請われるような大家は、検索窓の向こうでちんまり誰かや何かのお伺いを待ってたりしない。

 

無料で教えたがりで、教えても損がないのはゴシップの類。ゴシップを振りまかれた方は迷惑するばっかりで、迷惑するだけなのを承知してるから、無料で教えたがりの人がゴシップを振りまくようにできている。

 

暗記する必要はすっかりなくなったけど、寿限無寿限無みたいな念仏っぽいものや本当の念仏、あるいはもっと長々と暗誦するような何かを持ってる人は、集中しやすいというメリットがある。

 

例えば歴代アメリカ大統領の名前や歴代天皇の名前、あるいは歴代の年号に、各国の王朝の移り変わり。元素記号表や素数一覧でもいいんだけどさ。何なら各種デザートの名称一覧でも。

 

その種の知識は、覚えていても実生活では実用として役に立つ局面は皆無に等しい。だけど、何かを長々と暗唱できるという特技は精神修養にも通じて、集中力を高めるのにはお役立ち。だから逆説的に、集中力をかき乱されがちな環境にある場合は、長々と暗誦できる何かをストックしておくといいのかも。

 

集中力が削がれるような局面になったら、その種のストックしておいた念仏状の何かを諳んじてみる。声に出すとただの変な人になるから、脳内で唱えるようにすると、そのうち集中力も戻ってくる。野中の一軒家や洞穴のような場所でもないと、脳内を無にする方が大変で、無にするくらいだったらいっそ脳ミソを何かのストックで一杯にする方が、楽かも。

 

ノイズキャンセリング機能を持った物で耳を塞げば、雑音はカットされる。雑音がカットされると集中力はそれだけ増すけれど、視界から入ってくる視覚情報も雑念のもとで、それも邪魔。かといって目まで塞いだら、そもそもなーんにもできない。

 

情報があり過ぎて集中力が続かない環境では、周囲の環境に左右されずに自身の集中力を高めるオリジナルな方法があると、それだけで心穏やか。心穏やかだと、だいたい集中力は高まるようにできてんだけどさ。