先月になるけれど、北海道で最高峰かつ日本で一番早く紅葉が見頃となる、大雪山に行ってきた。
札幌からは高速で旭川市に入り、東川町を経由して、旭岳のロープーウェイ乗り場をめざす。めざすは田んぼの向こうに見えてる山。
大雪山はすでに雪が降り、冠雪と紅葉が同時に楽しめる。
この日は快晴。
休日なのでそれなりに人も多かったけれど、旭岳までは全くの渋滞知らず。すいすい走っていた車が、目的地に設定していた旭岳ロープーウェイ乗り場まであと2キロを切ったところで、ぱったり止まった。
昼夜の寒暖差が激しかったおかげで、「10年に一度の紅葉が楽しめる」と、メディア(テレビ・ラジオ・ネット)がさんざん煽ってた。その結果がこのありさま。駐車場待ちで渋滞となってた。
覚悟してたけど、目的地まであと2キロほどの距離なのに、1時間超かかった。旭岳温泉に宿をとっていたので、駐車場の心配はなかったけれど、宿が射程距離に入るまではおとなしく列に並んでた。
宿の駐車場も厳戒態勢だった。入り口にはロープを張り巡らし、目的外駐車を排除してた。車を止める際にも宿泊者名簿と照らし合わせる念の入れよう。
ロープーウェイで標高1600メートルにある姿見駅まで一気に登る。
ところどころで黄色や赤のモザイクとなった紅葉が楽しめる。
ちなみにロープーウェイに乗るにも並んだ。101人乗り、15分間隔とはいえ、それ以上に観光客でいっぱいだった。
姿見駅から旭岳を望む。冠雪してるせいか三割増しくらいきれいに見える。
大雪山、特に旭岳はロープーウェイが整備されてることもあって、とても登りやすい山になっている。札幌駅前の商業施設『ステラプレイス』に居てもおかしくな いような、パンプスにスカートといった軽装で来てる人も居たけれど、足元はこれだから。
水量も豊富なので、ぬかるんでもいる。
姿見駅周辺は大体1時間ほどで回れるトレッキングコースになっている。見晴らしがいいので、とにかく気持ち良かった。
トレッキングコースは、変化のある景色が楽しめる。
(擂鉢池。透明度がものすごく高い。)
(左が擂鉢池、右が鏡池。)
(噴気孔。かなり勢いよく噴煙を吐き出していた。)
夏であれば高山植物が楽しめたに違いない場所。かろうじて見つけたミヤマリンドウだけど、咲いてないのが残念。
ちまちまっとした白くてコロンとした実がかわいい、シラタマノノキ。ひねりのない名前だな。
帰りは1時間待ちの可能性もあるとおどかされていたので、時間にゆとりをもって、ロープウェイ乗り場に向かった。
帰りのロープーウェイから見た景色が一番、いわゆる紅葉に近かった。ガラス越しなので、ちょっと不鮮明だけど。
快晴だったおかげか、空気が澄んでるせいか、いつも見てる夕日より数倍もきれいだった。
徒歩で宿に戻ったあとは、宿でのんびり温泉に浸かってた。頂上まで登ってもゴロゴロした岩ばかりで面白味にかける景色よーなんて情報を、お湯につかりながら仕入れてた。宿が近いと気分的にとっても楽ちん。
翌日分はまた別のエントリーで、続きます。お休みなさーい。