クローズドなつもりのオープン・ノート

~生きるヨロコビ、地味に地道に綴ってます~

酒粕でチーズケーキを作ってみた

引きこもりだった虫も動き出すという、啓蟄を過ぎても札幌は雪。記録的に雪が少なかった1月よりも3月の方が積雪量が多いってどうゆうこと?

 

酒粕でパウンドケーキを作ったので、次は酒粕でチーズケーキを作ってみた。

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パウンドケーキに酒粕を加えるとチーズケーキっぽい風味でもあったので、じゃあチーズケーキを作ったらどうなんだろうと思ったので作ってみた。

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チーズケーキの材料は、ベイクドでもスフレタイプでも、クリームチーズ・卵・砂糖・薄力粉、生クリームorバターに牛乳に風味付けとしてのレモン。あたりが標準のはず。

 

クリームチーズを生クリームorバターに牛乳でのばして扱いやすくする、と理解している。じゃあ、そこに酒粕を加えてもいいじゃんで、クリームチーズが200gのレシピならわかりやすく1/4(=50g)の酒粕を、クリームチーズが250gのレシピなら1/5(=50g)を酒粕に置き換えてみた。

 

酒粕、特に板粕を使う時は、牛乳大さじ1を加えて混ぜ、レンジに1~2分かけて滑らかにしてから、室温で柔らかくしたクリームチーズに混ぜる。カッテージチーズのようにすでにポロポロした状態の酒粕だったら、そのままチーズに混ぜても良さそうだけど、土地柄かそういう状態の酒粕にはあまりお目にかからないので、試したことはなし。

 

酒粕が入るとそもそも焼き色が付きやすいので、牛乳を加えるとさらに表面が焦げやすくなるような気がしたので、本来は牛乳を使うレシピでも牛乳は使わず。

 

室温で柔らかくしたクリームチーズ150gに同じく室温で戻した無塩バター大さじ3をよく混ぜ、下処理した酒粕50gを加えてさらによく混ぜる。

 

卵3個を卵黄と卵白に分け、卵黄に大さじ1(=15g)のグラニュー糖を加え、つやが出るまでよく混ぜたら、クリームチーズペーストと合わせる。

 

卵白は65gのグラニュー糖を加えて角が立つまでしっかり泡立て、クリームチーズペーストに2~3回に分けて加え、泡をつぶさないようしっかりと混ぜる。

 

次にレモン汁1/2個分とすりおろしたレモンの皮(みじん切りでも)1/2個分、薄力粉大さじ2(=30g)を加え、好みでレーズン類を加える。

 

今回は北海道外のSA(サービスエリア)で買ったシャインマスカットの干しぶどうがあったので、お湯に5分ほどつけてから水気をよく切って、ひと粒を4等分くらいにちぎって使ってみた。

 

シャインマスカットの干しぶどうってどんなお味???と思って買ったものなので、大きさにこだわりはなし。白ブドウのせいか、干しぶどうとしては気持ちさわやか。一般的なレーズンとは明らかに違う味。

 

18センチの丸型(←型に合わせてクッキングシートを敷くなど、下準備しておく)に流し入れ、180℃に予熱しておいたオーブンで20分、150℃に下げて15分焼いてみた。焼き上がってもすぐには型から出さず、型に入れたまま十分に冷ます。

 

酒粕がそもそも苦手な人の評価はまた違うだろうけど、そもそも得意というか好きに分類されるから、変化球だけどチーズケーキとして十分美味しく食べた。クリームチーズだけよりも、気持ち大人っぽい味だと思うのは、酒粕のせい?

 

チーズもクリームチーズ以外のチーズ、例えば国産のご当地ものを使い、酒粕もご当地のもの。干しぶどうも最近はご当地ものがあるところにはあるから、その土地、ご当地らしいスイーツが出来上がりそう。

 

売ってなくてもそれらの材料を買い回っておけば、旅の思い出がつまったスイーツが出来上がるという楽しみ方がプラスされる。

 

日本酒を作っていれば酒粕は出るし、ワインを作っていたらぶどうは手に入る。乳牛がいて生乳が手に入るならチーズも作りやすいはず。生産地なんだと消費者にも納得しやすいし、生産地名は覚えてもらいやすい。

 

今回使ったシャインマスカットの干しぶどうは、国産ワインがまだ珍しかった時代からワインの産地として知っていた場所。その土地のワインも飲んだことがあったから、新奇な製品でも手に取りやすかった。生産地になると、土地の名前も残しやすい。


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地下鉄円山公園駅や円山バスセンターを出て、北海道神宮へと至る円山公園内は雪の季節になると感心するほどフォトジェニックな雪像が出現する場所。一緒にかわいらしい雪だるまや雪像も出没するけれど、この時はいちばん出来のいい雪像の付近だけ黄色く染まっていて(犬のおしっこ???)、あぁ本当に何かの虫もお目覚めになったようだった。

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