哀しみは、トマトソースの飛び散った白T。洗えば落ちるかな?
この感覚に、そう?としか思わない人とは、うまくいかない予感しかない。
カポナータにラタトゥイユ。夏野菜たっぷりのトマト煮込みを、これからの季節にはよく作る。トマトにナス、玉ねぎにパプリカ、ズッキーニ。入れるのは大体そんなもの。ズッキーニがありなら、摘果メロンでもいけるはず。
そう思って試してみたら、何の違和感もなく美味しくできた。
時には漬物メロンという名でお店に並んでいたりもする、摘果メロン。まず作りたいのはピクルスで、普通のきゅうりをピクルスにするよりも、ガーキンあるいはコーニッシュのピクルスに近い出来上がりになるので気に入ってる。←
きゅうりに近く瓜っぽい。ということは、へちまや冬瓜にも近いのかも。
と思いついて、へちまの味噌煮込み、ナーベラーっぽい煮物や冬瓜風に摘果メロンで葛引きにしてみても、違和感特になし。
メロンだと思うと、レパートリーは限られる。へちまや冬瓜、あるいはズッキーニにきゅうりの仲間だと思うと一挙にレパートリーは拡がって、漬物用ということで売られていたひと袋があっという間になくなった。
AにB。CやDの代用にもなるなんて、なんてオルタナティブ。
産地に近くないと手に入らない季節限定品は、使い道がわかると入手困難なへちまや、大きくて扱いに困る冬瓜よりも秀でていると感じる不思議。ついでにお買い得。
現在ほど流通網が発達していなかった昔。入手困難(=高級)な食物の代替可能となる食物をこっそり活用でもしてた人は、情報の非対称性を利用して上手に商売できたんじゃないのと勝手に思う。
まだ試してないけど、ズッキーニの代わりに生ハムと合わせればピザのトッピングにもなりそうで、きゅうりだと思えば炒め物にも使える。
和食でも洋食でも中華でも。あるいはアジアンフードにも合いそうで、つくづくオルタナティブ。
喜びは、これで何作ろうと攻略欲がわく、もの珍しい食材かな。
プラントハンターやなんちゃらハンター的な人は、単にもの珍しいよりも、オルタナティブに使えそうなもの珍しいものを見つけた時にこそ、小踊りして喜ぶのかも。かもかも。