クローズドなつもりのオープン・ノート

~生きるヨロコビ、地味に地道に綴ってます~

素材と製法

濡れた髪を乾かす時に、ドライヤーが不要になったら季節はもう夏。冷風モードを使うか、扇風機か。扇風機の出番もそうはないので、涼むというより乾かすために使ってることの方が多い。

f:id:waltham70:20180605231654j:plain

今年は花粉症がひどかったせいで、あんまり楽しめなかったさっぽろライラック祭りのイベント、ワインガーデン。事前チェックだけは怠りなく、好きなシードルに狙いを定め、そこで力尽きた。ふだんあんまり口にすることはない葡萄品種のワインも、試してみたかったんだけどさ。

 

今年覚えたのは、瓶内発酵というワード。

f:id:waltham70:20180521225703j:plain

瓶内で二次発酵させると発酵がすすみ、甘みが抜けて酸味が強くなるんだかと。発酵がすすむとすっぱくなるから、言われてみればそりゃそうだ。自然まかせで発酵させたものは、甘みも残ってよりジュースっぽく、瓶内で二次発酵させたものは、甘みも抜けてジュースっぽさも消える。

 

ということを、飲み比べて実感したね。

 

あんまりアルコールに強くないからジュースっぽいお酒が好きだけど、食事に合わせるなら甘くない方がいい。甘いか甘くないか。主観で語りそうなもの、製法の違いがあらかじめわかっていれば、オススメに頼らずより主体的に選べる。

 

あんまりアルコールに強くないなりに、これは美味しいと思うワインにたまにでくわす。美味しいと感じる理由を因数分解していったら、素材、原材料となる葡萄の品種と大いに関係があった。

 

そっか、まずは品種で選べばいいのか。

 

という実感を経て、さらにアタリを引く確率を高めるべく試行錯誤中。飲んだワインを記録していくアプリもあるけれど、飲む絶対数が少ないから、役に立たない。

 

美味しいと感じたワインを登録しておいて、これはオススメとレコマンドされるものから、美味しいと感じる理由を逆に探りたかったんだけど。

 

土地なのか作り手なのか価格帯なのか。共通項がわかっていれば、まったく試したことのない品種でも応用できそう。なんて夢見たんだけどさ。お酒やワイン。知識積み上げ系で蘊蓄を語るのが好きな、こだわりの強い人に向いてるとよく思う。情報ごと味わうのが好きな人向け。

f:id:waltham70:20180605231658j:plain

低品質も品質のひとつ的な指摘には、納得しかない。

 

下位互換だとすぐわかるものがあるからこそ、上位にあるものの良さがわかるから。下位互換であるかぎり、上位にある人やものからも、存在を脅かされることなくヒエラルキーに組み入れられる。

 

上位も下位もわからなくするものこそが、ヒエラルキーで安定していた生態系の破壊ダー。

 

お休みなさーい。