クローズドなつもりのオープン・ノート

~生きるヨロコビ、地味に地道に綴ってます~

ワインバル北海道でシードルを味わう

初夏らしさあふれるきれいな青空だけど、最高気温は15℃を切る風の冷たい日。手袋が欲しいくらいだった。

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 さっぽろライラックまつりが終了したあとは、6月8日から始まるYOSAKOIソーラン祭りの準備が着々と進む大通公園。本格的な観光シーズンも始まって、修学旅行生や外国人旅行客をひんぱんに見かける季節になった。

 

今年は“非アジア系”の“フリーで観光する外国人観光客”、学生や年配のご夫婦といった人たちをよく見かける。ホテルがあるわけでもない場所で、暮らすように旅してるっぽい人たちをよく見かけるので、民泊中の人たちなのかもしれない。先進国の都市は、暮らすように旅するのがそりゃいちばん楽しいさ。

 

さて、さっぽろライラックまつりの会場では、北海道産ワインをPRする「ワインバル北海道」も同時開催されていた。23ものワイナリーが出品し、それぞれのワイナリーおすすめのワインを、グラス一杯から試飲できる。お日様のもとで飲むワインもなかなかのもの。アルコール弱いから、大した量は飲めないけど。

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あらかじめ道産ワイン販売コーナーで試飲できるワインリストを熟読し、今年はシードルに狙いを定めた。飲みやすいデザートワインかつ泡々したものが好きな、シードル好き。何種類ものシードルを一度に試せる機会はめったにあるもんじゃない。わくわくしながら朝イチで会場入りして、モーニングワイン!(シードルだけど。。)を楽しんできた。屋外イベントのそういうとこが好きさ。

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 ワインバル北海道はチケット制。500円払ってグラスをもらい、一杯500円ないし800円のワイン試飲チケットを、好きな枚数手に入れる。グラス5杯はいけそうと思ったら、チケットを5枚買えばいいのさ。グラス代はデポジット制なので、返却時には500円返ってくる。

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(午後11時前にこの人出。みんな大好き屋外フードイベント)

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(最終日も近くなると、SOLD OUTが続出)

めざすは「増毛フルーツワイナリー」。増毛町でとれたりんごを原料に、香料・着色料・加糖・炭酸ガスを一切使ってない、りんご100%のスパークリングワインが目当て。甘口・中口・辛口の三種類すべてをお試し。

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(着色料を使ってないのに、きれいな黄金色)

あら思ったほどシュワシュワしてないと、そこはかとなくガッカリ感を味わったものの、炭酸ガス不添加ならこんなものか。増毛フルーツワイナリーは、2003年設立のまだ新しいワイナリー。初めて体験する増毛シードルは、かなーりりんごジュースっぽいシードルだった。中口がいちばん美味しかった。

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炭酸ガスを添加したシードルに慣れているせいか、シュワシュワ不足で物足りない感じ。発泡酒を作るのは難しいんだねと、シュワシュワな日本酒スパークリングと思わず比べてしまった。。

www.mashike-winery.jp

三笠市にあるTAKIZAWAワイナリーのシードルもお試し。飲み比べた中では、増毛シードルの中口がいちばん好みだった。

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(フェア価格かな?ワインショップで見かける価格よりお高いような)

いつの間にか北海道にもワイナリーが増えてきた。ナイアガラ種を使ったワインはあんまり好みじゃないので、着々とそれ以外の品種を使ったワインが増えてきて嬉しい限り。多少飲めるワインの数が増えたところで、「白い花の香りのアロマ」とか「熟したトロピカルフルーツの香り」とか、御託並べるほど血迷ったりはしない、できない。

 

広々としたブドウ畑は、眺めているだけで目の保養になる景色。

 

ワイナリーが増えて、ワイナリー併設のレストランが増えたら、遊びに行く場所が増えてよろこばしい。

 

フランスの有名なワイナリーでは、ぶどうの収穫(手摘み)体験ができるそう。学生に交じっていい歳した地位ある男性も、「気晴らし」にピッキングに参加してた。2、3日か一週間か。ワイナリーに泊まり込みでぶどうの手摘み作業に従事して、報酬はそのワイナリーで供される「まかない」だった。そういう休暇の過ごし方そのものがステキ。

 

付加価値の高い商品しか応援したくない気持ちを行動に表わしたら、そうなるのかも。付加価値の高い、自分の好きなもののためだったら、品質保持のための奉仕に対する報酬は、まかない程度でじゅうぶんなのよね。

 

過熱するワインブームに迫ったドキュメンタリー。すごーく面白かった。Amazonビデオ入りしてたけど、現在は見られなくて残念。

waltham7002.hatenadiary.jp

 お休みなさーい。