5月の猛暑は幻だったのかと思うほど、今週は一転して肌寒い日が続くらしい。憂鬱。これがリラ冷えという奴か。
暖房をつけるほどでもない、でも肌寒い日にはジャムを作って暖をとる。蕗に似たくだものルバーブは今が旬らしい。
ザクザクとカットして、ルバーブの半分ほどの砂糖を投入してひと晩置いておいた奴。
ルバーブジュースがあがってきたら、後は煮るだけ。
包丁でカットする時にはやや力がいる、わりと繊維のしっかりしたくだものだけど、煮るとグダグダに柔らかくなる。煮崩れの心配もないので、いちごやブルーベリーなど、くだものの形がそのまま残ってる方が“よくできました”な仕上がりのジャムより作りやすい。
酸味が強いので、レモン汁の必要もなし。甘酸っぱい風味が気に入ってる。自分で作るジャムは、砂糖の入れすぎでつい甘くなり過ぎるけど、ルバーブだとそもそもかなり酸っぱいのでだいたい思い通りの甘さに仕上がる。出来上がりはジャムというよりペーストだけど、それでいい。ルバーブ500gに対して砂糖200gも入ったブツだということは、まぁ都合よく忘れたふりをしておく。
原型をとどめないほどしっかりペースト状に仕上がったルバーブ。酸味が強いから、ライ麦入りパンともよく合う。
はちみつでもいいけど、はちみつの風味で出来上がりもかなり違ってくる。はちみつを使ってねらった味に仕上げる方が、難易度も高いので砂糖を使う。
ジャムくらいなら旬のくだものが手に入ったら手作りする人も増えたので、ジャムやスプレッド類の進化も著しい。そんな組み合わせがあったのかと思う、ラズベリーとチョコや、数種類のくだものを組み合わせたものなど、楽しみが広がった。
ハンドメイドする人が増えたら、それなりのお値段がつく商品は否応なく洗練していく過程を目の当たりにするよう。上の方にいる人は、転がり落ちる恐怖にさらされているのかも。多少もの珍しいくだものを使っているだけでは、手に取ってもらうのもそのうち難しくなるから。
転がり落ちる恐怖にさらされている人の声を過剰に聴き過ぎると、そっちの方がよくないのよね。引っ張られるから。
ルバーブジャムの使い道
お休みなさーい。