真駒内滝野霊園といえば、モアイ像のある面白スポットとして一部では有名。このたび、モアイ像やストーンヘンジに加え、新たに「大仏」も追加されたということで、見に行ってきた。
真駒内滝野霊園があるのは、札幌市南区。がっかり名所の札幌時計台から距離にして20km、時間にして車で約40分ほどの行程なので、気軽に出かけられる。
芸術の森美術館を通りすぎることしばし。真駒内滝野霊園の周囲はゴルフ場ばっか。鬱蒼とした緑の中を進んでいくと、唐突にモアイ像が現れる。
そしてモアイ像の向こうに、何かが見える。
にょにょん。
ラベンダーの向こうにのぞくのは、「頭大仏」。一応礼拝施設ではあるんだ。頭大仏拝観用の駐車場に車を停めて、さらに近付いてみる。
ラベンダー以外のお花畑も造成中。これからきっと、極楽浄土な景色へと変わっていくものと思われる。
お花畑の向こうには、安定のモアイ像。もう驚かなくなったけど、初めて見る人ならきっとお腹抱えて笑える。
もう一枚、ラベンダーの向こうのモアイ像。天国への階段を一段登ったかのような、ピースフルな景色。
礼拝施設らしく、神獣がお出迎え。神獣の向こうには、ストーンヘンジが見えている。やたらと石像が多いけど、もともと南区は札幌軟石の産地。石像や墓石とは相性よしな土地柄と思えば納得する。
実はこの「頭大仏」を安置した「頭大仏殿」は、建築家の安藤忠雄氏によってプランニングされたもの(注:設計とはどこにも書いてないんだよね)。そのせいか、近寄ってみると大変スタイリッシュな空間なんだ。
正面からは大仏様のお顔が見えないように、絶妙に計算された配置。アプローチという名の参道を進んでいくと、水庭に出る。
公共建築×安藤忠雄で探したら、どこか他にもありそうで、デジャブ感あり。とはいえ、穏やかな水の流れを見ていると、天国への階段をまた一段登ったよう。
落ち着く。
このトンネルの上がラベンダー。建築に興味がある人が見に来ても面白いんじゃないかな。
ようやく大仏様とご対面。後光が差して見える、ありがたや。
参拝料という名の何かは徴収してなかったけれど、“お志“として300円ほど払ってくれたら嬉しいとのことだった。経営主体は公益社団法人なので、色々と奥ゆかしい。
アタシ、ラベンダーの香りに包まれて眠りたいわーとか。
安藤忠雄氏プランニングの大仏殿に見守られるのも悪くないとか。
死んだ後も何らかの差別化を求める人には、何かとよろしんじゃないでしょうか。戒名による差別化より現代的。
鹿とモアイ。
ストーンヘンジ。嬉し気に写真撮ってみたけど、永代供養墓が併設されていた。
好評発売中。
敷地にはまだまだ余裕あり。次はピラミッドでも作るのだろうか。
ラベンダーは咲き誇り、空はどこまでも青く広く続いてる。
ばかげて広い霊園で、曲がるところを間違えたら行けども行けども墓。近頃の墓についてのトレンドを、ひと通り学習できた。知られざる市場ものぞき見たって感じ。
お彼岸ともなれば、大渋滞となるエリア。何気なく通りすぎてた国道453号線沿いで、ジェラート屋を発見。食べログでも見たことのあるお店の名前。狭いけど、イートイン・コーナーもあり。
地酒屋さんによるジェラート屋さんゆえに、ラム酒を使ったラムレーズンが食べて見たかったけど、しっかりアルコールが入っているので断念。
ブルーベリーミルフィーユとヘーゼルナッツ(多分そのはず)。どちらも、乾いたのどに嬉しい美味しさ。うまうま。
店内は薄暗く、お酒に配慮したちゃんとした地酒屋さんって感じだった。珍しいお酒もあり。あぁラムレーズンが食べてみたかった。。
お休みなさーい。