あいの里という、札幌市内中心部からやや離れたニュータウンかつ文教エリアに、チョコレート菓子で有名なロイズの本社がある。混んでなければ、市内中心部から車で30~40分ほどの距離。
本社敷地内にはローズガーデンがあり、そちらのバラ園は、なかなか見事らしいとのことで行ってみた。
モエレ沼公園を通り過ぎ、北に向かうことしばし。ロイズ本社に到着。イートインコーナーもある、ロイズあいの里公園店のお向いさん。今頃の季節は、ローズガーデンを見に来る人でわりかし混み合っている。
生垣からすでに花いっぱい。7月ともなると、すでに盛りは過ぎているけれど、周辺にはバラの甘~い香りが漂っている。レンゲ色したこのバラからは、レンゲの花の匂いがした。いい香り。
こちらの生垣はハニーサックル、すいかずらの近縁種。ハニーサックルも本来いい匂いのする花のはずだけど、バラの匂いにすっかり負けてる。
ローズガーデンへの入り口。
ものすごーく広いバラ園ってことはない。ロイズ本社の周囲をぐるりと取り囲むように、バラ園が広がっている。バラ園内の道は、ひと一人がやっと通れるくらいで、狭い。そのおかげか、至近距離でバラが眺められ、バラ責めになってるような気分が味わえる。
行けども行けどもバラ。バラ、バラ、バラ。香りの強い品種が選ばれているのか、周辺一帯にバラのいい香りが立ち込め、ローズパラダイス。
郊外のバラ園のような広さやダイナミックさは拝めないけれど、パーゴラやアーチをいくつも用意してあるので、小さいながらも変化のある景色が楽しめる。
ぶどう棚もあり。
アーチの向こう側にも、バラの生垣が。ザ・ロマンチックな光景。あら―ステキねーという声が、こちらからもあちらからも。うっとりできる。
バラ以外の花もあり。バラオンリーの区画と、イングリッシュガーデン風にしつらえたエリアとに分かれてる。どこもバラいっぱい。
紫のバラだ。本物の方が、もっときれいな紫色。
こちらは、八重咲きのオールドローズタイプ。かわいい。
クレマチスタワー。
さして広くはないので、オフィスが視界に入らないようにするためか、どれもこれも高さもボリュームもある姿形に整えてある。
あらこんなところにラグビーボール?かと思いきや、チョコレートの原材料となるカカオ豆でした。
バース社のシロッコロースター。このアンティークな機械で、カカオ豆を焙炒するらしい。結構デカい。
チョコレート工場を併設しているので、場所によってはバラのあまーい香りをさらに上回る甘ったる―いチョコレートの香りが立ち込める。
リアルチョコレート工場や。たまに訪れる来訪者にとっては至福の香りだけど、毎日嗅がされる人にとってはどうなんすかね。胸やけしないのかと、疑問も。そんなことくらいでは、道内優良企業への就職もハンデにならず、みなさん甘受してらっしゃるのか。
四方をバラに囲まれた環境でお仕事するのは、なかなかに憧れをかきたてる要素にもなりそうで、とにかくステキ。
老若男女や観光客が、のんびりお散歩しておりました。アリス・イン・ワンダーランドなコスプレイヤーもいたけどさ。
バラ園を出た後は、お向かいにあるロイズあいの里公園店へ。乾いたのどに、チョコレート味も濃厚なソフトクリームがうまうま。
パンやチョコレート菓子も豊富に揃ってた。しかしオランジェットはなかったような。。気のせいか。
チョコチョコしたパンだけでなく、普通の総菜パン、ちくわパンなどもアリ。気が向いたらパンの写真もそのうち追加しよう。
バラの香りをめいっぱい吸い込んで、満足。札幌近郊で気軽に足を運べるバラ園といえば、札幌コンサドーレの練習場に隣接する「白い恋人パーク」が有名だけど、ロイズのローズガーデンもなかなかのもの。「白い恋人パーク」は小さなお子様づれに向いている。
お休みなさーい。