クローズドなつもりのオープン・ノート

~生きるヨロコビ、地味に地道に綴ってます~

上を向いて歩こう

4月最初の日曜日は、上天気でお散歩びより。


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札幌での桜、今年の開花予報によると史上最速になりそうなんだとか。そのせいかおかげか、日当たりの悪い土の上を除けば雪の気配はすっかり消え、大通公園も着々と春に向けての準備が進んでいた。

 

きれいな雪解け水が水量たっぷりで轟々と流れていると、安心する春の景色。雪解けが進む地域ではどこもそうだと、もっと安心。


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雪解けが始まった当初は埃っぽかったけど、今はそれも落ち着いたせいかマスクなしでも心配したほど空気の悪さや花粉の気配は感じなかった。交通量は相変わらずであっても。

 

天気のいい日は景色のいい場所をお散歩するのも楽しいけれど、新年度で新学期でその他何かしら新しい場所へと移動したときは、街の中をただ歩くだけでも楽しい。

 

見知らぬ街を歩く時は、街灯を観察すると面白い。

 

街の中をただ歩いてるだけの人がたくさんいる、通行量や交通量の多い街中の街灯はたいへん立派。歴史や伝統を感じられるクラシカルで重厚感のあるデザインで、立派な街になるようにあるいは立派な街であることを示すかのよう。

 

街灯のデザインがブロックごとや小規模なエリアごとに違うのは、街の発展の歴史を物語っているようでもあり、徐々に発展していったことを物語っているかのよう。

 

狭い範囲なのに街灯のデザインがバッティングしていて統一感なくバラバラなのは、何らかの合意形成がなされていないことを示しているかもしれず、際立ったデザイン性の街灯を採用しているエリアは、際立ったデザイン性の成果を。シンプルだけど必要にして十分そうに見える街灯を採用しているエリアは、やっぱり必要にして十分な当初の住民の性格を反映しているものなのかも。

 

そして街灯がないかあってもまばらなエリアは、夜間に出歩く人は想定外の車社会なのかもしれず、やっぱり新しい街での街灯チェックは意外とたくさんのことを教えてくれる。

 

観光地では、その地の観光の目玉、例えばひまわりやスズランを街灯のデザインに採用しているところもあって、今でもよく覚えている。

 

それなりの人口が住んでいる街から、桁の違う人口しか住んでいない街に移ったとき。最初に気付くのは夜の暗さ。その代わり、桁の違う人口しか住んでいない街では例えば満月の夜はとても明るくて、サーチライトに照らされてでもいるかのようだった。

 

夜は暗くて当たり前だった昔々の人は、月の満ち欠けにきっと今よりもずっと敏感で、その名残が十五夜十六夜などの月の呼び名やお月見などの行事に現れている。

 

冬季には降り積もった雪に埋もれていた地面からは、新芽。今は茶色が目立つ景色もきっとそのうち緑でいっぱいになる。


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毎年毎年、何があろうと新しい芽が芽吹いてくる。そのさまを見るにつけ、命は本当に丈夫ねぇと実感する。多少踏まれようが寒さにさらされようが、芽吹いて来るものは芽吹いてくる。

 

道路標識にもエフビレッジやエスコンフィールドという表記が登場して、新幹線が開通するこれからの10年は、今までの10年とは違った時の進み方をするんだとしても。