クローズドなつもりのオープン・ノート

~生きるヨロコビ、地味に地道に綴ってます~

寒さにも慣れる

甘いものでも辛いものでも。濃厚な味に舌が慣れ切った人は、薄味だと味気なく感じ、きっと薄味の美味しさはわからない。派手派手ゴテゴテ、あるいはピッカピカ。過剰なものに慣れ切ってしまうと、虚飾を排した生活の良さもきっとわからなくなる。

 

足し算の段階にある時は、次々に色々なものが加わって賑やかになって華やか。逆に、引き算の段階に入ると、次々に色々なものが無くなっていって、寂しくなる。無くした後で、また足そうという足し算の気持ちになった時は、付け足していくものも吟味する。

 

一度引き算して何でも捨てていくと、足すべきものは何かがわかってよりスッキリ。

 

あらゆるものが信じられなくなった時に、信じられるものは明確に罰則規定があるもの。虚偽の記載をすれば罰せられる、あるいは市場から退場させられるものであれば、嘘をつくメリットはない。息を吐くように嘘をつく人は、そこに居られない。

 

道具として便利に使われることはあっても、環境にはなれない。環境にはなれないから、管理する側に居るはずがない。混ぜてはいけない人を環境の側に置くと、環境そのものが悪化し、環境悪化の影響をより強く受けた人ほどアレルギーも重くなる。

 

地面はツルツルで、歩きにくいったらありゃしない。

 

新天地を求めて勇躍北海道に渡って来た人も、二年三年と年月を重ねるほどに失意も重なって、やがては去っていったのが開拓の歴史なんだってさ。夏は比較的過ごしやすいけれど、問題は冬。冬の寒さや暮らしにくさに直撃されると、帰る場所がある人ほど頑張る意味もなくすのかもね。

 

暮らしにくさはそれでも毎年改善されてるんだけどさ。寒さに対する耐性は、多分個人差がより大きい。

 

お休みなさーい。