クローズドなつもりのオープン・ノート

~生きるヨロコビ、地味に地道に綴ってます~

ドローンでアート

冬季オリンピック開幕。

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雪だるままんじゅう。

開幕式をオンタイムで見てた。夏のオリンピックに比べれば、選手の人数も少なく見ていてもダレることなし。寒さを考慮して、欠席した人も多かったせいか。

 

お揃いの赤いコートを着た北朝鮮の美女集団、ファーで覆った首元は暖かそうでも、足元はタイツではなくストッキング着用かと思われる肌色だった。まじか。濡らしたタオルが5分で凍るという極寒の地で、にこやかに笑顔を振りまく彼女たちは、見た目は美女でもやっぱり鍛え抜かれたソルジャー。

 

幼少期から「暖衣飽食」とは縁遠かったら、そりゃ我慢強くもなるやね。

 

すべてにおいて平均値の低い場所での特権階級か、すべてにおいて平均値の高い場所でのありふれた人か。

 

前者、すべてにおいて平均値の低い場所での特権階級を望む人こそが、失敗した国家の担い手なんだな、きっと。低位安定が心地いい人は、全体のレベルをかさ上げするなんてことは、望んじゃいねぇ。

 

開幕式で見た、ドローン編隊がヒト型や五輪の輪っかに変化するアトラクション。荷物を運んだり農薬を散布したり。実用面が取り沙汰されがちなドローンも、すでにアートの分野に進出かと感慨深かった。そのうち花火大会で、スターマインとの競演なんてこともあり得るのかも。かもかも。

 

雪まつりでも、年々プロジェクションマッピングは派手に大掛かりになり、ちょっと色ついただけで喜んでいた頃が遠い昔のよう。

 

自衛隊を動員して作る大雪像はやっぱり見応えがあるけれど、見ていて楽しいのは小さな雪像の方。バリエーション豊富で、2017年のトレンドもある程度踏まえているから、変わり雛を愛でる気持ちで眺めてる。

 

眠れない夜のお供は、カワイイや楽しいが詰まった緊張しない軽い読み物。

 

カワイイや楽しいあるいは“みんな仲良し”がつまった、ただただ楽しませることに特化したハートウォーミングコメディ。案外作者は辛いや苦しいの渦中にいて、心強い仲間やどんな局面でも支えてくれる、家族の温かさに飢えていたのかもと思った。

 

友情や家族の有難みをことさら美しく感動的に描けるということは、かつて友情や家族愛に心底飢えた疎外経験があり、孤独を感じたその昔、ほんとはこんな風であって欲しかったという願望を描いたら、とびきりハートウォーミングな読み物になりました、と。

 

作者の置かれた環境なんて知るよしもないけれど、幸せの渦中にいる人は、幸せとはどういうことかについて考えることも分析することもなければ、そもそもする必要もない。

 

足りないものや欠点にやたらと目ざとい人は、まずは率先して足りないものを足す行為を自らの身に当て嵌めていくと、そこかしこにハートウォーミングの小山が築かれるかもね。かもかも。

 

お休みなさーい。