クローズドなつもりのオープン・ノート

~生きるヨロコビ、地味に地道に綴ってます~

夕張市にある千鳥ヶ滝を見に、「滝の上公園」に行ってきた

好天にめぐまれたお盆休みのとある一日、夕張市の「滝の上公園」に行ってきた。

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夕張といえばメロンの産地、そして財政再建団体としてもすっかり有名になったところ。

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北海道はでっかいどうとはいえ、観光もピークも迎えるこの時期は、有名観光地はどこに行っても混み合いそう。

 

渋滞キラーイ、人混みキラーイ、滝はスキーなので、それなら空いてそうなところで滝のあるところをめざしましょ、で行ってきた。

 

行きはスイスイ。

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雲海で有名なアルファトマムのある占冠近辺は、渋滞情報が出ていたけれど、渋滞知らずでスイスイ進む。途中高速に架かった陸橋の上を戦車が行くというオモシロな光景も目にしたけれど、残念ながら写真には撮れず。惜しいことをした。。

 

インターを出て、一般道へ。滝の上公園は、夕張市中心部とは逆方向にある。

 

千鳥が滝のある滝の上公園は、JR滝の上駅のすぐそばでもある。雪除け???雰囲気満点な建物を越えると、公園到着。

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お盆で里帰り中でもあるのか、同じように人混みギライでもあるのか、予想以上に人が居た。

 

レンガ造りの現役水力発電など、フォトジェニックかつインスタジェニックなブツがそこかしこにあり。が、微妙に人が多くて、ここでもシャッターチャンスを逃す。紅葉の時期には一般公開もしてるそうなので、また来ればイイサーという安易な気持ちで見逃した。お目当ては千鳥が滝なので、それ以外には関心が薄いのさ。

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この緑いっぱいの遊歩道の先に、滝がある。橋の上から滝を眺める趣向になっている。現地案内図を見ると、夕張川にかかる橋は二か所あり、二か所の橋をめぐるように遊歩道が整備されている。

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やたらとトンボが飛んでいた。

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いい感じにさびれた橋を渡ると、やや遠くに見えるのが滝。遊歩道を歩いている時から、水のせせらぎの音が半端なく聞こえてくる。水辺スキーなので、「あー私今水辺を歩いてるわー」と多幸感でいっぱいになる。

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数日前に雨が降った後のせいか、水は濁りがち。

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千鳥が滝にズームイン。もうちょっと近くに寄れれば、多幸感もマシマシになるけれど、かなり急峻で危険そう。そのため水辺に近づくことは叶わず。

 

木製の遊歩道がス・テ・キ。周囲は緑いっぱい。人少なし、天気よし。お盆休みなのに、人口密度の低さにホッとする。

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(ズームインしてわかる、祠のようにも見える謎の穴)

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橋の下を通り過ぎ、遊歩道を進んでいく。周囲は、緑しかない景色。ええわぁ。

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蟻の巣穴???女王蟻が、この中に鎮座しているのだろうか。

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北海道のいいところは、これだけ緑いっぱいでも蚊がほとんどいないこと。虫除けスプレーなしで、ぶらぶらしてた。

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もうひとつの橋は、最初の橋より小さく足元もコンクリじゃないから頼りない。より“吊り橋”っぽい。高所恐怖症にとっては、わりと恐怖になる橋だった。怖さを押し隠しながら、撮った景色。揺れるからさ、怖いんだよ。

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こっちの橋の方が、橋としてはよりフォトジェニックかつインスタジェニックではあっても、正直景色を楽しむ余裕はなかった。。

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カブトムシやクワガタムシが取れそうな、樹液の塊。

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どでかいキノコ。キノコの大きさを強調するために、葉っぱを載せてみた。載せてみた葉っぱも、そもそもデカいのよ。

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色鮮やかなバッタ。

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蝉の抜け殻(そのわりには蝉の声は聞こえない)と、蚊はいない代わりにナントカモンシロチョウなど図鑑に載ってそうな昆虫がいっぱいだった。お子様連れにとって、教育上たいへんよろしげ。

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本当は、円空仏を奉納した岩」というものも鑑賞ポイントになっていたけれど、案内図のやる気ない様子からも明らかなように、なかったことにされている。

 

もしも本当に円空仏だったら、売っぱらって財政再建の足しにでもしたのだろうか。好事家かいい値段つけそうだし。鬱蒼とした緑に阻まれ、特に岩も何も見えない。

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帰りは線路沿いの遊歩道を選び、行きとは違うコースを歩く。自撮り棒をのばせば手が届きそうなくらい、線路が近い。よくわからんけど列車も通っていたので、鉄道好きにとってもポイントの高い公園ではなかろうか。

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駐車場のそばにはちょっとした広場があり、お弁当を食べたりするのに最適。木陰でのーんびりお弁当を食べてるご家族連れの姿が、お盆休みを実感させる。ええ景色や。

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立派過ぎる石碑があったり、謎のキノコ型水飲み場があったり。トイレも完備されていて、そのあたりは行き届いてる。

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(ちびっこが遊ぶ小川とは、橋を挟んで反対側の小川)

広場のそばには小川が流れていて、網もったちびっこたちが、キャッキャと大喜び。線路すぐそばの小川なので、小さなトンネルがかかっており、ちびっこにとってはきっと探検心がそそられるスポット。大人でもとりあえず、トンネルの中をのぞきたくなった。

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公園そばの売店はすべてクローズ。お盆休み中なのでそれなりに人の姿があったけど、あとは紅葉の時期でもなければ閑散としてそうな場所。

 

周辺にもコンビニを含めて飲食店が皆無(車で相当市内中心部に移動しないと見つからない)なので、お弁当持ってくるのが正解。この後、食べ物難民となって苦しむことになった。。

 

夕張市内中心部は、また別のエントリーに続く。

 

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夕張で夕張メロンを食べ、キネマ街道を歩く

夕張日帰り旅行記の続きです。

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 夕張といえば、なんといっても夕張メロンが有名。車を走らせていても、そこかしこに「夕張メロンあります」の看板やのぼりがはためいている。

 

お昼時もとっくにすぎ、わりかしハラヘリだったので、とりあえず道の駅へと向かう。飲食店が少ないエリアでは、道の駅ならレストランが併設されているケース多々あり、名物が食べられることも多し。

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ということでたどり着いた、道の駅「夕張メロード」。見るからにメロン押し。どこを見てもメロン押しで、メロンがいっぱい。

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ちなみにこの「夕張メロード」は、JR石勝線新夕張駅に隣接してる、珍しい道の駅。お盆休み中とあって、駐車に困るほど賑わっていた。

 

メロン以外にも、美味しそうなものはないかいなと見渡すも、レストランの姿なし。ここは、スーパーと道の駅が一体化した、周辺住民の利便性にも配慮した場所。ソフトクリームやザンギなどの、ファストフード勢つよし。

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そして、当然カットメロンの姿もあり。ひと切れ500円なり。甘―い。美味しー。完熟した夕張メロンの果肉は、スプーンでもすくえるほど柔らかい。

 

ハラヘリながら、メロンですっかり満たされた。ちゃんとした夕張メロンは大層よいお値段がするので、もっぱら贈答用。自家消費するのは、それ以外の北海道産メロンや、夕張メロンでもやっぱりカットメロンくらい。完熟にありつこうと思うと、カットメロンの方が当たりが出やすいのさ。

 

夕張メロンはブランド品なので、厳しくブランド管理されている。JAの基準に達しないものは等級外として扱われ、等級外の夕張メロンは、札幌あたりではあまり見かけない。ところがここ、道の駅では、等級外のメロンも売られているので、驚くほど安くなっている。

 

安いとは聞いていたけど、札幌だと1個しか買えないお値段で、4個は買える。

 

お土産にする人も多いせいか、箱入りメロンが次々と買い上げられていく。メロン、大人気。

 

夕張メロンを使った、道の駅限定発売のバームクーヘンもあり。気温が高過ぎたので、購入は見送ったけどね。

 

あっさりお蕎麦にラーメンに、簡単な食事を求め、さらに夕張市内中心部へと向かう。が、お盆ということもあって見つからず。ついには、JR夕張駅前のホテルに到着。

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ここならレストランくらいあるでしょ、という淡い期待もあっさり裏切られ、すでにランチタイム終了だった⊙︿⊙

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ハラヘリで眺めたホテルのロビーの景色。ホテル内は、ふつうにキレイ。

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ホテルマウントレースイのすぐ裏はゲレンデ。しかもゲレンデとホテルは、ブリッジで繋がれ、直結してる。しかも、ホテルそのものもJR石勝線夕張駅の目の前という好立地。ナニコレすごーい便利なんですけど!?(゚〇゚;)と驚いた。

 

雪道の運転に自信が持てない人や、車なしの人にもやさしい造り。真冬には、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭の会場にもなるホテルなのに、夕張市はJR北海道に石勝線の夕張駅から新夕張駅の区間について、廃止を申し入れたとか。悲しいな。。

 

ゆうばり国際ファンタスティック映画祭の開催地だけあって、「キネマ街道」なんてものもアリ。古い映画の雰囲気ある看板が、そこかしこを飾ってた。ちょっとよそでは見れない、ノスタルジックな景色だった。

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盆休み中とあって、バイクで旅するミツバチ族もいっぱい。ミツバチ族に襲撃されたのか、最後の頼みの綱セイコーマートでも、まさかのホットシェフ売り切り状態⊙︿⊙ 盆休み恐るべし。

 

お弁当持ってくるか、道の駅で何か買っておけばよかったと激しく後悔しながら、帰途につく。なんか疲れちゃったから。

 

帰りは234号線で由仁町・栗山町を経て、岩見沢インターへと向かう。咲き誇る蕎麦の花畑とか(写真撮ってないけど。。)高速の道と違って、なんでもない田園風景がいちいち絵になる。

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夕張・由仁町・栗山町と、それほど人口が多いともいえないエリア。なのに、通り過ぎる景色のなか、お寺や神社がそこかしこに点在していたのが印象的。冬季ともなれば厳しい冬が待ち受けていて、「最後は神頼み」と神様にでも祈るしかなかったのか。

 

そこそこ豊かな都市と、その周囲に広がるそう豊かではない街の凸凹。フラットにするのは、現代でも神様の視点をもった人のお仕事。

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鉄道の先行きもあやしい今、数年経てば相当変わってることが予想される、今しか見れないものがいろいろ残された場所だった。

 

お休みなさーい。