夕張日帰り旅行記の続きです。
夕張といえば、なんといっても夕張メロンが有名。車を走らせていても、そこかしこに「夕張メロンあります」の看板やのぼりがはためいている。
お昼時もとっくにすぎ、わりかしハラヘリだったので、とりあえず道の駅へと向かう。飲食店が少ないエリアでは、道の駅ならレストランが併設されているケース多々あり、名物が食べられることも多し。
ということでたどり着いた、道の駅「夕張メロード」。見るからにメロン押し。どこを見てもメロン押しで、メロンがいっぱい。
ちなみにこの「夕張メロード」は、JR石勝線新夕張駅に隣接してる、珍しい道の駅。お盆休み中とあって、駐車に困るほど賑わっていた。
メロン以外にも、美味しそうなものはないかいなと見渡すも、レストランの姿なし。ここは、スーパーと道の駅が一体化した、周辺住民の利便性にも配慮した場所。ソフトクリームやザンギなどの、ファストフード勢つよし。
そして、当然カットメロンの姿もあり。ひと切れ500円なり。甘―い。美味しー。完熟した夕張メロンの果肉は、スプーンでもすくえるほど柔らかい。
ハラヘリながら、メロンですっかり満たされた。ちゃんとした夕張メロンは大層よいお値段がするので、もっぱら贈答用。自家消費するのは、それ以外の北海道産メロンや、夕張メロンでもやっぱりカットメロンくらい。完熟にありつこうと思うと、カットメロンの方が当たりが出やすいのさ。
夕張メロンはブランド品なので、厳しくブランド管理されている。JAの基準に達しないものは等級外として扱われ、等級外の夕張メロンは、札幌あたりではあまり見かけない。ところがここ、道の駅では、等級外のメロンも売られているので、驚くほど安くなっている。
安いとは聞いていたけど、札幌だと1個しか買えないお値段で、4個は買える。
お土産にする人も多いせいか、箱入りメロンが次々と買い上げられていく。メロン、大人気。
夕張メロンを使った、道の駅限定発売のバームクーヘンもあり。気温が高過ぎたので、購入は見送ったけどね。
あっさりお蕎麦にラーメンに、簡単な食事を求め、さらに夕張市内中心部へと向かう。が、お盆ということもあって見つからず。ついには、JR夕張駅前のホテルに到着。
ここならレストランくらいあるでしょ、という淡い期待もあっさり裏切られ、すでにランチタイム終了だった⊙︿⊙
ハラヘリで眺めたホテルのロビーの景色。ホテル内は、ふつうにキレイ。
ホテルマウントレースイのすぐ裏はゲレンデ。しかもゲレンデとホテルは、ブリッジで繋がれ、直結してる。しかも、ホテルそのものもJR石勝線夕張駅の目の前という好立地。ナニコレすごーい便利なんですけど!?(゚〇゚;)と驚いた。
雪道の運転に自信が持てない人や、車なしの人にもやさしい造り。真冬には、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭の会場にもなるホテルなのに、夕張市はJR北海道に石勝線の夕張駅から新夕張駅の区間について、廃止を申し入れたとか。悲しいな。。
ゆうばり国際ファンタスティック映画祭の開催地だけあって、「キネマ街道」なんてものもアリ。古い映画の雰囲気ある看板が、そこかしこを飾ってた。ちょっとよそでは見れない、ノスタルジックな景色だった。
盆休み中とあって、バイクで旅するミツバチ族もいっぱい。ミツバチ族に襲撃されたのか、最後の頼みの綱セイコーマートでも、まさかのホットシェフ売り切り状態⊙︿⊙ 盆休み恐るべし。
お弁当持ってくるか、道の駅で何か買っておけばよかったと激しく後悔しながら、帰途につく。なんか疲れちゃったから。
帰りは234号線で由仁町・栗山町を経て、岩見沢インターへと向かう。咲き誇る蕎麦の花畑とか(写真撮ってないけど。。)高速の道と違って、なんでもない田園風景がいちいち絵になる。
夕張・由仁町・栗山町と、それほど人口が多いともいえないエリア。なのに、通り過ぎる景色のなか、お寺や神社がそこかしこに点在していたのが印象的。冬季ともなれば厳しい冬が待ち受けていて、「最後は神頼み」と神様にでも祈るしかなかったのか。
そこそこ豊かな都市と、その周囲に広がるそう豊かではない街の凸凹。フラットにするのは、現代でも神様の視点をもった人のお仕事。
鉄道の先行きもあやしい今、数年経てば相当変わってることが予想される、今しか見れないものがいろいろ残された場所だった。
お休みなさーい。