クローズドなつもりのオープン・ノート

~生きるヨロコビ、地味に地道に綴ってます~

ニューカマーはみな明るい場所をめざせ、『ブルックリン』見てきた

1950年代のアイルランドとニューヨークを舞台にした映画、『ブルックリン』見てきた。アイルランドケルトのメロディーには、もの悲しい響きのものが多い。もの悲しいのは、その地がつねに他国へ人を送り出してきた、人材流出大国だから。故郷か新天地かで揺れるヒロインを演じるシアーシャ・ローナンが、とっーてもよかった。


映画『ブルックリン』予告編

アイルランドの家族と離れ、新天地ニューヨークで暮らし始めるエイリシュ。ブルックリンの高級デパートで働く日々の中で、新生活にとまどいながらも自信を身につけ、驚くほど洗練された女性に変わっていく彼女が選ぶ未来とは―?

誰を愛するかを決めることが、どんな自分になりたいかという答えになる―手紙の時代の物語が、永遠の真実に気づかせてくれる。
(映画フライヤーより引用)

ニューカマーとして新天地をめざさざるを得ない、女性必見

主人公のエイリシュは、母と姉と暮らすアイルランドから、仕事を求めて故郷を後にする。故郷ではいい仕事にありつけないから。幸い新しい土地ニューヨークでの仕事も住む場所も、故郷と縁のある神父様のおかげで手配済み。

 

わりと幸運な状態から新生活をスタートさせるエイリシュだけど、家族の深い愛情に包まれて育った彼女は、寂しさからたびたびホームシックに悩まされる。

 

愛情深く育てられた、気立てのいいピュアで芯の強いヒロインを、シアーシャ・ローナンが魅力たっぷりに演じてる。アクアマリンのような青い瞳がとってもきれい。高級デパートで働く彼女が、作中でどんどん垢抜けていくのも見どころのひとつ。

 

ミモレ丈のふんわりとしたスカートをはじめ、カナリアイエローやブルーなど、どれもこれも鮮やかな色使いのファッションが、見ていて楽しい。ファッションだけでももう一度じっくりと見直したいくらい。

 

ヒロインも、ヒロインが暮らすことになる女子寮の共同生活者も、みなさん働く女子。ヒロインと彼女たちとのやりとりは、同性や同僚との接し方としても大変よいお手本。さりげなく、会話を盛り上げるコツなんか伝授してくれる。ハウツーサイトを読んで、わかったような気になるよりためになる。実践的。

 

先輩女子もみな、かつては寄る辺ないニューカマーだったから、ニューカマーには基本優しいんだ。多少口さがないところはあるけど。

 

職も住むところもあり、さらによい職を目指して野心や向上心さえ持てるような新天地であっても、時々は重度のホームシックに襲われる。寂しさをまぎらわすもっともよい方法は、ボーイフレンドを見つけること。かくしてヒロインも、優しいボーイフレンドとめぐり逢う。

 

ニューカマー女子は、ロコ育ちで働きもの男子をボーイフレンドに選ぶべし

映画公式にも「誰を愛するかを決めることが、どんな自分になりたいかという答えになる」と書かれているけど、パートナーしだいで世界はバラ色に変わる。

 

エイリシュがめぐり逢ったのは、ブルックリン生まれの青年トニー。働き者で誠実。そして、エイリシュへの好意をためらいもなく口にする、愛情表現アメリカン(=あけすけともいう)な青年。家族との仲もよく、子供の扱いも上手で、笑顔の絶えない家庭が築けそうな人。

 

新天地に生きる、新天地をめざさざるを得ない女性が選ぶべきパートナー、選べば幸せになる確率が高くなるパートナー像が明確で、ニューカマーにとっても親切なんだ、この作品。

 

堅実なタイプのニューカマー女性が選ぶべきパートナー像は、手紙の時代から大して変わりゃしない。

 

新しい土地に不案内な女性は、その土地で生まれ育ち、地に足つけて骨惜しみせず働く、ロコな男性を選べば、まず失敗しない。その土地に生まれ育っていいところも悪いところもよく知っていて、環境や境遇のせいにせず、堅実な職についてせっせと働いている人は、将来の見通しも明るいから。

 

トニーがエイリシュに示した未来像は、2010年代に生きる現代人から見れば、大正解。そこは映画でご覧いただくとして、トニーがどんなに働き者でも、いずれは彼の職も陳腐化する。陳腐化しても生き残れる道を、日々手を動かし続けている働き者は、しっかりと見つけているもの。働き者のロコは、一発大逆転なんてギャンブルとは無縁なのさ。

 

故郷には、忘れかけていた安定があった

すべてが順調に見えたエイリシュだけど、突然の悲劇で故郷に戻ることになる。

悲劇がきっかけとなり、エイリシュの前に、故郷に戻って家族や周囲の人の期待に応えて故郷で暮らすというレールが敷かれ始める。安定した生活のパートナー候補として、ジムという穏やかで教養豊かな青年つきで。

 

ジムは、トニーとは正反対の人。トニーのようにエイリシュへの好意をあからさまに口にすることもなく、控えめな紳士。実家はその地方の名家。トニーかジムか。エイリシュが誰を選ぶのかは、エイリシュがどんな未来を選ぶのかにかかってくる。

 

誰を選ぶのかも気になるところだけど、それ以上に、どうしてその選択に至ったのか、理由の方がより興味深くてタメになる。

 

エイリシュは“澱み“を選ばなかった。彼女が望んだのは、澱みとは縁のない未来。

 

安定した暮らしは、故郷の家族を安心させるだけでなく、得られるものがすでに目に見えている。大きなお家や、きれいで静かなビーチ、穏やかな暮らしなど、喜んで受け入れたくなるものも目に見えているけれど、同時に受け入れたくないものも、はっきりと目に見えている。

 

エイリシュは、澱みを象徴する存在“意地悪な魔女”を退ける。澱みとともにある限り、そこにはまっさらな明るい未来は期待できないから。

 

ダメな部分がすでにくっきりはっきりしていたら、そこは選んではいけない場所。

 

めざすのは、明るい場所

エイリシュが、彼女の太陽とハグし合うシーンは、彼女の明るい未来を象徴するようでとっても好き。でもそれ以上に好きなのは、彼女が新天地での暮らしに不安を抱く、かつての彼女のような女性に、アドバイスするシーン。

 

心細さを味わったニューカマーは、誰もが多少なりとも次に続くニューカマーも、明るい場所にたどりつくことを願う。

 

エイリシュやかつてのエイリシュが開けるドアの向こうは、つねに明るい。明るい場所をめざせというメッセージは、手紙の時代から永遠に変わらない、ニューカマー以外のすべての人にも通用する不滅のメッセージ。

 

ぶんぶん感情を振り回されるようなドラマティックな要素は少ないけれど、淡々と進むストーリーは、何度でも見直せる穏やかさにあふれている。人材流出が続く地方で見ると、より心に迫るものがある良品だった。

しつこいけど、ヒロイン演じるシアーシャ・ローナンのピュアな美しさがとってもいい。ついでに、もの悲しいテーマ曲もいつまでも耳に残る。

ブルックリン   (字幕版)
 

 お休みなさーい。

バラとチョコレートの王国、ロイズ本社のローズガーデン

あいの里という、札幌市内中心部からやや離れたニュータウンかつ文教エリアに、チョコレート菓子で有名なロイズの本社がある。混んでなければ、市内中心部から車で30~40分ほどの距離。

 

本社敷地内にはローズガーデンがあり、そちらのバラ園は、なかなか見事らしいとのことで行ってみた。

 

モエレ沼公園を通り過ぎ、北に向かうことしばし。ロイズ本社に到着。イートインコーナーもある、ロイズあいの里公園店のお向いさん。今頃の季節は、ローズガーデンを見に来る人でわりかし混み合っている。

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生垣からすでに花いっぱい。7月ともなると、すでに盛りは過ぎているけれど、周辺にはバラの甘~い香りが漂っている。レンゲ色したこのバラからは、レンゲの花の匂いがした。いい香り。

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こちらの生垣はハニーサックルすいかずらの近縁種。ハニーサックルも本来いい匂いのする花のはずだけど、バラの匂いにすっかり負けてる。

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ローズガーデンへの入り口。

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ものすごーく広いバラ園ってことはない。ロイズ本社の周囲をぐるりと取り囲むように、バラ園が広がっている。バラ園内の道は、ひと一人がやっと通れるくらいで、狭い。そのおかげか、至近距離でバラが眺められ、バラ責めになってるような気分が味わえる。

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行けども行けどもバラ。バラ、バラ、バラ。香りの強い品種が選ばれているのか、周辺一帯にバラのいい香りが立ち込め、ローズパラダイス。

 

郊外のバラ園のような広さやダイナミックさは拝めないけれど、パーゴラやアーチをいくつも用意してあるので、小さいながらも変化のある景色が楽しめる。

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ぶどう棚もあり。

 

アーチの向こう側にも、バラの生垣が。ザ・ロマンチックな光景。あら―ステキねーという声が、こちらからもあちらからも。うっとりできる。

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バラ以外の花もあり。バラオンリーの区画と、イングリッシュガーデン風にしつらえたエリアとに分かれてる。どこもバラいっぱい。

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紫のバラだ。本物の方が、もっときれいな紫色。

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こちらは、八重咲きのオールドローズタイプ。かわいい。

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クレマチスタワー。

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さして広くはないので、オフィスが視界に入らないようにするためか、どれもこれも高さもボリュームもある姿形に整えてある。

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あらこんなところにラグビーボール?かと思いきや、チョコレートの原材料となるカカオ豆でした。

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バース社のシロッコロースター。このアンティークな機械で、カカオ豆を焙炒するらしい。結構デカい。

 

チョコレート工場を併設しているので、場所によってはバラのあまーい香りをさらに上回る甘ったる―いチョコレートの香りが立ち込める。

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リアルチョコレート工場や。たまに訪れる来訪者にとっては至福の香りだけど、毎日嗅がされる人にとってはどうなんすかね。胸やけしないのかと、疑問も。そんなことくらいでは、道内優良企業への就職もハンデにならず、みなさん甘受してらっしゃるのか。

 

四方をバラに囲まれた環境でお仕事するのは、なかなかに憧れをかきたてる要素にもなりそうで、とにかくステキ。

 

老若男女や観光客が、のんびりお散歩しておりました。アリス・イン・ワンダーランドコスプレイヤーもいたけどさ。

 

バラ園を出た後は、お向かいにあるロイズあいの里公園店へ。乾いたのどに、チョコレート味も濃厚なソフトクリームがうまうま。

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www.tripadvisor.jp

パンやチョコレート菓子も豊富に揃ってた。しかしオランジェットはなかったような。。気のせいか。

 

チョコチョコしたパンだけでなく、普通の総菜パン、ちくわパンなどもアリ。気が向いたらパンの写真もそのうち追加しよう。

 

バラの香りをめいっぱい吸い込んで、満足。札幌近郊で気軽に足を運べるバラ園といえば、札幌コンサドーレの練習場に隣接する「白い恋人パーク」が有名だけど、ロイズのローズガーデンもなかなかのもの。「白い恋人パーク」は小さなお子様づれに向いている。

www.tripadvisor.jp

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お休みなさーい。

waltham7002.hatenadiary.jp

 

『独裁者の部屋』再放送を見て、独裁者を打倒する方法を考える

七夕に願うのは家内安全。千や百の家内安全が集まった先に、世間の平和もあると考えるお花畑の住人。自由がいちばん好きさ。

 

2015年の日本賞を受賞したドキュメンタリー作品『独裁者の部屋』の再放送1・2回目を見た。

www.nhk.or.jp

民主主義の価値について考えさせる、スウェーデンを舞台にしたリアリティー番組風の作品。テーマはおかたいけれど、リアリティー番組風でいい意味で“あざとい”ので、マジメなのはちょっとねーな人でも面白く見られる。

 

8人の若者がとある場所に集められ、賞金10万クローネ(約150万円)をかけて、8日間の疑似独裁体制を体験する趣向。8日間で150万円ゲットなら、割のいいバイト。ところが世の中甘い話はそうそう転がってないもので、自由な民主主義社会を謳歌する若者にとってはツラいことの連続が待っている。

 

携帯やパソコンなど、電子ガジェットは禁止。外出も禁止。指示があるまで自室から一歩も出られないなど、自由はとことん制限された環境下で、単純作業に従事させられる。

 

たった8日間のこととはいえ、見知らぬ他人との共同生活(個室はあるけど)。

 

生き残って賞金を獲得するためには、何が正解かはまったく知らされないまま、疑似独裁体制がスタートする。

 

独裁者からの指示は、お手紙で届くだけ。姿なき独裁者の鶴のひと声に、振り回される8人の若者たち。

 

何が正解かはまったく知らされないままなので、「みんなで仲良く」を選べばいいのか、「自分だけでも生き残ってやる」のがいいのか、全8回のうち2回分を見ただけでは、視聴者にも判断がつかない。

 

トイレットペーパーを筆頭に物資は限られ、娯楽もなし。娯楽になるのはメンバーとのおしゃべりぐらいだけど、それも独裁者のひと声で、いきなり中断される。

 

こうすればいいだろうという、原則論や方法論がまったく役に立たない状態。試されるのは社会経験の浅い若者で、社会経験は浅いけれども“社会に対して明確な意思を持っている”声のデカい”若者たち。声のデカい若者が、痛めつけられるのを楽しむという悪趣味も満足させる趣向。今後は、前言をひるがえして生き残りを図ろうとする若者の、変節を楽しむという悪趣味も満足させるんじゃないかと、予想する。

 

不自由なく育った人は“欠乏”、“足りない”という状態に、我慢ができない。

 

真っ先に奪われるのは自由時間で、ワガママいっぱいジャイアン風男子がまずは脱落する。今後の展開は次週の放送を待つしかないけれど、労働と報酬がセットになって、自由以外の物資も削られていくと予想。

 

アメとムチは、独裁者が使う常套手段。歴史の浅い国やコミュニティ、あるいはスタートアップでもいいけれど、ストックのない彼らが豊かになるには働くしかない。かくして独裁者は労働を奨励する。すっげーツマンナイ労働なんだけど。

 

歴史が浅くストックのない国やコミュニティあるいはスタートアップには、ステキなお仕事はあんまり降ってこないことを、強烈に皮肉ってる。文化的あるいは文明的なお仕事を得ようとする、国やコミュニティやスタートアップは、ツマンナイお仕事から始めてストックを積み重ねるしかないのか。

 

こつこつストックを積み重ねるのがイヤだったら、“奪う”を選ぶ人もきっと出てくる。コツコツより早いから。

 

ところが最短距離を行こうとすると、“信用”を失う。信用を失った国やコミュニティやスタートアップには、やっぱり文化的あるいは文明的なお仕事は回ってこない。

 

信用を毀損することなくストックを最短で最大化するには、どうすればいいのか。ただ生き残ればいいだけのサバイバルとは違う。文化的あるいは文明的にも勝利しないと、独裁者に勝つ、つまり民主主義が独裁に勝利したことにはならない。

 

全員の合意形成が必要なところが肝。いったん合意に至ったら、事態は動き出してしまい、もう後戻りはできない。

トイレットペーパーの代わりに化粧品を選んでしまったら、トイレットペーパーなしの生活に耐えるのみ。不衛生だけど、メイク、見てくれを主張する意見に同意したのだから。合意にガマンできないものから去っていき、多様性が少しづつ失われていくのも、強烈な皮肉になっている。

 

多様性を失った方がコミュニティの運営はうまく行き、みんなでハッピーなエンディングを迎えられるのか。それともまだ落とし穴が待っているのか。多様性を失って不活性化したコミュニティの方が、未来は暗そうで文化とも文明とも縁は薄そうなんだけど。

 

次回も楽しみ。7月10日(日)に3・4話が、 7月17日(日)に5・6話 が、7月24日(日)に7・8話が各々放送される。いずれも午前0時~1時、土曜の深夜24時から再放送があるっぽい。

 

お休みなさーい。

ネットワークビジネスが寄ってこなくなる、効果抜群のマジックワード

ネットワークビジネス」「殺したい」でこのブログにたどり着くのヤメテ

ネットワークビジネス*1を題材にした本のレビューを、すこし前なんだけど書いた。そのせいか、今でもそのエントリーには検索流入がある。微々たるものだけど。

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 それはいいんだけど、ネットワークビジネス」「殺したい」でこのブログにたどり着くのヤメテ―(>_<)ノ 物騒なことなんてびたいち書いてないから―。

 「ネットワークビジネス」「殺したい」で検索する人は、きっと自身がネットワークビジネスにずぶずぶに浸かっていて抜け出せなくて苦しんでる人か、過去に酷い目に遭った人。


般若のような顔で「ネットワークビジネス」「殺したい」で一生懸命検索するより、匿名投稿ブログ「増田」にでも自身の心情をセキララにぶつける方がおススメよー すっきりするわよー 上手に書けたらネットで話題になってテレビや新聞でも取り上げられるかもよー。

 

と、前置きが長くなったけれど、宗教や健康食品その他モロモロと、勧誘は何かとわずらわしい。わずらわしいけれど、いたるところに魔の手は伸びてくる。

 

ネットワークビジネスが寄ってこなくなるマジックワード

ネットワークビジネスを上手に回してる人は、とにかく口が上手い。彼らにかかれば、黒いものも白く見えるだけでなく、グレーなものも白く見えるようになるから油断ならねぇ。口から先に生まれてきたような人に、グイグイ押して来られたらたまったもんじゃない。

 

そんな時には、しつこい勧誘もあっさり撃退できるマジックワード「私・僕もやってるのよ、実は」を使えばいい。

 

リーディングカンパニー以外の会社の名前なんて、みんな知ったこっちゃないのが、この業界。適当な名前の会社をでっちあげて「〇〇っていう会社なんだけど、すでにやってるんだったらこっちに乗り換えない?少人数で回してるから、取り分も多いんだ」と逆に勧誘してみるのもいいかもしれない。

 

テケトーな話にホイホイのってくる相手はアホなんだから、縁切りすればいい。根拠希薄な話に興味を示すようなら、その人自身が稼げてない小者の証拠。稼げてない人の子分になってどうすんのさ。行き着く先は、「ネットワークビジネス」「殺したい」で検索する未来だよ。

 

悪徳商法に染まってる人の常套句は、「みんなやってる」。新車を買った人も、家を新築した人も、海外で豪華なバカンスを楽しんでる人も、染まった人の目から見ると、みんな悪徳商法で稼いだ不労所得ってことになるらしい。「あなたの会社の人も、何人もメンバーになってるわよ」と、彼らは自分たちの勢力を誇る。

 

一部上場企業やおかたい職場で、そんなことあるわけないじゃん。就労規則に抵触してるってば。

 

しつこい勧誘もあっさり撃退できるマジックワード「私・僕もやってるのよ、実は」を真に受けるから、彼らの視界に入る人は「みんなやってる」ことになってる。あーあ。

 

コピーを作ろうとする人には要注意

世の中いろんな種類の勧誘があるので、何がマルチで何がマルチでないのか。見極めるのもひと苦労。『ニューカルマ』にも書かれていたけど、悪徳商法か否かを見分けるポイントのひとつが“コピーを作ろうとすること”

 

こうしろ、ああしろと、あの手のビジネスでは売り上げが上がらない人には指導が入るらしいけど、お金出してモノ、商品買った上にああしろこうしろと命令されるのヘンじゃない?

 

優秀なセールスパーソンになりたいのなら、それを甘受するのもアリだけど、一般的な企業は「給料を払った上で」ああしろこうしろとアドバイスしてくれるよ?ホワイトな企業なら。(注:営業専従なら歩合制もアリ)

 

自分はやってなくても、近しい人がやってることにするのもアリ

「私・僕もやってるのよ、実は」と言いにくい場合には、近しい関係の人、兄弟や姉妹がハマってて困ってることにしても可。

 

「兄がハマってて」

「妹がそれで借金こさえて」

「義理の姉、兄のお嫁さんが手を出しちゃって、親族一同困ってるんだ」

「親と歳の離れた叔父さん(あるいは叔母さんでも可)が、甘やかされて育ったせいか世間知らずでさー、そうと知らずにハマちゃってて。しょうがないから、助けるつもりでうちの親からも、買うならそっちからにしなさいって言われてるんだー。こっちも助けてくれる?」

と、バリエーションは限りなし。そうして世の中は、ネットワークビジネスに染まってるように見えてネットワークビジネスとは無関係な人とネットワークビジネスにドハマりする人とに分かれていくんだ。

 

ちなみにこのマジックワードは、保険や金融商品の勧誘を断りたい時にも使える。関西人が言う、「考えておきます」*2と同程度。この台詞でお断りされた人は、別の攻略法を考えましょう(@^^)/~~~

 

お休みなさーい。

追記:id:wattoさんよりアドバイスいただいたのが下記のサイト。

連鎖販売取引|特定商取引法ガイド

本当にお困りな人は、ちゃんとした相談窓口に相談することをおススメ。

*1:ネットワークビジネスマルチ商法ネズミ講は法的には別物

*2:まったく興味がないからおととい来やがれを、角が立たないように言い換えたことば。真に受けてはいけない。

今が旬の北海道産さくらんぼ

佐藤錦といえば、高級さくらんぼブランドで山形の名産品だけど、北海道でも特産品。

 

メロンやスイカをのぞけば道外からやってくるフルーツが多いなか、さくらんばはイチゴと並んで、地元で採れたてが食べられる希少なフルーツ。美味しいで。

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 じゃじゃん。これから旬を迎えるさくらんぼ。200g入りで350円、3つセットで1000円~1200円と激安。

 

贈答用に使われるような山形の佐藤錦に比べれば、甘みはやや物足りない感じ。ちょっと酸っぱいところが「昔ながらの日本のさくらんぼ」っぽい。まだ出回り始めたばかりのせいもあるかも。

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甘さも濃厚なアメリカンチェリーに舌が慣れた今は、ちょっと酸っぱい昔ながらの味がかえって新鮮。

 

ちょっと酸っぱいさくらんぼが主流だった時は、甘さも濃厚なアメリカンチェリーの登場が衝撃だったので、一周回ってスタートラインに戻って来たような。

 

赤れんが庁舎の池には睡蓮が咲く。

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サマーニットとはいえ、長袖一枚では寒くて震えるような気温なのに、季節は着々と進んでる。ロコの人は半袖でも平気らしいけど、風の冷たさにはいつまでたっても慣れない。

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ピンク色のヤマボウシも今が満開。

 

しかし、ひまわりよりも早くコスモスもすでに咲き始めていて、季節感がまったくよくわからないことになっている。北海道に流れる時間は本州とはベツモノ。それだけはよくわかる。

 

札幌駅前の商業施設ステラプレイスを筆頭に、札幌市内中心部の路線価は上昇を続けていて景気がいいらしい。あちこちで地面を掘り返して何らかの工事が進行中なので、再開発が活発らしいと見てとれる。

 

その余波か、いつの間にかひっそりと閉店するお店も多し。

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パセオなのかエスタなのか。地下街の呼び名はわかりにくのよね。。とにかくJR札幌駅地下食料品街にあった「ぱんじゅう」のお店は、6月いっぱいで閉店していた。

 

小さな回転焼き風の素朴なお菓子「ぱんじゅう」は、北海道内でよくみかける地元菓子のひとつ。あちこちにあるように思っていたけど、気付けば地味に数が減っていってる。(※閉店ではなく、リニューアルオープンしてた。)

 

素朴かつリーズナブルなお値段が地元菓子の特徴とはいえ、コンビニ菓子もそれは同じ。コンビニは増え続け、ローカル色豊かなお店は苦戦を強いられる。

 

大通公園そば、大通西4丁目にあった生キャラメルで有名になった「花畑牧場」のお店も、いつの間にか高級時計を売るお店に変わってた。一世を風靡した生キャラメルでさえ、命短し。定番になるのは大変だね。

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大通公園そばとなれば、テナント料もきっと相当なもの。相当なテナント料を負担できる店舗が、高級時計販売店に変わるところが、世界級観光都市へと生まれ変わる第一歩か。

 

東京以北で最大の歓楽街すすきのへも徒歩圏なので、ワールドワイドでその筋の需要、プレゼントとか貢物とかが、もしかしたらあるのかも。顧客層がまったく読めないお店。

 

風営法が改正となって24時間営業するお店がすすきのに増えたら、地味に経済に貢献しそう。そういう賑やかさを求めてやって来る観光客も、きっと居るから。

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ラ・ジェント・ステイ札幌大通は、オープンを待つばかり。7月7日七夕の日がオープンなんだってさ。掘れば温泉が湧き出る札幌のこと、ラ・ジェント・ステイ札幌大通も天然温泉付きだそうで、偵察に行ってみたくなる。そのうちまた家出しよう。

 

ホテル向かいにあったコンビニも閉店し、あとは取壊しを待つばかり。コンビニはホテル内に移転し、新規オープン準備が着々と進んでた。

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 狸小路商店街にもほど近い、南2西5周辺は、リーズナブルな価格のビジネスホテル激戦区。リッチモンドにドーミーイン。名前が思い出せないけど、その他カジュアルなホテルもチラホラと。

 

2020年には、西5丁目の大通公園沿いにマリオットホテルが進出するとかしないとか。札幌ホテル戦争は劇化するばかり。老舗ホテルは大変だ。特に札幌グランドホテルとか。

 

海外富裕層奪い合いの時代へ。地元民にとっては、ご飯を食べに行ったりお茶したりする場所が増えるのはいいこと。たまーにしか使わなくても。

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何でもない仲通り(路地)の風景。何の変哲もないオフィスビルの寿命は、いつまで続くのか。新しい建物建てるの好きよね、みなさん。

 

最高気温が20℃もあったとは、とても思えない風の冷たい一日。空を見上げれば秋のようで、入道雲カモンと言いたいところ。今年もまた、半袖にはほとんど袖を通さずに夏が終わりそう。

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お休みなさーい。

いちばん気に入ってるチョコレートブラウニーレシピ

この暑さに焼き菓子も何だけど、夜になるとグッと涼しくなる北国では、夏に焼き菓子焼いてもヘーキさ。

 

チョコレートブラウニーのレシピもいろいろあれど、いちばん作りやすくて楽チンにできるレシピを備忘録的に。

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【材料】

 薄力粉 70g

米粉 30g

ベーキングパウダー 小さじ1

塩 少々

無塩バター 110g

チョコレート 100g

砂糖 100g

卵 2個

くるみ 60g

牛乳 大さじ1

 

【事前準備】

・型にバターを塗っておく

・薄力粉、米粉、べーキングパウダー、塩少々を一緒にしてふるっておく(2回)

・くるみは粗く刻んでおく

・チョコレートも細かく刻んでおく、バターも適当な大きさにカット

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器に細かく切ったバターとチョコレートを一緒に入れ、ふんわりとラップをかけて電子レンジに3分かけて融かす。

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スプーンなどでよく混ぜ、砂糖を加えてさらに混ぜてチョコレート液を作る(チョコレート液を作った後、オーブンを160~170℃にセット、予熱で温めておく)

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ボウルにふるった粉を入れ、中央部分をへこませる。中央のくぼみに、チョコレート液を流し入れ、大きめのスプーンなどでざっくり混ぜる。そこに、割ってほぐした卵、牛乳をくわえ、ムラがなくなるまでよく混ぜる。

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最後にくるみを加えてざっくりと混ぜた後、型に流し込んで160~170℃で35分ほど焼く

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完成。

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まだ冷め切ってないうちに撮った写真なので、飾り気もなくシンプル。ここに砂糖抜き生クリーム、あるいはアイスクリームを添えて、ベリー類を散らしてミントの葉っぱでも飾れば立派なデザートにへんしーん。

1つのボウルでできるお菓子―型も1つで全部できます

1つのボウルでできるお菓子―型も1つで全部できます

 

 こちらのレシピ本を参照。米粉を加えてアレンジしているので、サクサクした食感に仕上がる。


今回は張り切ってカレドショコラのチョコを使用。21枚入りで正味102gとちょうどよし。奮発したぜ( ̄^ ̄)と思うも、普通の板チョコ2枚分と、100円ちょっとしか違わず。しょぼい贅沢だった。。一般的な板チョコだと1枚50g程度なので、2枚必要になるんだな。

 

100円ちょっとしか違わない贅沢だけど、出来上がりのチョコ味は確実に濃厚になった気がするプラシーボ。そうか使用するチョコをアップグレードさえすれば、本人にしかわからない贅沢が味わえる。次は『SATURDAYS CHOCOLATE サタデイズチョコレート』の高級チョコで試してみよう♪

waltham7002.hatenadiary.jp

 レシピ、切り抜いたものがあったりパソコンに覚えさせているものもあったり。あちこちにとっ散らかってる。ネットで検索すればいいやとズボラ―ぶりを発揮していれば、いつの間にか検索順位の変動で、見つけられなくなったことも多々あり。

 

自分のブログにお気に入りレシピをアップしておいて、数が溜まったら順次フォトブックにまとめていけばいいやと閃いた★ 素晴らしきオウンドメディア、もといパーソナルメディアの使い方。

 

自分への備忘録として、このブログにも過去にレシピっぽいものを投稿してたけど、整理悪いから自分でも見つけられず。カテゴリーをつけ忘れてることもよくあったからな。。(遠い目)。

 

というわけで、このレシピもそのうちフォトブック行き。

 

お休みなさーい。

囁くような小さな声しか聞こえてこない、『ひそひそ星』見てきた

邦画では珍しいSF、しかもモノクロ。ごりごりのハイテクノロジーで魅せるSFではなく、きっとストーリードリブンな作品に違いないと思って見に行った。ゆっくりと流れる時間について、つい思いを馳せる。そんな映画だった。


園子温監督作/映画『ひそひそ星』予告編

主人公はアンドロイド・鈴木洋子“マシンナンバー722”は、昭和風のレトロな内装の宇宙船レンタルナンバーZに乗りこみ、滅びゆく絶滅種と認定されている人間たちに大切な思い出の品などの荷物を届けるために、宇宙を何年も旅している。(映画フライヤーより引用)

 登場する宇宙船は、内装が昭和のアパートの一室風なだけでなく、外観も一風変わっている。ビジュアルだけだったら、ヘンテコ宇宙船ナンバーワンとしてSF史上に輝けそう。帝冠様式」という建築用語が、脳内をよぎる。

 

きっとハイテクノロジーの真逆をいくに違いないという、予想に違わぬアナログなシーンが冒頭から続く。

 

ヒロインのアンドロイド・鈴木洋子がマッチを擦って煙草に火をつけるシーンは、日本映画がまだ元気だった頃、1960年代を彷彿とさせる。2016年の現代に撮ったとは思えない映画。

遠い未来から見れば、平成の2016年も昭和の1960年代も、誤差の範囲でひとしく過去なんだというメタファーと見ることもできる。その一方で、鈴木洋子さんはせっせと宇宙船の中という生活空間で、掃除したり洗濯したりお茶飲んだりしてる。どれだけ遠い未来に生きようと、生活は無くならないと見ることもできる。

 

未来というとついテクノロジー万能で、キラキラピカピカした風景を思い描きがちだけど、ここで描かれる未来は、アナログ臭が濃厚。鈴木洋子さんの乗る宇宙船は、未来においても“ポンコツ”という設定で、みんな一緒に「せーの」で最先端に移行できるわけでもないことを織り込んでる。

 

未来でも、きっと残るであろうアナログ臭濃厚な宇宙船に乗って、鈴木洋子さんが届ける荷物もアナログ。何しろ宇宙は広大なので、鈴木洋子さんが荷物をお届けするペースも超スロー。託されたすべての荷物を配り終るのには、十数年を要するのんきさ。彼女のお仕事は、超スロービジネスなんだ。

超スロービジネスだから、宅配業者の鈴木洋子さんは、アンドロイドでなければならない。生身の人間だと時の試練、時間の重圧に耐え切れないから。

 

呼べばすぐ来る現代日本の宅配便と違い、宇宙空間のクーリエサービスは時間がかかり過ぎる。しばしば届けるべき人の手に届けられず、荷物だけが宙に浮くことも。

 

届けられなかった荷物、あるいは長い時間をかけてまで届けようとする、その荷物の中身は何なのか。鈴木洋子さんでなくても気になるところ。ところがその中身はボトルメッセージのようなもので、とてもはかない。

 

届けと託した時には新鮮だった何かも、時間が経つにつれてシワシワカサカサになって、当初託された思いも色褪せる。荷物ともいえないような何かを受け取る人たちの、姿かたち込みで、切ないんだ。受取人はみな人間なんだけど、マシンが幅をきかす未来社会では、肩身狭そうで存在感も薄い。

 

人間の存在感が薄い世界では、大きな声を出すのも憚られるのか、すべての会話はひそひそ声。喜怒哀楽もかぎりなく薄くなって、ひそひそと、小さな声が世界を支配する。

 

ポンコツ宇宙船は、ポンコツなのになぜか子供の声を持ち、鈴木洋子さんと会話する。まるで宇宙船に意思があるようだけど、洋子さんともども人工知能と思えば違和感もなし。

 

子供の声なのにポンコツな宇宙船が、昭和の時代からタイムスリップして未来社会に飛ばされた、寄る辺ない子供みたいでこれがまた切ないんだ。

 

鈴木洋子さんも、宇宙船も、廃墟のような場所*1 に生きる洋子さんの荷物を受け取る人も、何もかもが切ない。取り残される哀しみや切なさが、画面全体から漂ってくる。

エンデの『モモ』が、なぜだか無性に思い出された。時間泥棒は出てこないけど、ここではゆっくりと流れる時間がかえって残酷なほどに溢れかえっている。『モモ』では時間泥棒に盗まれた時間(=余裕)をモモが人間たちに取り返すけど、『ひそひそ星』では凍った時間を人間にお届けするのが、アンドロイドなのさ。シュール。

 

ひそひそ星が、ひっそりと静かに光る星なら、真逆は超新星。ピカピカに光って眩しいほどだけど、実はあれ、爆発による滅亡の光なのよね。

 

「爆誕」「爆速」。華々しく登場した何かは、それまでにあった秩序やしきたりをぶっ壊して、成長を続ける。新世界の登場によって、粉々に砕けて各地に散っていった星のかけら、それまでの秩序や旧世界をしのぶよすがが、ひっそりと光るひそひそ星。

呼べばすぐ来る、検索すれば瞬時に目的にたどりつける効率化のかげで、ひっそりこっそり光っているのがひそひそ星。

 

効率とは真逆、いつ届くとも知れない、届くかどうかも怪しい荷物=メッセージを託された人たちも、荷物のお届けに戸惑ったり、心待ちにしてたり。その反応もまちまち。

 

ゆっくりと時間が流れる世界では、過去と今とをつなぐ荷物も確実には届かない。過去とのつながりを心待ちにしてる人には残酷だけど、過去とのつながりが希薄でいい人には、そのペースで十分なのかも。

 

効率や実用性がますます尊ばれる今だから、スローで効率とも実用性とも真逆な世界観が新鮮。アナログと接続する未来社会、あるいはアナログとも共存する未来社会で人間の相手をするのはアンドロイドという設定は、かなり好き。

ひそひそ星

ひそひそ星

 

 

モモ 時間どろぼうとぬすまれた時間を人間にかえしてくれた女の子のふしぎな物語

モモ 時間どろぼうとぬすまれた時間を人間にかえしてくれた女の子のふしぎな物語

 

 

監督・脚本の園子温氏について、何も知らなかったので下記リンクが参考になった。

realsound.jp

お休みなさーい。

*1:ロケ地は福島県の富岡町・南相馬浪江町だとか。廃墟らしさにリアルがあるのはそのせいですね。