クローズドなつもりのオープン・ノート

~生きるヨロコビ、地味に地道に綴ってます~

岩をも砕く季節

本日7月20日正午の気温は28℃。(←との表示だった)

 

北海道としては暑いけど、本州に比べればずっとマシ。昨日までは20℃前半と涼しかったせいか、風もひんやり。日差しは夏、空気はひんやりで、場所さえ選べば避暑地気分で過ごせる。

 

北海道新幹線の札幌延伸というゴールに向かって、札幌市内、特に中心部もアップデート中で、いろいろなものが取り壊されてリニューアル中。

 

この夏から秋にかけては新しい商業施設が次々にオープンして、観光客に対する導線も大工事中の札幌駅からより南、大通方面へと振れている。札幌駅は大工事中だから、バス停は移動するし駐車場も工事車輛優先で停めにくくなっている。

 

目的地まで間違いなくたどり着くには、健脚がいちばん。その次は公共交通機関と自転車かな。

 

使える駐車場情報に詳しい人なら今まで通り車でも構わないけど、見つけやすい場所の駐車場は、平日なのにこの時間でもう満車?という状態だったりする。

 

そういう日が来ることを見越して、とっても広大な駐車スペースや駐輪スペースをキープしている人はきっと、土地の大家さんや大家さんの代理。

 

その日暮らしとはよく言ったもので、遠い先のことを考える人がお金持ち。

 

開店前のパチンコ屋さんにできる行列、オープン前の新しい商業施設にできる行列。どちらにしても人だかりそのものは、観光地にとっては無いと寂しい。

 

7月も中旬を過ぎたというのに、好天と自分の都合との折り合いがつかなくて、せっかくの夏なのにドライブで遠くに出かけられず。

 

富良野のラベンダーはきっと見頃だろうと思いながら、まずは手近な幌見峠まで今年のラベンダーを見に行く。今年もラベンダーはきれいだった。


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札幌市内を見下ろしながら咲くラベンダーという、景色そのものはあんまり変わってない。


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だけどここから見る札幌の景色がほんのちょっと変わっているように、去年より今年、今年より来年とちょっとづつ変わっていくんだろう。

 

ビルやマンションが建ち並ぶ街の景色を見ていると、”街は生き物”だとつくづく思う。

 

次々にお店は入れ替わるし、ビルやマンションは取り壊されたり新しく建ったりする。夜中でも煌々と明るく輝くビルの数はきっと景気に左右されて、明るくなったり暗くなったりする。だったらますます生き物っぽい。


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変わらない部分と変わっていく部分がある。

 

景色と生き物。被写体として一見かけ離れているようでも根っこは同じで、違うテーマではなく同じテーマで追いかけていると、表層として現れる被写体は変わっても同じものに見えるのかも。見る人が見れば。

 

ペンギン推しの新しい商業施設推し?来年も現れるのかな。宙を飛ぶタヌキも、見ている限りでは二代目。


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美術館や博物館の展示品のように静止せず、変わっていくのなら生き物で生きている。

 

子供や若者が多いと活動量も旺盛で活発で、歳を取ると活動量は減る。街が若いと変化も激しく、そうでもなくなると変化もゆるやか。そういうことでもあるのかも。