スコーンのお供、クロテッドクリーム。単体で食べても美味しくとも何ともない、バターの出来損ないみたいな食感。なのに、スコーンに塗ってジャムと一緒に食べると、バターでもクリームでも出せない味わいがあって美味。
クイックブレッド全般に、もしかしたらぴったりなのかも。なかでも、喉が詰まりそうなほど粉っぽい、スコーンとの相性が極上ってだけで。
特に贔屓にしているブランドとかないけれど、「無添加」ということばには弱く、ついでに弱いのは「国産」。かといって美味しいものを諦める気は全然なくて、美味しくない「無添加」や「国産」で我慢するくらいなら、添加物まみれで外国産のものでも美味しければ気にしない。
そこはお財布と相談さ。という現実派ばっかりだと、欲しがりません勝つまではというイルージョン一色に染め上げるのも、難儀よね。
スコーンもクロテッドクリームも。作り方さえわかっていれば、無添加でも国産でももうすでに作れるものになっている。本家のものをありがたく押し戴くまでもないんだけど、思い込みや習慣を変えるのは難しくて、いつも一番最後。
してはいけない、やってはいけない。
厳格で厳密なルールやプログラムだけで動かしているはずの環境で、してはいけないやってはいけないことをやるのは、ヒト。人がいないことになってるはずの環境で、人が見つかったら変でおかしくて、そっちの方がプログラムミスで設計に問題ありということになる。
人がいないはずの場所に人がほっぽり出されていたら、一体何の罰かと思う。
だから人がいないはずの環境にほっぽり出された人は、助けを求めてルールや決まり事を敢えて犯し、ここには人がいるとSOSを発して救出を待つのかも。広い世の中には、厳しいルールを敢えて課しながら、その厳しいルールを破る掟破りを好ましく思う、倒錯した輩もいるもんさ。
地面に積もった雪は融けにくく、融けにくいから時間帯によっては雪景色のまま。とはいえ木に降り積もっていたはずの雪はすっかり融けて、ワサワサの葉っぱもそのまま。葉っぱはまだワッサワサだから、突然の大雪でも冬が来たという感じは全然なくて、気分はまだ晩秋とのんびり構えてる。