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21世紀フォックスの傘下に20世紀フォックスがあり、21世紀フォックスが誕生したのは2013年とまだ日が浅かった。ナショジオもディズニー傘下入り。お子様に安心して見せられるコンテンツを揃えて有料の壁で覆ってしまえば、低きに合わせる必要もなくなってひと安心やね。
家事のながら視聴のおともに、『ラプンツェル あたらしい冒険』を見る。見たのはAmazonプライムだけど、そのうちAmazonからディズニーコンテンツが引き上げられる日が来るかと思うと、不便だね。
映画館まで足を運びはしないけれど、それでも見たくなるのがこの手の作品。お気楽でテキトーに流せるストーリー展開かつミュージカル要素もあるから、家事のお供にぴったり。
テキトーに流し見するのがもったいないほど、ストーリーもキャラも完成度が高く、そのうえおとぎ話の延長線上にあるから、過激な表現もないのがいいところ。映画やフィクションを見るたびに、感情を大きくぶん回されてたらたまんないでしょ。
平常心で流し見できる、薄―いものでちょうどいい時もある。
おとぎ話の延長線上にあるとはいえ、最近のお姫様ものはお姫様の定石を大きく踏み外すものが主流。ラプンツェルも、靴さえ履いてない裸足のプリンセス。
そして王子様とお姫様は仲良く暮らしましたとさ。
では終わらせないのも近頃の傾向で、そもそもラプンツェルの相手であるユージーンも、王子様じゃない。
ラプンツェルといえばあの長ーい髪の毛が特徴で、『ラプンツェル あたらしい冒険』でも、髪の毛が大活躍。このあたりの動きはさすがのディズニ―アニメで、実写でやると嘘くさくなることもアニメだと自然に見える。
ついでに大事なポイントは、どのシーンもとっても明るい。ポジティブ。
そりゃよからぬ悪だくみをする連中が出てきたり、やや苦悩する王様が出てきたりもするけれど、作品の90%以上はポジティブ要素で出来上がっている。
明るくて楽しくてイヤミのない作品を作る方が、どう考えても難しくて、難しいから賢い人にしかできない。
他人をこき下ろして取る笑いは下品で、イヤミ。他人を下げてしか取れない笑いは芸のない人がすることで、ちゃんとした芸を持ってる人は、そんなことまでして笑いを取りにいったりしない。
明るくて楽しくてイヤミのない作品は、時としてとっても軽いんだけど、その軽さはきっとさまざまにしばりつけてくる重力から自由だから。自由だから軽い。
その逆に、いろんなものにしばられてる作品は重い。してはいけない縛りもあれば、これもあれも盛りこまなきゃ縛りもあって、とにかく自由じゃないから重い。
たまには重いものとじっくり向き合うのもいいけれど、ながらや暇つぶしなら、軽い方が向いている。
こんなことが許されていいんでしょうか!?と365日やってる人は、どう考えても重い&鬱陶しいから、敬して遠ざけるくらいでちょうどいいやね。
お休みなさーい。